もう訪れた方も多いでしょう、箱根の星の王子様ミュージアムに台風接近の雨の中行ってきました。
入り口を入ると、傘をさして、「地理学者通り」へ。
1900年初頭のプロヴァンスの街並みだそうです。


←街並みのサインにもサンテグジュペリゆかりの名前が書いてあって、期待感も高まってきます。
「地理学者通り」を抜けると、「点燈夫の広場」や「コンスエロのバラ園」へ。
ここでは、傘をさしてたので、あまり写真は撮れませんでしたが、まだ赤いばらが咲いてました。
そして1900年のリヨンの街並みを再現した「王様通り」へ。
ここの一番奥がサンテグジュペリの生家で、ここからが展示の入り口です。
ホールの階段の一番下に、飛行士の眼鏡をかけた人物(?)のイラストがあって、印象的でした。

展示ホールの中は、「9つのエポックで辿るサン=テグジュペリの世界」(パンフレットより)とあるように、年代ごとに展示されています。
それぞれの時代の部屋が再現してあって、興味深いですね。
子供部屋の再現、これは、絵本やおもちゃ箱があって、じーんときました。
写真や説明もちょうどいい感じで配置されていて、見ながら読みながら歩いていけて、すーっとはいってくる具合がよかったです。
青春時代、路線飛行士、砂漠の中継基地、南米のバラ、パリ時代、ニューヨーク時代を見ていきながら、すっかり心はとりこになってしまいます(笑)。
二階の展示が終わる頃、ショートフィルムが目の前に広がりここでもジーンとしてしまします。→


そして展示ホールの階段を降りると、そこは「星の王子様」の世界です。
星の王子様の登場人物に出会い、世界各国の星の王子様の本にも出会います。


展示ホールを出たら、「飛行士通り」に出ます。ここで、ちょっと一息。
映像ホールでの上映までの待ち時間を、サンジェルマン・デ・プレのカフェで一休み。
ここは、1930年代のパリの街並みを再現してあって、お店のショーウィンドウのディスプレーも楽しい。
この辺りは「実業家通り」。
行きたかったパリの街並みに出会えたような気がしますね。
佐伯祐三や荻須高徳の描いたパリっぽいかな?
花屋さん(その名もコンスエロ!)のところからトイレに行けるようになってます。





そろそろ上映時間、映像ホールへ。
プレショーを見て、「えっ、これが映像なの?」なんて思ってるうちに終り、別室へ入っていく。(ホッ)
雨のため、全部で10人もいなかったかもしれませんね。
ゆっくり見ることができました。内容は見てのお楽しみ。

映像ホールを出ると、庭園の広がるサン・モーリス・ド・レマンス城です。
展示ホールを入ってすぐのところで、このお城で幼年時代を過ごしたと書いてあって、圧倒されたそのお城!が目の前にあるんです。

でも、ここは、雨も降ってるから、ミュージアムショップへ急ぎます。
ここでは、小さいイヤープレートを購入。
毎月来て、スタンプを12個押そうと、ひそかに思っているので、チャイナドールは次回のお楽しみに♪
クロスステッチのキットもありました、これも、先の楽しみに。
箱根の仙石原に「星の王子様ミュージアム」ができるよ、って聞いたとき、それでは、早速行かなくちゃって思ってたのに、なかなか行けませんでした。
車で行けば一時間とかからないところにあるのに、です。
箱根は近場の観光地という感じでなかなか行けなかったのでしょう。
それが、今回、用事があったので、台風の来てる最中に行ってきました。
そして、思った以上によかったので、毎月行きたいと思ったぐらいなのです。

サンテグジュペリは、「星の王子様」しか読んだことがありません。あと、教科書に載っていた「夜間飛行」ぐらい。
これからは他の作品も読んでみたいですね。

入り口にあった、飛行眼鏡をかけた人物はサンテグジュペリ本人だったのでしょうね。リンドバーグと同時代に生きて飛行を心から愛してた人だったようです。そして、何人もの遭難した飛行士を助け、自分も九死に一生を得ながらも、最後は飛行機に乗ったまま行方不明に。

もう一度「星の王子様」を読もうと思いました。

■サンテグジュペリの写真を見て、Mr,Beenに似てるなと思ったのですが、、、Mr.Beenのフランス人版。