DEEP
作 月島水月
前書き 一応、話の進行に合わせて更新していく予定です。 未読の方にとっては若干ネタばれの部分もあるかもしれませんのでご注意ください。 ただ、これは私だけの事なのかも知れませんが、私は何となくオンライン小説を見る際に先に人物設定資料を見てしまいます。 余程暇な時は兎も角、大抵はこれで読むかどうかの判断をしてしまうんですよね。まぁ、本当はこれは良くないとは思うんですが。 ですからその辺の事も考えつつ、これには作品紹介も兼ねて作製している積りです。 ところで私は、この作品に対しては飽くまでもエンターテインメントであることを念頭において製作しております。 気分次第で色々な要素が絡む可能性も有りますが、余り仰々しいテーマを盛り込む予定は有りません。(とか言いつつ第四話時点でかなりへヴィー臭いですが) よって、その手の突っ込みに関しては私にあからさまな落ち度がある場合以外は出来るだけ遠慮願いたいのです。 つまり、度を超えて差別的であるとか、明らかに矛盾があるとか、考証がおかしすぎるとか。 魔族とか、戦争とかを話に盛り込むので、ある程度は絡んでくることだと思いますが、意図してやっているにしろ酷い……とかいう場合も、これは是非ともご指摘ください。 勿論、こちらが気付かずにやっていて、注意下さる分には大歓迎です。 けれど、細かい点に付いて議論をする積りは有りません。いや、これは別に一切の読者様の意見を無視するとか言うことではないのですが。 ……実はたまに、極稀にですが、悪意を持って揚げ足を取るために指摘される人がいるようなのです。 ──まぁ、つまり、ここまでは防衛線です。ので、特に気にしないでよいかと思います。(笑) 気を付けている事 今まで結構な数のオンライン小説を読んできて、自分なりにエンターテインメント性に優れ、読みやすいと思われる書き方を考えました。 無論、それが達成されているかと言えばまだまだなのですがね。 ──エンターテインメント小説の基本かなと。特にディスプレイで直接読む場合は必須だと思います。 幾ら内容が良くても、文章が詰め詰めだと読む気も起きません。……少なくとも私は、ですけど。(笑) ──キャラが多いのはいいと思いますが、キャラが立つ前に増やされては誰が誰だか分かりません。 再登場時に、「誰だっけ、こいつ」と言うのも痛いので、その際にはくどくても簡単な説明文を入れたいです。 ──自分で言ってて耳が痛かったり(汗)。でも、これは重要だと思います。 詩的な文章は効果的な場面で使うと映えますが、使いどころを誤ると痛いし、寒いだけですから。 ──会話文を増やすとテンポが良くなりますが、地の文がしっかりしていないと頭の悪そうな文章になると思います。 この辺もバランスよく。……まぁ、ここが一番難しいかも知れません。 ──短い文章を沢山集めて連載すると、唐突な展開に陥りやすいと思います。 一話ごとに区切りをつけなければなりませんから、世界がぶつ切りになって入り込み難くなるのも問題だと思いますし。 ──これは単に個人的趣味です。明るい雰囲気と、シリアスな雰囲気の上手く調和した作品が理想ですから。 後は、安易にダークに走りがちな自分への戒めです。 ──これも単に個人的な事情なのですが。間違った表記をされるとどうも気になってしまうんです、私。 例:一応⇒いちよう。気を付け⇒きよつけ。などなど。 ──特に理由が無い限り、本文の表示は味気なく行きたいです。 フォントサイズ変更、カラー変更などは余程効果的にやらないと見辛くなるだけだと思いますので。 私にはその手のスキルは皆無に等しい為、精々文字表示位置の操作程度しかやる予定はありません。 まぁ、これについても右寄せは人によっては見辛いと思われるかもしれませんけど。 すみません。ついだらだらと書いてしまいました。 いい加減鬱陶しいだけでしょうので、以下は設定資料のみにしたいと思います。 幕外 [製作資料]
キャラクター設定資料[序幕時点] フィジアルト=ヴァルスティン(フィズ) 年齢不詳。外見年齢20歳。 第二期神魔戦役時に神に戦いを挑んだ『負界の五魔王』と呼ばれる破壊神直属である最強の五魔族の長。 書物に、無の界の魔王、虚空王、死霊の王、果て無き虚ろ、などと記される。 大戦の折、唯一封印を逃れた魔王でありながらその力を表わす記述は奇妙なほどに少ない。 他の四魔王が特定の種の魔物の亜種であるのに対し、彼のみ唯一の一個体であるのも特徴とされる。 性格は温厚、冷静で、ボケの塊のような使い魔エフィールの失敗に気苦労が絶えない。 魔族としては”善良”であるが、やはりどこかに感覚のずれがあるらしく、道徳的とは言いがたい。 厭世的で、悲観的な部分もあり、どちらかと言えばマイナス思考の持ち主。間違いなく苦労人。 艶の無い銀の髪に、深い銀の瞳。左眼だけを覆う片眼鏡をした考古学者風のスタイル。 ある目的の為に遺跡や骨董品屋にも通っている為、彼の正体を知らない街の住人は彼の事をアカデミーを卒業したての若手学者だと信じて疑っていない。 全編を通しての主人公。 エフィール=ヴァスキス(エフィ) 年齢不詳。外見年齢15歳。 ”虚空王”フィジアルト=ヴァルスティンの使い魔であり、並の魔族をはるかに凌駕する魔力を有す。 書物によれば、”三番目の虚無”であるらしいがその意味は不明である。 大戦時、初代英雄皇アルヴァイル一世によって封滅されたと言われていたが、近頃その健在が確認された。 全く持って種族の特定がされず、恐らくは虚空王によって創造された魔道生命体であるとの見解が主流である。 一言で言ってぼけ。余りにもお約束極まりないドジキャラ。 そのダメっぷりで主であるフィジアルトに迷惑を掛け通しである。 好意的に性格を分析すると、優しく、素直であり、天真爛漫。魔族らしさの欠片も無く善良。 精神年齢はその十代半ばの外見と同じか、それよりも低いが、実は千年以上生きた大魔族である。 黒髪黒目。長い髪はその日の気分によって色々と髪形を変えているようだが、彼女の最愛の主は気にもしない。 周囲の人間は彼女がフィズと常に行動を共にしているのを知っているが別段恋人同士だとは思っていない。 客観的認識としては、フィズの手のかかる妹。 フィズが外見に反して落ち着いているため、そのぼけっぷりが余計に目立つ。 ぼけ担当ヒロイン。(謎) シャロン=ブラウゼス(シャロン) 年齢不詳。外見年齢17歳。 謎の少女。哀しみに満ちた街から哀しみが消えるまで、哀しみに満ちた場所にだけ咲くという花を売り続けている。 清楚で可憐。誰に対しても常に丁寧語で話す、慈愛に満ちた優しい少女。 前向きなようでいて、自分自身に対しては後ろ向きな所もある。 ただ優しいと言えば聞こえはいいが、他人に対して最後まで強く出られなかったり、不要な謝罪を繰り返してしまうと言った面もある。 イメージカラーは白。同じ銀髪銀目でも黒に近いフィズと違ってこちらは殆ど白。 肌も透き通るように白い為、その儚げで美しい容姿とあいまって誰が見ても人間には思えない。 街の住人は誰も彼女の存在を知らず、ただ都市伝説のように白い花売り少女の噂だけが流れている。 不思議担当ヒロイン。(?) レイハール=アルン=クラリス(レイハ) 正真正銘17歳。限時点で唯一の年齢”非”詐称キャラ。 第二期神魔戦役時に神に戦いを挑んだ『負界の五魔王』と呼ばれる破壊神直属である最強の五魔族の一人──の、転生。 アルヴァイル帝國においてもかなりの権力を有するクラリス伯爵家の令嬢。 伯爵令嬢として教育されたものの、淑やかでもなく、高慢でも無い。むしろ庶民的。 身分には余り拘らず、誰に対しても気軽な態度を取る。気は強い方で、ツッコミ属性より。結構色々呆れがちな性格。 最近の悩みの種は訳の分からないストーカー男(フィズ)のほぼ毎日に渡る訪問である。 勿論、彼女自身はフィズの正体も、自分の正体も知らない。 密かに自慢でもあるストレートの金髪に、神秘的な翠玉色の瞳。 屋敷の中では仕方なく貴族令嬢らしいドレスを着用。せめてもの抵抗に簡素なデザインのものが多い。 外出時は飾り気のないワンピースなど、普通の少女と変わらない格好をする。 髪形は動きやすいようにポニーテールにすることが多かったが、フィズが妙に喜んでいた為、不気味がって止めようかと考慮中である。 メインヒロイン──予定。(苦笑) 黒竜団第三騎士団々長(本名不明) 年齢不詳。40歳前後と推測。 魔族殲滅部隊である黒竜団の内、帝都防衛を第一任務とする第三団の剣士部隊の長。 黒竜団総長『テンペスト』より、直々に虚空王討伐の任務を受け、闇を砕く聖剣”ダークブレイカー”を賜る。 意外と偉い人物にも拘わらず本編で名前が出ず。憐れ。 登場:序幕 |