『彼』の物語
第五章 『烏賊』
作 謎の嘘つきさん 「烏賊…だとぉ? ざっけんなや、おお!!!?」 平和な日々ってのは続かねぇもんだ。 階堂のクソも去って、漸く少しは落ち着いたかと思いきや…牛がこのオレ様を呼びつけ腐りやがって!!! あぁ、気分わりーぜ!!! こういう日はどっかてきとーな奴をぶちのめすに限るんだが… ヒゲがーーー!!!!出張だぁ???嘘つくんじゃねーよ!!! 帰ってきたら今度こそ殺す!!!脳味噌かち割って花でも植えんぞ!!!? けっ!!! 気分がわりーのはそれだけじゃねぇ… また使徒とかゆー奴かよっ!!?しかも!!! 烏賊!烏賊!!烏賊!!! どっからどー見てももー烏賊そのもんじゃねーか!!! いくら人間やめるっつっても烏賊はねーだろ、烏賊はーー!!! 「ちっ…某エヴァSS作家さんには悪意はねーけど、オレは烏賊がこの世で最もきれーなんだよ!!! 修正してやるからかかって来いや!!!!」 「し、シンジ君落ち着いて…焦ったら相手の思う壺よ…」 牛がスピーカー越しになんかほざいてきやがった。 何だこれは? 通話料金ただだってゆーからアフリカとかヨーロッパとかにかけてそのままほっといたりして遊んでやってたが、この携帯… 盗聴&強制通話機能付きかよっ!!! 舐めやがってーーー!!! オレは素早く受話器に向かって叫ぶ。 「てめーポワ決定だ牛! 帰ったらそっこー殺す!!! …いや、その前に輪姦す!!! 無論このオレ様には相応しくねーババァだから、日ごろの礼も兼ねててめーの部下に犯させてやるからな!!!」 「そ、そん──「な、何だって!!!ナイスだシンジ君!!!」──なっ!!!??」 そこで急に割り込んでくる謎の声…誰だ、こいつは…。 「か、葛城さんが俺のもの…? あぁ…あんなことやそんなことまでオッケーなのか!!!? おっと、まずいまずい…こんなこと口に出して言ったら、俺の人生も恋路も破滅だからな…」 なんか知らんが、てめー思いっきり声に出してんよ!お約束過ぎるぞコらぁ!!! 「ふふふふふ…葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの……葛城さんが俺のもの…」 ダメだな…こいつ。 逝っちゃってんじゃねーよ!!! 「ひゅ、日向君!!!」 「わ、か、葛城さん!!!?」 「だぁ〜れがあんたのものですってぇ〜〜!!?」 「も、もちろん葛城さんがオレので…わああ、し、しまった!!!ぐあ、ご、あああああああああおっ!!! おうおうおういあ、ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」 「はぁはぁはぁはぁはぁ…」 何やってんだ、こいつ等は? ちっ…愚民どもが!!オレを無視してんじゃねーよ!!! 「牛…てめーはオレをぶれーにも名指しで呼び出しやがった上、オレ様のありがたいお話まで無視しやがった… その罪、並みの苦痛で贖えるとは思うなよ…くくく…達磨は好きか、牛??」 「だ、達磨って…う、嘘でしょ…??」 「ぎゃーはっはっはっはっは!!! 怖いか!ならば泣け!喚け!!叫べ!!! だがぜってーに許してやらねー!!!! 貴様はいたぶってから殺す!!!!!余った肉は食ってやるから安心しろ!!!」 「ひ…い、いやーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」 ぎぃひゃひゃひゃひゃ!!! 全くクソ虫の怯えるのは快感だな!!! なんか段々自分が人間で無くなって来たよーな気もするのがやや哀しーけどな!!! これじゃほとんど、デー○ァだぜ!!! 「良かったですね、葛城さん!鬼○王様と一つになれるのですよ!!」 「ま、マヤ…なんか怖いわよあなた…!! そのカッコは何?それとその呪符は!!?」 「あ、これは我が一族に伝わる…」 「マヤの一族って一体…(汗)」 マヤだぁ? なんだ、こいつは? ちっ、全くいかれたやろーどもだぜ…っと…。 いかれた…いか…烏賊!!! そう言えば烏賊はどうした!!!!? 「お? 鞭をだしやがったか!!!生意気な奴だ!!! 烏賊のくせしやがってよ!!! ならばオレも出す!!!ローズ○ィップ!!!!!」 死ね!!! オレは烏賊の懐に飛び込むと、切り裂きポチョ○キンの数千倍の素早さで左右に移動しつつ、鞭を狂ったように打ち付けてやった。 何だか烏賊が喜んでるよーな気がすんのは気のせーか??? 「おらおらおらおら!!!!!」 ぎしゃーーーーーーーーー!!!! 「ぎぃひゃひゃひゃひゃひゃ!よえーぞ、使徒!!! ん?左──はっ、甘い!!! そんなもん読め読めだぜ!!オレはニュー○イプを超えている!!!」 全くこいつも話にならねーな…武器が使える以上前のタイツ仮面よりは知能が高そうだとは思ったが…ダメだな。 しかも武器が鞭とは笑わせんぜ! 使いこなせてねーしよ!! トラン○スの剣と同じくらいハッタリじゃねーか!!! 「そうゆーてめーに天誅!!! っはー、正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!正義!」 鞭を根元から切断! 大体そうゆー武器を体の一部にくっつけてる奴はむかつくんだよ! 「さぁて、止めだ!鞭はしまって… これだ!骸○の剣!!!」 叫びつつオレは異次元から剣を取り出す。 その際にNERVのセンサーがいくつか壊れたようだが知ったこっちゃねー!! 「おら!!そろそろ死ね!!! 骨まで残らず塵になっちまえよ!!!」 ざしゅ──ぶんっ!!! パサ… 「目標完全に沈黙いたしましたー…流石鬼○王様!!! ああ、そのお力で私めを是非『无』にっ!!!!」 「っせーぞ、狂信者が!!! 貴様も後で殺す!!!」 「あ、あり難き幸せ!!この魂はあなた様のもので──ばむっ」 うぜー女だ…。 オレは携帯を破壊してからその辺に捨て去った。 不老不死など夢見やがって…ばかが! まぁ、オレは仙界を支配して、そんなもんとっくの昔に手に入れてるがな!!! ったく…ばかしかいねーのか、NERVってのには…。 あぁ、特に… 「てめーだ!ウサギ女!!!!!」 「『闇(○イア)』の使命に従いな──「天翔百○拳!!!」ぶ!!」 だああ!!! 毎回しつけー女ーだな!!! だいた──……あん? 「何やってんだ、てめーら」 視線の先にあったのは恐怖の表情を浮かべたまま固まってる二組の彫像だった。 ジャージマンと…ヲタクくせーめがねだな。 よくよく見れば烏賊の残骸がすぐ側まで迫ってんな…。 けっ…そんなくれーでびってんじゃねーよ、タァコ!!! あぁ…気分わりー。 「烏賊焼きにして食やーよかったか…」
後書き by 謎の嘘つきさん また唐突ね? いまいち落ちてないのは執筆時間三十分余りだからよ…。 その辺りは了承しなさい…。 ではね…うふふ。 あ、それともう一つ。わたしは烏賊は嫌いじゃないわよ?(笑) |