
風のように
by もんた
貴方は、上のお節介のような呪文をどのように読まれたでしょうか。一行一行
にニヤリとした方は、しぶとく生き残って来たライダーではないでしょうか。一つ一
つに救急車にお世話になった思いが込められています。
若い世代にはバイクは「自由」「飛翔」「自己表現」「満足」そのものではないでし
ょうか。誰にも邪魔をされず思い通りに走る。浮世の憂さはすっかり忘れ、心は
公道サーキット。頭の中はカラッポ。走ることに専念し、風と友達になる。いや、
風になる。
年をとっても思いは変らない。いや少し根性込めないと乗るのが億劫になる
人もいます。でも乗ってしまえば若い心と同じく、風になってしまいます。何度で
も風になって下さい。でもオホーツクの北の海上へ去ってしまわないで下さい。
接触・転倒・衝突など絶対にしないで欲しい。「俺だけは別だ。」「俺は上手いか
ら。」そんな思いのライダーが如何に多いか。貴方の廻りにも一人や二人いま
せんか。19歳で深夜に正面衝突、植物人間の様に何ヶ月も病院に入っている
人が。娘の同級生に、友人のその又知り合いに。
一度目の救急車で、「さよなら」も言えずに逝く人、一度目では懲りず「運が
悪かった。もう大丈夫だから。」と思っている人。私は運良く二度も救急車にお
世話になりながらその後もバイクを楽しんできました。お節介ですが、上記の呪
文を唱えたいと思います。我が家の次男にも渡しましたが、さて、守ってくれる
でしょうか。守って欲しい。各一行の中に、例えば「車の横すり抜けは+15Km
以内」と云う文言にしても沢山の理由がそこに埋まっている。
@ こちら車線は渋滞。対向車線から右折車が曲がって進入してくる
A トロトロ走っている車のドアがいきなり開く
B 歩道の切り下げ部分にいきなり左折する(駐車場、GS等)
C 何も無くてもいきなり左一杯に寄せて停車する(コンビニ前等)
D 前の車にイライラして車線を変える
等々、挙げればすぐに十指に及ぶ位有ります。救急車二度の経験者から見て、
湘南海岸や保土ケ谷バイパスの広い路肩を制限速度以上で突っ走るお兄さん
は、一度の救急車で、霊柩車に乗り継ぐ予備軍だと思います。しかし声を掛け
てあげる間も無く走り去ります。
ジェット型の格好良いヘルメットのお姉さん、ヘアスタイルを気にする土方
ヘルメットのお兄さん。バイクでちょっとこけると、ヘルメットの重みで頭から落
ちるのですよ。奇麗な顔を道路に何mもこすりつけて行くんですよ。夏でもフル
フェースをお勧めします。
風になろうと思わないお父さんやバス代の代わりに原付に乗っている方、
急ぐ事は絶対に無いと思って買い物に利用しているお母さん。バイク事故は
恐いど。15Kmで接触しても救急車ですよ。今からでも遅くないです。ライダ
ー安全10原則を守りましょう。そして、たまには原付だって近くの公園に連れ
て行ってあげましょう。愛車と共に風になってみませんか。