【実験を終えて】


本実験を終えて、はっきり言ってまだ悩む点は多くある。と言うか、納得できぬまま終わってしまった。本実験の結果から、溶存酸素ストレスに摘心の効果を加えることによりがくが大きく見た目においしそうなトマトが出来るとしたが、人の反応は様々で、逆に気味が悪いと言う人がいた。さらには、がくが枯れかかっていて、いかにも水分ストレスがかかって出来たと思えるトマトと、がくが大きく健全な、摘心を行った本実験結果から推奨されるトマトとの食味のパネルテストを行った結果、がくが枯れているほうが「おいしい」、「甘い」と言う反応が多かった。よって、従来の生きるか死ぬかの瀬戸際まで水分ストレスをかけて栽培したトマトの方が「おいしい」のかもしれない。だが、私としては本実験結果から推奨される栽培方法の方が、見た目にも「美味しそう」で、かつ「味が濃い」と感じた。よって、本卒業論文に至った訳だが、実験データをとっている段階での高糖度の果実はむしろ水分ストレスによりがくが枯れかかっている果実であり、本実験から推奨される栽培方法でのデータはほぼ無い。今後、よりいっそうの実験を行い、より良い栽培方法を検討していってほしい。