[5/28追記]
庄内日報によると写真付きで解体工事が26日より開始されたとの報道がありました。誠に残念です。
http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/0/ad_vw.cgi?p=dy:2007:7:28
入札金額帯の差が割高であり、その差がわずか2.5%しかない事。7/3の予定を繰り上げての急な解体工事着手は気になるところです。
[5/27追記]
「日和山公園SL撤去工事」の入札及び契約について
残念ながら撤去工事の契約が決まったようです。
http://www.city.sakata.lg.jp/Contents/ePage.asp?CONTENTNO=2779
入札金額帯7,700,000〜7,900,000円
工事契約金額(消費税込)7,700,000円
工事時期 平成19年7月3日〜9月28日
これだけの費用があるなら、一部を維持費用に割り当てる形で保存も可能と思われて残念です。78653号解体危機の時には執行が決まっていた撤去工事を、各方面の方々の努力によって止めることができましたが、今回はどうなるのか心配しています。
[5/16追記]
残念ながら2007年7月13日、酒田市様より
「動輪のみ適所に展示保存」とのメールが届きました。
以下、酒田市様からのメールの抜粋で、課題も多いですが一般的な地方自治体がかかえる問題ともいえましょう。→わたくしの少ないC50123号、78653号の補助的活動経験から青色文字にて課題を併記
(1)再整備には新規製作と同様の作業が必要
→複数の施工業者から見積を取ったのかどうか
素人の愚考になりますが、他の場所に一時移設して修復、その後公園に戻すという2度手間作業・運搬のケースを除いても、かなり多い工数(経費)、という印象を受けております。
→ボランティア活動併用で経費の圧縮が可能
(2)地元SL愛好会会員の高齢化が進み将来にわたり維持管理の見込みがない
→若い世代の会員募集が課題
(3)市民による新たな動きがない
→展示車両の荒廃は市民の無関心や部品盗難などの犯罪を招く場合が多い
→保存会様には積極的な広報活動を推奨
(4)動輪部分については保存と展示が可能
(5)財政的に厳しいこと
→地元市民の強い要望があれば78653号のように自治体は検討します
まずは、解体決定にもかかわらず酒田市様に再考を要望していただいた皆様と、酒田市様に感謝申し上げます。
(1)〜(5)の課題をクリアできれば保存継続の説得は可能と思われますが、簡単なことではなく、解体の時期も近々に迫っていることから難しい局面を迎えています。
9632号のすべてを保存するのが難しいとの酒田市様のご判断ですから、どこかの団体・法人様が受け入れていただければ幸いです。
以下、9632号解体・撤去のいきさつですが、他方面で同様の課題が発生した場合の参考になれば幸いです。
今回、T.K生様からの情報と合わせて、わたくしも2007年6月上旬に撤去の方針であることを酒田市に確認を取りました。4/23付けで「全国の鉄道愛好家より、保存継続の要望が寄せられたことから再検討を行います」とのメール配信を頂きました。その一方「財政的に厳しい状態であり、市の負担を少ない方を選択せざるを得ない場合もあります」と併記されており、解体撤去の可能性も否定できません。
酒田市様におかれましては「財政的に厳しい状態」とのことですから、代替・復元製作は資金面・技術面でも不可能と思われますが、貴重な産業文化財である蒸気機関車ですので保存継続・修復整備の方向で再考いただきたく、このページを開設しました。
一般的に代替・復元製作が難しいといわれる、台枠やシリンダー・ボイラー本体等の基本構造物は、相当の厚みがあるので9632号も痛みが少ないと推察できます。
同じような保存状態の例として、日立市から青森県深浦に移設保存されてる78653号があります。状態が懸念されていた78653号は、解体・移送・再組立てに際して、なんら問題はありませんでした。9632号も静態保存であれば充分耐えられるはずです。
アスベスト除去の課題もあるようですが、すべてを完全除去する方策だけでなく、資金面で負担が大きくない塗料による固化等の適切な処置によって安定化させることも可能です。
保存継続後の活用方策として、
昨今のレトロブームによる観光的活用だけでなく、機械工学や鉄道の街酒田としての郷土の歴史の伝承の象徴としての活用、市内各所にある歴史的建築物との組み合わせ観光の相乗効果等、多様な途があるものと信じております。
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9600型蒸気機関車主要緒元
機関車重量 60.35t
全長 16.563m
最大軸重 13.7t
軸配置 1D 動輪径 1.250mm
シリンダー 508×610mm 加熱式
火格子面積 2.32m2
ボイラー圧力 13kg/cm2 シリンダー最大牽引力 12.8tf
動輪周最大出力 870PS
最高速度65km/h ワルシャワート式弁装置
炭水車重量 34.5t
石炭6.0t×水13.0m3
9632号車歴
製造: 1914年 川崎造船所
配置: 1933年4月1日 長野
配置: 1947年4月1日 米沢
配置: 1961年4月1日
長岡第一
廃車: 1972年3月27日 酒田 |