- 従来型パンサー戦車の生産性の向上と、装甲の強化を目的に開発されたF型は、パンサー戦車の集大成になるはずでした。
- 砲塔は「パンツァーツルム・シュマル(小形装甲砲塔)と呼ばれ、DB社のヴンダーリッヒ博士の指導で行われ、検査第6課の火砲関係のエキスパートのヘンリッヒ大佐の助言により制作されました。砲塔リングの直径は従来通りで互換性を損なわずに、装甲と生産工数をそれぞれ30%軽減するものです。
- パンサーF型の主砲には、ラインメタル・ボルジーク社の改良型44/1式70口径7.5cm戦車砲が搭載されました。これは砲口制退器を必要としないのが外観の特徴です。
- パンサーF型は試作のみに終わり、結局のところ完全な形のF型は1両も完成しませんでした。
- しかし、ルールでのM26パーシング戦車や、ベルリンでのJS3戦車との戦いを想像するのは興味深いものがあります。
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