フロントフォークオイル交換の巻

 

以前ZRX1100のフォークオイルを交換したことがありますが、あれは正立型だったので今度のSBは倒立型になり初めて行うことになります。まずはマニュアルを購入しました。yahooオークションにて2300円でゲットしました。説明は簡単でしたが、データがきっちり出てましたのでバッチリできそうな確信がもてました。すでに2万キロを走ってましたのでリフレッシュを兼ね尚且つブレーキを強化したので心持フロントがやわらかい違和感を感じやることにしました。   まずはオイル選びですが推奨品はやはり純正のカワサキKHL15−10(倒立用)になります。粘度が非常に低いオイルです。まっこれでノーマル整備はこれでよいのですが今回は強化ブレーキによるフロントフォークの沈み込みの低減も含めた整備を考えオイルの粘度を高くしようと思い ワコーズのFK01(倒立用)とFK10(正立用)をブレンドして使うことにしました。ブレンド比率は50:50決めました。理由は金銭面を抑える為です。ワコーズのオイルは非常に高いです。しかしブレンドの比率表がついてましたのでいいと思います。

まずはトップキャップをはずします。すると上写真のようにアウターチューブが下に下がります。そしてトップキャップとインナーロットをはずすとバネが取れます。その時点でインナーロットもアウターチューブのように下に下がって行きます。外したバネの自由長を計ってみました。標準値470.5mmに対して左右とも470.03mmでした。使用限度は461mmなので交換は不要でした。2万キロでもあまり消耗していないということになります。まっ、OFFロードをほとんど走らないからかもしれません。

 

 

 

 ついでに中にはいっていたオイルの様子を見ましたが、黒い灰色みたいな色をしていました。量は450mlくらいです。液面はアウタートップから右100.3mm 左90.8mm 標準は114mmなのでオイル量が多いことになります。(なんで?)まっとりあえずデータとして取っておくことにしました。

そしてオイルのブレンドをしました。ワコーズFK01の無色透明な色に対しFK10は赤色をしていましたので50%配分では写真のような色になりました。このブレンドによりワコーズFK05(仮)ができたわけです。片側500mlを用意しました。今度はきれいな色をしているのでこの先再び交換するときはどのくらいの色の変化があるかよくわかると思います。

以後オイルを入れエアー抜きを念入りに行い、液面調整をし、バネを納めインナーロットとトップキャップを連結します。このインナーロットとトップキャップを取り付けるのが一番苦労するところに思います。それはバネを縮ませた状態を作ってやらなければならず、バネを押さえるとインナーロットが下がってしまうんです。インナーロットを伸ばしたままバネを縮めトップキャップを取り付ける行程を同時進行するわけです。一工夫が必要です。・・・まっなんとかできました。2人いれば簡単です。

出来上がり試走してみました。・・なんというか固いことは固いんですがギャップ通過してもしなやかな感じを受けます。激しい反作用がこないです。これは新鮮なオイルのせいなんでしょうか?とにかく変化は歴然と現れました。固いけどしなやかって感じですか! これはお勧めかもしれません。高速コーナーでは今までのフワフワ感がなくなり安定して楽になった感じです。路面追従が若干落ち交差点でフロントが跳ねアウトに逃げるのも体感しました。メリットデメリットを考えると今の時点ではメリットのほうが遥かに大きかったです。まっいろいろ道にて走れば今後乗りやすいかにくいかわかると思います。 その結果しだいでは今度はバネレートを上げてみようかと持っています。それはなぜかといえばフルブレーキング時の沈み込みの踏ん張りがまだまだ甘く感じた為です。これはバネを強化しないとだめでしょうね。

終わり

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