THE APPALACHIAN STRING BAND MUSIC FESTIVAL Clifftop,WV

6 Cauliflowerからはイメージどおりのクリフトップといった演奏が続く。
フィドルにからむバンジョーにギターやベース。ストリングバンド・フェスティバルだ。

 Uncle  Gのお気に入りは12リズム・ラッツFive Miles To Town曲がいいね。
フィドルのケニー・ジャクソンは、16
でフィドルを弾いているジム・コリアーとバンド(ビッグ・メディシン)を組んで、02年に優勝している。

13 14 Days in Georgia でバンジョーを弾くトム・マイレット。
こもった音でファソとあがっていくときの、スポッ、スポッときれるのがたまらない。

 ウエストバージニア州の南部、アパラチア山脈の真只中で、8月の第一週の木・金・土・日に行われる、その名もずばり、「アパラチアン・ストリングバンド・フェスティバル」を名乗るこのフェスは、開催地名からクリフトップと呼ばれることが多い。
1 990
年から開かれているが、その第一回目の時、米国最貧の州でどんな事ができるのかとうわさがたった。ところが、今ではストリングバンド音楽を愛するものたちの心に一番響くフェスとなり、全米から有数のプレイヤーが集う場所となった。
 見渡すかぎりのテントから響く音楽は、フィドルとそれを取り巻くバンジョー・ギター・ベース。ストリングバンド音楽が一週間にわたって鳴り響き続ける。

20 Sweet Little Julie  はマウントエアリーの二次会のオーナーのバンド。
彼らはCDも出したけれど、たった一曲のこっちのほうがリラックスしていていい演奏だ。

23 Greasy Stringは今に残るマウント・エアリー系バンドの姿。
聞くべし、バーリン・クリフトンのリズム・マンドリン。

そして締めくくりは24 Cumberland Gap 
このフェスのコンテストにはノントラディショナル部門があって一つの呼び物になっているが、そこに出てきたこのバンド。歌ってるのは、アル・サープだぜ。バンジョーも弾かずにエレキを弾いて、カンバーランド・ギャップをこんな風に料理しちまって。
でも、これもいいんだなー。マイケル・ジェームス・コットのチェロを思わせるエレキベースと,たたきっぱなしのドラムがいいよ

14 Stillhouse  リッチの絶妙な歌の入り方。
こんな風に歌えるのは、トミーだけかと思っていたので、初めて聞いたときは驚いた。

17 Twin Sisters ケビンの弾くバンジョー・ユークのズクズクってリズムの楽しさ。

19 Tie Your Dog, Sally Galは不思議な曲。
90
年にU.Gがジャムで聴いたとき、ギターのシェイラは曲名をTight Old  Sally  Gal といってたんだけど、いつの間にかタイトルが変わってる。U.GはTight Old  Sally  Gal のほうがかっこいいと思うけどな。

2 Jeff Sturgeon 今をときめく3人のフィドラーのトリプルフィドル。L-7sの録音でリリースされているのはこれしかないと思うが、これが録音された一ヶ月前の94年の7月ダーク・パウエルが幕張メッセに来たとき、数日前にレイ・オルデンがL-7sを録音したと言っていた。
いつか、その録音が日の目を見ることを待っている。

 ここ数年のクリフトップのステージの様子を聞くかぎりでは、このCDの時代の方が質が高かったのではないかと思ってしまうほど、すばらしいストリングバンドミュージックが詰まっている 。UGはもう10年も聞き続けて、いまだに月に一回は必ず聞きたくなる愛聴盤だ。ぜひ聞いて、どっぷりとつかって欲しい。

 今年のクリフトップにもこの人たちはきっと集まるだろう。
そして、一週間、弾き続け、歌い続け、踊り続けるだろう。

 フェス期間中にこれだけの録音をこなしたレイのパワーと企画力に本当に感謝している。
 
 彼は、ほかにもすばらしいCDを製作している。それは次の機会に紹介しよう。

5 Big Dipper/Cannonball Reunion 西海岸のシアトル在住だが、前年のトラディショナルバンド部門で優勝したバンド、クィーンシティ・ブルドッグズのメドレーだ。ツインフィドルを含む4人が厚みを持って迫ってくる、あか抜けた演奏はすばらしい。

その人たちが、一年で一番気合いを入れてのぞんでくるのが、コンテストが充実していることでも知られているこのフェスなんだから、録音された演奏はどれも甲乙つけがたい。
(実際には、クリフトップが半分、マウントエアリーが数曲、残りがその他現地録音だが、編集のよさにより、フェスティバルグラウンドを歩き回っているような気にさせられる。)

 “Uncle GryphonCDラック”では、そのクリフトップに集まったミュージシャン達を、プロデューサーのレイ・オルデンが片っ端から呼び込んで録音していったというおもむきのCDを紹介する。つまり1994年のクリフトップに集まった人たちの、呼び込まれて嬉しいと思いつつ、リラックスし、楽しみながらの演奏を24曲堪能できる。
1曲目のメルビン・ワインを除けば、当時35歳〜45歳のミュージシャンたちが思いいれたっぷりかつ楽しんでいる姿が目に浮かんでくる。
 これまでCDリリースには縁が無く、私も知らなかったミュージシャンが多いが、次々に現れる素晴らしいグループとその演奏。もう既に10年近くの歳月が経ってしまっているものの、ここにいるすべてのミュージシャンが現在のオールドタイムを支えている。

入手先は  こちらのKen's Room 12番

Next

Previous

Top

CD List