　U.Gは２００４年の Clifftopで、１４年ぶりに再会したFiddler、Adam RoseからこのFest.の事を聞き、西海岸というリスクは感じながらも行ってみたいと密かにチャンスを狙っていた。手がかりはWeb Siteだったが、見る限りキャンプを伴うような我々の通常の常識とは違うFest.像が浮かんできた。日本でも、町おこしとして大道芸フェスとかジャズフェスとか、町ぐるみでやっているものがあるが、どうもそのイメージに近いようだ。

左から　Eric Thompson
　　　　　Susie Rothfield　（Thompson）
　　　　　Kate Brislin
　　　　　Alan Senauke

　ＳＦＯでは、泊めてくれることになったAlan Senaukeを待つ。Alanは１８９９年に日本を新婚旅行でブルーグラス･ツアーした人。１９８３年ごろにはBlue Frame String BandでFlying FishからＬＰを出している。いまでもミュージシャンだが、本職は禅宗のお坊さん。Berkley Zen Centerを主宰している。　座禅の指導者だね。
　到着した日はAlanの家でこの後に備えて寝貯め。この日はユダヤ人の暦で正月に当たるということで、夕食はAlanの妹の家でおせち料理。といっても、ビーフシチューのようなものだったけど、今回の旅ではこれが一番うまかったな。

　U.Gは、９月１２日の夕刻成田発、同日の朝ＳＦＯに到着。
　今回の飛行機で上空から初めて自分の家を見ることができた。搭乗直前に座席が窓際に変更になったのと北向きに離陸したのとで、今度こそと期待していたのだが、自分の町が見えて自分の家が見えるというのは興奮したなー。

＊Maxine Garber；女性のBanjo Player。Marc Simos の new CD で弾いている。
　　　　　　　　　　　　　Cliffhangersの　Brendan Doyle の奥さん

　Berkley Old Time Music Convention (BOTMC) は、西海岸のOld TIme Musician たちがとても楽しみにしているフェスである。San Francisco Bay Areaの当時のヒッピーやその周辺の音楽好きの連中によって１９６８年に「第３５回」(?)と銘打って始められ,その後は毎年行われてきた
草創期のミュージシャンやその演奏は　Folkways FA2436「Berkley Farmｓ」(廃盤)に収録されている。

＊Adam Rose；Califonia で一番のFiddler。U.Gとは１７年間に３回しか会っていないが素晴らしい仲間。彼との話は、いずれCabin Talkで別稿を起こす予定。

　「とても面白いフェスよ。家にはもう沢山の人が泊まることになっているから無理だけど、誰かに頼んでみるわ。是非、いらっしゃい」との返事。　結局、これが今回の旅の成功の大原因だった。

　となると広いアメリカの事だ、宿泊は?、毎日の足は?、地理は?、入場料は?、予約は?とさまざまな疑問が湧いてくる。そして３年間いろいろ考えていたが、やはり頼りになるのは友達だと、Adamにメールした。しかしアドレスが変わっていて連絡出来ず。そこで、Clifftopで隣でキャンプしていた、同じくCalifornianのMaxine Garberにメールした。