その2
〜 2007 The Berkley Old Time Music Convention 〜
翌朝13日は初日。 といっても、どうしてよいかわからない
Single Girl
愛器 Regentの弦を張り替え終わったところへMaxineが迎えに来てくれる。一旦Maxineの家へ。懐かしい顔、初めて会う人10人近くの人と挨拶。この人たちは皆ここに泊まってる。「Berkley 大学でパネル・ディスカッションだから、急いで」。みんなで歩き出す。20分ぐらい歩く。住宅街を歩いていく。家並みが美しい。なんだか洒落た町という感じだ。
ディスカッションが終わり、学生たちが去ったあとぞろぞろとステージの方へ行く。
W.Bと挨拶。Leeの話をする。もう86歳だという。だが、W.Bのようなアクティブな奴のバックアップを受けて、6年前に会った時よりますます元気になっている。アラバマの20年代のバンドでU.Gの大好きな Stripling Brothers の Fiddler, Charlie Striplingの息子だからなー,それだけで凄い。兄のRobartは残念だけど身体が利かなくなって、もう出てこないとのこと。
ここで、大学の新聞記者にインタビューされることになったのでもたもたしていると、皆が先にどこかへ行ってしまいそうになった。そんなことになったらどうしよう。とにかく右も左もわからない状態だから焦ったね。急いで
Brendan を呼んで待っててくれるように頼む。(明日の大学新聞に載ると言ってたけど、入手できなかった。)
*Brendan Doyle;Cliffhangers のBanjo Player。Maxine と夫婦。夫婦でBnajo Player。
外に出る。いい天気だ。Rich が 皆と話してる。U.GがRichに目隠しするまねをしながら声をかける。Tollyが一瞬驚いたような顔をするが、「へーイ、カセ。バディー」といつもの Rich のうれしそうな声。こっちの方がよっぽど嬉しいのに。
「Rich,雨のMt.AiryでわざわざBoscoのところに、今年はヒロは来るのかって訊きに来てくれたんだって?」
「そうさ、ヒロに会いたかったからなー。Berkleyに来るって聞いて、凄ェ嬉しかったよ」
大学の講堂に入る。既に始まっている。パネラーとしてW.B.Reid, Rich Hartness, Lee Stripling, Dona Rey Nortonがステージに上がっている。若い学生で一杯。皆ノートを持って真剣に話を聞いている。さすが、音楽の大学、UC Berkley。
インタビューと演奏でシンポジュームは進んでいく。Rich や Lee とは旧知だが、Donaは初めて。移民後8世代目の家系で、代々がバラッドシンガーだという。母や祖母から習った無伴奏バラッドやラブソングを歌ってくれる。30歳ぐらいのカワイイ子だった。