インターネットの始め方 |
パソコンでインターネットを始める
インターネットを始めるために必要なのもは、@パソコン、A接続機器、Bプロバイダーとの契約、C電話の加入の4つです。CについてはISDNのことについてだけふれます。
@パソコン・・・これが無ければ始まりません。価格はディスクトップ(机上)型で10万円、ノート型で20万円前後からあります。また、モデムという電話回線への接続装置を内蔵し、ブラウザ(ホームページ閲覧ソフト、ネットスケープコミニュケーター、インターネットエクスプローラ等)が必要ですが、この2つはパソコンに付いているのが当たり前になっています。ブラウザは、度々バージョンアップ(機能変更)され、無料でマイクロソフト社、ネットスケープ社などメーカーのホームページからダウンロード(ソフトウェアの取得)ができます。
A接続機器・・・普通の電話回線を使うときは、パソコン内臓のモデム(FAXモデムともいう)があれば十分です。*モデムは電話回線の信号(アナログ信号)をパソコンで読みとれる信号(デジタル信号)に変える機器です。
普通の電話でインターネットをするとその間は通話ができません。深夜にインターネットを利用する人はそれで十分ですが、同時に電話も使いたい場合は、NTTのISDNへの加入が便利です。(基本料が1000円程度高くなる。詳細は「116」に電話するか電気店で聞いてください) ISDNを利用するときは、ターミナルアダプタ(略称:TA)が必要になります。これは、NTTか電気店(Laox、ヨドバシ、コジマ、デンコードー等)で1.5〜2.5万円で売っています。 *TAはISDNのデジタル信号(電話の2回線分)を電話用とパソコン用に分配する機器です。
Bプロバイダ-との契約・・・インターネットへは、電話回線・ISDN回線から直接はつながりません。プロバイダ-と呼ばれるインターネット接続業者まで電話回線(またはISDN回線)でつなぎ(この接続点をアクセスポイント:APといいます)、接続業者の専用回線でインターネットの回線につながる仕組みです。この専用回線の利用料金が「接続料」として徴収されます。ここでどのプロバイダと契約するかが問題ですが、料金比較表〔各プロバイダのホームページにリンク〕がありますので、参考にして下さい。また、自分の住む市内にアクセスポイントがあるかが重要です。市内にないと通話料がかさみます。
初心者へのお勧めは、最初はAOL(アメリカン・オン・ライン社)かMSN(マイクロソフト・ネットワーク)の100時間(1ケ月以内)無料サービス等を利用してインターネットを利用し、インターネット上でプロバイダを比較してから申し込む方法です。(わたしもそうしました) 各プロバイダーとも、メールの送受信などが中心であまり利用しない人向けのコース(利用時間が月当たり3〜5時間)や、インターネットの利用も結構する人向けコース(月10〜20時間利用)、月50時間以上利用するヘビーユーザー向けコースがあります。また近頃は、2000円程度で接続時間が無制限のコースが出てきました。
最近、無料でインターネットを利用できるプロバイダー(LiveDoorなど)が現れましたが、アクセスポイントが東京・大阪中心で、その他の地域の人は、通話料がかさみますのでお勧め出来ません。全国展開が待たれるところです。
プロバイダーを決めたら申し込みです。手続きは、@オンラインサインアップ(自動登録ソフトを利用)、Aプロバイダーのホームページから申し込む、B申込書を郵送またはFAXする等がありますが、その日からインターネットを使いたいなら、@かAの方法が便利です。どちらも似たような方法なので、オンラインサインアップの方法を述べます。まずソフトの入手ですが、一番手っ取り早いのは、Windows98についているものを利用することです。(ただしプロバイダーが限られます) 月刊のインターネットマガジンやyahoo!インターネットガイドなどの雑誌の付録CDにも入っています。また、電気店の店頭に各プロバイダーのCD(無料)があります。電気店にあるCDには、便利なソフトが入っているものもあるので、ゲットしておいたほうがよいでしょう。CDを入手したら、オンラインサインアップ用ソフトのインストール(パソコンへの設定)をします。インストール方法はCDに付いている説明書で簡単にできます。
C電話の加入(通話料の話)・・・電話を持っていない人はいないでしょうから、インターネットをする上でネックになっている通話料を節約する方法を考えましょう。一般の電話ですと、NTTの「タイムプラス」があります。これは月額200円で、市内通話料が3分9円(昼間)のところを5分9円でかけられます。1時間でそれぞれ180円、108円と72円の差がでます。1日1時間、1ケ月間インターネットをしたとして、それぞれ5400円と3240円となり、2160円の差がでます。さらに、早朝と深夜は7分9円となります。ISDNでは、昨年11月から「i アイプラン」(NTT)が始まりました。これには、市内の1つの電話番号(プロバイダーのAPの番号)に限り利用できるもので、コースが2つあります。月額で1200円コース(3分9円で計算すると6.7時間分)だと3000円分(同16.7時間分)が使え、3000円コースだと7500円分(同41時間強)使えます。
さらにまた、実験的に東京等では「IP接続サービス」(NTT)が始まり、月額5000円で通話時間が無制限というものも出てきました。無制限だとつなぎっぱなしが増え、プロバイダーの回線がパンクしないか心配ですが・・・・・
<つづく>