爽やかな季節になったが、湿ったニュース。
アパート斡旋会社からfax:Aさんの件、保証会社より状況報告がありました。昨日訪問し、面談した結果「10月20日までに退室することを約束したとのことです。万一明け渡さなかった場合は、保証会社が明け渡しをさせるということです。」
漸く解決の見通しが立った思いでほっとする。
アパートの入居の際の保証人は親族、会社関係者などを立てる場合と保証会社が行なう場合がある。前者は確実な様でいざとなると問題になるケースが多い。特に会社関係者などは問題が起こると、「その後転職した、関係ない。」などというケースが出る。両親は仕方がないとして、それ以外は断っている。保証会社は入居者がある金額を払って保証人になってもらう方法。最近はこちらが主流。先日も生活保護を受けている夫婦が入居したがこのケースであった。そのような状況であれば貸すほうとすれば親族でも信頼できぬ。
今までに私のところでは家賃不払いで2件追い出した。
二つのケースは少し前で、お達しも出ていない頃であったから、アパート斡旋会社と一緒になって督促した。そしてそれでも払わぬと分かると、鍵を変えてしまう、と脅した。店子は何度も何時何時までに払う、と弁解したが、それも守られなくなると、愈愈実力行使。結局2件とも鍵を交換し、家財を取りに入りたければ大家に連絡しろ、との張り紙をした。だいぶ長い間、そのままにしておいたが結局現れなかった。
しかしこの手を最近は使えぬ。すると貸し手はどうすればいいのだろう。裁判に訴えればいい、というが期間も費用もかかろうし、第一面倒くさい。それに勝ったところで、払えぬものは払えぬ、と居座られたら、最後はどのようにするのだろう。幸い今回の場合は保証会社が間に入っているのだから、私のほうは店子には「払ってください。」の通知を送るくらいで何もしない。かわりにアパート斡旋会社を通じて保証会社に出来るだけこまめに状況を説明し、対処を求める作戦に出た。
店子は沖縄出身の兄妹である。入居した頃はまだ少し景気が良かったから、彼らは二人で東京に出て働けばナントカなる、くらいに考えたのかも知れぬ。しかし中々うまく行かぬようだ。こちらとして読めないのは兄だけの収入で生活していて払えないのか、二人の収入をあわせても払えないのか、というところ。分からぬ。
家賃は4ヶ月近くたまっている。その程度なら問題ないだろうが、とも言えるが、この業界の常識として「3ヶ月以上溜めると払えなくなる。」また法律でも3ヶ月までの家賃滞納は大家の受忍義務の範囲に入るらしい。それゆえそれを超えないと大きな声で請求しにくい。この店子は散々せかすと、3ヶ月になる直前に1か月分だけ払ってくる。その繰り返しであった。預金は無いのであろう。保証会社は督促しようと接触を試みるがなかなか接触できぬらしい。
保証会社は沖縄の母親の元にも連絡を取った。しかし保証人になっているわけではないから、「子達のことは知らぬ。」。10月22日に本来なら2年に1回の契約更新の日。もう更新はせぬとアパート斡旋会社と考えていると、漸く本人に連絡を取れた。「私の収入では家賃は払えぬから出てゆく。」と宣言したそうだ。
しかし今までのこともあり、信用できるかどうか分からぬ。第一出てゆくとしてどこへ出てゆくのだろう。私の処は古いアパートであるから家賃はかなり安く設定してある。田舎から来た若者、少しぐらい待ってやればいいではないか、との考えもわくが、それをタネに甘え続けられても困る・・・・鬼に成らねばならぬ。
(後記)10月23日。ついに出て行ってくれた。よかった。アパート斡旋会社、保証会社の男と共に中を覗く。店子は来るといっていたが表れなかった。仕事が忙しい。とりあえずは知り合いの家にもぐりこんだ、とのことである。妹さんのことは聞かなかった。
部屋は煙草を吸いまくったため汚れているが、片付いている。保証会社は22日までの家賃は払う、としている。アパートの保証は親兄弟より保証会社の方が気楽なのかも知れぬ。
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