1032「元高級官僚A君と新春放談」(1月8日(日)晴れ)
正月は、本当は昨日であけたはずなのだが、今年は8日、9日が日曜、成人の日、なんだかまだ抜けきらない。毎年のように義従妹のところで新年会を催してくれた。
次女一家も宝塚から来るというので、いったん引き受けた町田マラソンの審判まで断って備えていたのだが、どうもだいぶぼけてきたようだ。日にちを間違え手記憶したうえ、今日は出がけに携帯電話を忘れた。長津田に行くのだが、渋谷で東急東横線だったか、田園都市線であったか迷い、長津田を降りてからは北口か南口かで迷ってしまった。
義従妹の亭主A君が出てきた。65歳くらいなのだろうか。元高級官僚で、そちらの人脈も多いらしい。彼と昨年大議論をやった。東日本大震災の後であったから、東京電力をどうするか。彼は発送分離、国有化などを唱えた。私はわずかに東電株を買い増したし、原子力推進は国策でもあった、それ故国が責任を取らぬのはおかしい、というような立場であった。
今度はあまり正月から激しい議論になってもかなわぬから、言うことは気をつけた。彼は退官後某大学で教えていたが、其れもリタイアした。しかし現在でも非常勤講師でその大学に行き授業、政府のなにがしかの委員会にも週に1度くらい出ており、なかなか忙しいらしい。
まだ社会に貢献しているわけで羨ましい。彼は俗社会を超越した学者先生のようなところがある。こういう会でもなかなか顔を見せぬ。聞かれればそれなりに答えるが自分から話題を提供せぬ。しかし少し年を取って変わってきたのかもしれぬ。話し出すとなかなか話題が豊富で面白い。
177センチ、75s?くらいということで「健康診断で問題になったことはない。」しかしメタボではひっかかるのだそうだ。「あれは製薬会社とつるんだ厚生省の陰謀ではないか、と思う。たまたまどこかで測った結果が問題であったので、それを一般化して法律レベルにしてしまったに過ぎない。たいていの人が引っかかってしまう。ちなみにアメリカ人は全員メタボ、仕方ないから、基準を日本人に比べ10センチオーバーに設定している。」
さらに癌についても「実はがん検診を毎年やったほうがいい。日本のがん検診の受験率は30%、欧州は100%、アメリカは70%だ。私たちが行った調査結果では、がん検診を毎年やったほうが国家の医療費をずっと安く抑えることができる。ところが厚生省が反対する。」
私もがん検診をこれからは受ける様にした方がいいかもしれぬ。
待遇の問題について:この問題になると隣の芝生は青く見えるで、それぞれに自分のところは悪く、他人のところは天国なのだが・・・・。詳細省略。
「戦前の軍の作った地図が売れているという。その地図をチェックしてみると白地になっているところが目立つ。それらはたとえば椿山荘のように権力ある者の私邸などが多い。これに現代の地図を重ね合わせてみると7割が公務員住宅になっている。」
やっぱり公務員は待遇はいい?
地震津波の被害とその復旧について:
「震度はあれで家が壊れるなど被害の程度を予測するが、今まで最初の加速度で決めていた。しかしこれだと救急車が行っても家が壊れていない、などのケースが目立ってきている。自分たちの誤りは認めたくないから、そっと今その基準を変えようとしている。元旦に合った鳥島の地震は気がつかなかった。」
「神戸地震では中核部がやられ、神戸は復旧に苦労した。しかも一度災害を受けると、永久的に復興できぬ場合がある。神戸はその例で、今でも最盛期の7割くらいしか復旧していない。一方仙台は内陸の中小企業や大手企業の工場で持っている。それらは今回の地震であまり傷まなかった。傷んだのは沿岸部の漁業でそこだけが騒いでいる。全体としての復旧は早い。」
「なお仙台は、東北の中心である。盛岡にも福島にも山形にも大したところはない。夜の8時になれば暗くなってしまう。仙台行きのバスも出ていて人々は仙台で楽しむ。」
長女の婿は、熊本に一時期勤務していたから九州の話も出た。東北の仙台にあたるところは、九州では福岡、長崎、鹿児島、熊本があるそうだ。ただ長崎は市街地が狭く、造船あっての長崎である。観光がうまく、それなりの繁栄はしているが一時の盛況さは影をひそめてしまった。
息子一家の話:バンコク住まいの息子一家は一時洪水で妻子が日本に来ていたがもう帰った。「タイの洪水は実は30年か40年おきに、必ずやってくるのだそうだ。それ故今回日本企業が予測していなかったとすればお粗末だ。」
今年はどんな年になるだろう、去年は平穏な都市と予想したがとんでもない年になってしまった、EUが壊滅するなんてことが起こらないだろうか、と水を向けると
「とんでもないことと言うのは、予測していると案外来ない。そうでないと突然やってくる。マーフィーの法則というのだそうだ。」・・・・平穏無事を祈る。
随分遅くまでいたが、長女一家に送ってもらって我が家に帰還。だいぶ疲れた。
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