1043Nothing on Sunday!」(219日(日)曇り)

 

一人暮らしの老人は、普段することがあるわけではないけれども、日曜日はことさら暇。

株式市場は開いていないし、スポーツクラブは平日会員、趣味で聞いている語学の放送もない。おまけに敬虔?なクリスチャンのガールフレンドAさんは教会に行く、と来ている。私はゴルフも碁もせぬ。前者は一日取られ、出かけてゆくのが億劫、後者は負けるから・・・・人間は勝手なものだ。

朝食の後のひと時に、日記を書き、メールをチェックすることにしている。

週に2本出す阿笠通信の読者はいろんな趣味の人がいる。政治議論でなければ面白くないと言う人もいるし、ソフトなあなた自身が現れるようなものが面白いという人もいる。2本は、なるべく異なる雰囲気のものを乗せるようにしている。

先日の「ヴァレンタインデー」。読者の一人から「214日はフンドシの日でもある。」とのメールが寄せられた。確かにフンドシは214になる。

パソコンで調べると日本フンドシ協会なるものがあり、そのホームページには

「日本ふんどし協会は、日本古来の文化であるふんどしの普及、及び、人々のふんどしに対する理解と関心を高めることを目的として活動しています。2022年(10年後)までに日本人全員がふんどしを1着は持っている、そんな時代の到来を目標としています。

正式に認定された、とあるから、さらに注意すると日本記念日協会なるもので認定したのだそうだ。ちなみにこの日記を書いている220日は

夫婦円満の日、発芽野菜の日,尿漏れ克服の日

最初は分かるが3番目はなんだ、と調べると

「尿(2)も(too2)れ(0)の語呂合わせから、尿もれを克服した人たちで結成した元患者の団体「ひまわり会」が制定した日。尿もれは潜在患者が600万人ともいわれる。」

そうですか、としか言いようがない。

フンドシの日の話を件のAさんにしたところ「女性はフンドシはしないのかしら。」

そこで件のホームページを調べると

「女性用のふんどし!? 今までのふんどしに対するイメージからは想像もつかないかもしれません。 しかし、意外と女性にも一部で大変人気なのです。

としたうえで、締め付けの強すぎる女性用下着の問題点を書き出してあった。ホワイトデーには男性は女性にフンドシを送り、締めて差し上げればいい、そうすれば夫婦円満?

運動は朝ラジオ体操をするが 、それでは不十分と荻窪に徒歩で出かける。

書店に行く。本を買うことについて、金を払い、その本を読むために時間を費やし、場合によっては、少々老眼が進行する、その代価を払ってこの本は読む価値があるか、と考えることにしている。

どこかの医者の書いた本に粗食が健康を保つためにいい、肉など食わなくてもいい、野菜は煮て食えなどと書いてある。面白そうだが、逆の説を書いた本もあるようで何とも言えぬ。国債を発行し続け、日本の滅亡が近いとする本もある。この前読んだ「略奪国家」に似た思想かもしれぬ。しかし皆がこれを回避するため叡智を絞ると、どういう未来になるのだろう。終戦直後も日本はオシマイと言われた。しかし不死鳥のように立ち直った。

「70歳死亡法案・可決」なる新聞紙でくるんだような装丁の本が目についた。ぱらぱらめくると「財政難や食糧危機で、ある日、野党の反対にもかかわらず70歳以上の老人は皇室を除いてすべて死んでもらうという法案が可決された。70歳になると政府から20日以内に死ぬように告知される。苦しみを和らげるために死亡方法がいくつか用意され、選択できるようにした・・・・」馬鹿も休み休み言え、とつぶやきたくなるような仮定だが、そういう私も70歳、この本に従えば死亡要求を出される年齢か。

そのまま帰ろうか、とも思ったが、家に戻ってすることがあるわけではないとまた喫茶店に。

「今日はお連れさんはいらっしゃらないのですか。」と丸ぽちゃの女店員。ただし愛嬌はある。お連れさんとは友人のB君のことである。独身で絶世の美女の彼女がいるから、今日あたりはお相手をしているのかもしれぬ。

「彼がいるときに食うと、太るだのなんだの言われそうだ。今日はいないからケーキセットで行こう。」と注文し、テーブルに。「ザラストバンカー」なる本を読んでいる。あの郵便局を無理やりやめさせられた銀行マン西川善文氏の悲憤慷慨ぶりを書いた自伝。1時間もすると目が疲れてくる。焦らずのんびり。しかし読み終えるころには最初に何が書いてあったか忘れている。

食うためには努力せねばならぬ、と言うことは長年の独身生活で身についた。夜はシチュウにしよう、牛乳の消費期限が切れている。ところが市販のルーと言う奴は半分にしても5人分、味は悪いとは思わぬが明日の朝晩、明後日の朝食ったとして・・・・。

 

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