1092「「韓国が漢字を復活できない理由」を読む」(8月11日(土)晴れ)
日本人の眼から見れば、如何に選挙対策とはいえ、韓国の最近の反日運動は常軌を逸している。解決済みの慰安婦問題を取り出し、その彫像を日本大使館前に設置する。強引に軍事占領した竹島に大統領自らが乗り付け、竹島は韓国のものだ、という。それが国際的に正当性が薄いことは、国際司法裁判所で争うことを避けようとしていることではっきりしている。日本が韓国大使を召還するのは当たり前の行為である。
さらには最近は話題にもなっていない天皇訪韓、こちらにきたければ謝れ発言。オリンピックのサッカー選手のスポーツ選手にあるまじき行為。反日なれば何でも許される風潮。「グローバルに向けた韓国」が聞いてあきれる。
書店でこの書を見つけ、ぱらぱら読んでいるうちに、この書は表題の理由探しを書いているが、それを通じて彼らの本質に迫っているように感じた。豊田有恒著。
「韓国人が議論好きのように見えるのは、うわべだけのことに過ぎない。彼らは自己主張が強いだけである。」
「理路整然と相手を納得させることは、きわめて苦手である。冷静な議論ではなく罵詈雑言に訴えてでも、相手の意見を圧殺した方が勝ちだと考えている。」
「韓国人の反日は「日本はこういう者だ。」との認識があってそこからスタートするから、彼等の日本イメージに合致しない事実が出てくるとすべてご破算・・・。」
これらは、我我が韓国人と議論するときにいつも感じる感想である。その背景を著者はこう述べる。
「韓国では、多様な意見が存在しにくい。なぜなら過酷な歴史だったから、少しでも異分子の存在を許せば、外国が干渉してきて、その少数意見をバックアップして、自国の都合のいい政権を打ち立てるかもしれないからだ。」
在日韓国人の大きな悩みは韓国社会に戻っても認めてもらえぬところ、という主張を聞いたことがある。この思想の延長にあるのだろうか。是が高じて、特に日本に対しては
「多様な日本感は許されない。(一時嫌いな国は北朝鮮であったが)親北左翼政権が続き警戒心が緩んでいる。・・・・反日は彼らが観念的に作り上げたヴァーチュアルな日本人観を念頭に置いたものである。極悪非道、残忍無比な日本人を想定してその架空の日本人像に対してさらなる反感を募らせている。」
そして著者は「言語政策もまたこうした反日イデオロギーの産物である。」と位置付ける。ハングルは、世界に誇る発明というスローガンのもとに、いわば言語ナショナリズムを掲げる。まずは戦後アメリカ亡命から戻った李大統領はハングル優先政策をとった。「ハングル専用法」の公布である。
「大韓民国の公文書はハングルで書くものとする。ただし当分の間必要な時に漢字を併用することができる。」
しかし現場は大変である。「韓国は、日本語に由来する言葉をなるべく使うまいとしたが、韓国語そのものは(日本の統治の長い時代に)変容してしまったため、直ちに日本語を追放するのは不可能に等しかった。しかしその不毛の努力は今も続けられている。国語審議会は「日本語風生活用語純化集」を作っている。日本から入ってきた言葉を韓国語読みしただけのような無理な変換が多い。」・・・・・とにかく「日本から文化が入ってきた」事実を隠したいのである。
ハングルは単なる表音記号にすぎず、それも不完全、外国の発音に合わせられぬものが多い。最高の文字と言いながら欧米人にも、漢字文化の中国人や日本人にも理解されない。そのため
「現在でも韓国内には漢字派とハングル派の対立がある。・・・・しかしナショナリズムの伸長とともに後者が勢力を伸ばしている・・・・・漢字を知る世代とハングル表記の若い世代に分かれてきている。」
ハングルをことさら重視する背景を探ると、朝鮮そのものの歴史とかかわってくる。
「中国を中心として、周辺国が朝貢するシステムを冊封体制という。朝鮮半島はずっとこの冊封体制に組み込まれていたのである。・・・・・・歴史上、朝鮮で皇帝が立ったのは1897年から1910年にかけてのたったの13年間に過ぎない。日本が日清戦争で清王朝を破ったため、朝鮮半島における清のプレゼンスが後退した時、朝鮮王朝は大韓帝国と号し、これまで王だった元首が皇帝を称したのである。その大韓帝国が、日本によって併合され、消滅したことは歴史の示すところである。」・・・・韓国の過酷な歴史とは中国支配時代も含めて言うべきかもしれぬ。
「韓国は、もともとは漢字国であった。日本以上に漢字を利用していた。・・・・・隣の中国とへの隷属関係から公文書はすべて漢文・・・・・。朝鮮王朝の世宗王の治世にハングルが創製された。この時にも「変てこな文字などこしらえて中国の怒りを買ってはたまらない。」などの反対論があった。・・・そんなことがあって折角のハングルも長い間普及しなかった。諺文(オンムン)と呼ばれ、さげすまれていた。このハングルを大いに奨励したのは日本人・・・。」
日本人は漢字・ハングル文字併用の効用を知っているから、その重要性を説いたが、新政権に受け入れられなかった。著者は日本の漢字、ひらがな等の併用の利点をたとえば次の様に揚げる。
「日本人は日本語を漢字・かな交じり文で書いている・・・・・漢字ばかりでなくカタカナ、ひらがなという二種類の表音文字を覚えなければならないから習得するのに大変な努力と年月がかかる。(戦後日本を占領した欧米人は)日本特有の無駄と欠点であると考えた。・・・・・しかし漢字の表意文字としての性能は学習の手間というデイメリットをはるかに上回る。」・・・・要するに日本人と比べ韓国人は融通性がなかったのだ!
現在の内閣は日韓関係を重視し、ことを穏便に済まそうという姿勢に見えるが、彼らはそれを見越して図に乗ってきている。国際司法裁判所への提訴、通貨スワップ協定の見直しなど対抗策を考えるべきだ。日韓関係を自分の頭で考えたい人に勧めたい本、と感じた。
註 ご意見をお待ちしています。
e-mail
address agatha@ivory.plala.or.jp
ホームページ http://www4.plala.or.jp/agatha/
読者からのメール
けしからん韓国に対する経済制裁は民主党ではろくに考えることも出来ないでしょう。
実質的に実施されたことの無いスワップの中止の効果は疑問のところがおおい。
精神的な影響のみかもしれない。
次の二つはかなりの実効性があると思うが、たぶんできないでしょうね。
○ビザなし渡航の禁止。要するに韓国人に気軽に出入りしてもらいたくない。
○パチンコやにたいする課税の強化。特別30パーセントくらいの消費税とか
脱税を防ぐための立ち入り検査の強化。これは多くのパチンコ店の実質経営者が
朝鮮系の人間であることに対する処置。あるいは新規出店の制限。
そのほか民間では韓国製の製品の不買運動などがありますが、そこまでやらずにも
上の二つで彼らを地獄に突き落とすことにつながるでしょう。
余談だが、以前の菅のやり方はどうも日本人の感覚では理解しにくい。彼は興奮すると
インターネットで「菅 興奮 朝鮮語」とキーワードを入れて検索する東電本店で
読者からのメール2
領土問題や天皇問題はナショナリズムを刺激して、日本が100%正しいことになって、冷静な意見を言いにくい雰囲気がありますね。
竹島は、日露戦争直後で韓国併合の直前である1905年に明治政府が島根県に編入した。その後、太平洋戦争終了後、日本統治を離れたが、サンフランシスコ条約の直前に韓国が李承晩ラインを設定して、その中にある竹島の領有を宣言して今日に至っている(ウィキペチディアによる)。韓国は、「竹島は歴史的に、韓国領であるウツリョウ島の「支島」であり、竹島領有は韓国併合の一環としてなされた」と主張している。私は、日韓の言い分は五分五分の感じがする。この歴史的経過からして、韓国が竹島を変換することはありえないだろう。