1111「ポップと詩吟の正しい歌い方」(10月14日(日)晴れ)
西早稲田で詩吟の練習。二人が欠席で、先生、A、B、C、私の五人。
中心は11月の発表に向けて、それぞれの歌を練習。私は「青葉の笛」であったが、A氏の雑談がなかなか面白かった。
広瀬香美というポップ系の歌手がNHKで歌い方のレッスンをし、インターネットでも公開している。彼女は「体で歌う。」ことが大切であるという。具体的には
@ 声の出発点はお尻
A 「キリンの首」になろう。
B 声を頭上の風船に届けよう
@ はお尻の穴を締めて歌うということである。丹田というのは臍の指三本位下のこと。尻の穴を締めて丹田から声を出すようにすることが大切である。A氏は通常は締める、息を吸うときにはやや緩める、この加減が難しい、としていた。
A やってはいけないのが「のどだけを使って歌う」ことだ。上に向かって息をたっぷり通す役目を果たすことが「キリンの首」なのである。良く考えてみると、多くの歌手は身振り手振りを加えたら、と思うところを直立不動で歌う。これ等はそれを実践しているのかもしれぬ。
B は頭上に風船があることをイメージしその風船を割るイメージでまっすぐに声を出せと言うのである。頭上に片手をあげそれに向かって「バン、バン、バン」と割る気持ちでその感覚をつかめ、という。
A氏はこの方法を実践してみた。この方法で行えばいくらでも高い声が出る、ただし音程の高いポップ系の歌を歌う時の、広瀬流の発声方法である。詩吟の場合は@が一番大切で、呼吸は尻の穴を締めて呼吸し、吸った息は腹の両サイドに貯めるのだという。Aも気道を確保するために大切。Bは、必ずしも当てはまらぬかもしれない。
また広瀬のサイトには
「これは基本的なことかもしれませんが、声の調子がおかしくなってきたなと思ったら、それ以上歌わないことです。無理をすると回復が遅れてしまうので、特に、ライブやカラオケ大会など、本番を間近に控えているのであれば、のどを痛めないように、口パクなどでイメージ練習に充てるのも大事かもしれません。また、練習の際に流す曲の音量を下げるのも効果的。ふだんから両耳にイヤホンをしたまま歌っている人は、つい大きな声で歌いがちなので、音量を落として片耳だけにしましょう。これは、自分の声を聞きながら歌うという点でも重要です。カラオケを歌うのは、大抵お酒を飲みながらだと思うのですが、実はこれものどにはよくないのでおすすめしません。飲み物は、温かいミルクティーなどのほか、常温のミネラルウォーターなどもよいと思います。ただし、さ湯やウーロン茶はかえってのどを乾燥させるのでやめたほうがよいでしょう。」
また歌の練習に欠かせないアイテムとして鏡、レコーダー、歌詞と便箋を上げている。レコーダーでは特に自分の歌声を確認することが大切、歌詞と便箋には問題点を書付け、つねに見ることが大切という。さらに便利アイテムには「おもちゃのマイク」を用意し、それを持って歌う練習をすること、アスリートの使う呼吸筋を鍛える器具などを挙げている。
これらの指摘も、案外詩吟に当てはまるのかもしれない。
A氏は最近地域のカラオケ、詩吟などの活動に参加し始めた、という。
もともと彼は、どちらもうまく、司会の能力が抜群に高いから認められるのであろう。
その彼が詩吟を教えるときに、ドレミで書いて教えてやることが効果的である、という。
詩吟の音符はいままで1,2,3,3’、5,6,7でつけられ、それぞれがシドミファラシドに対応するのだけれど、これをドレミのままで教える。詩吟は独特の節回しがあるのだが、これもドレミで教える。現代の人は子供のころからドレミで教えられているからそれに慣れているのだそうだ。感心はしたが、音痴の私は最初からそれで考えていた。
終わって高田馬場で飲んだが、御教室を反映させる方法について、インターネットで広告すれば多くの生徒が集まる、我我は霞穂流というが霞穂流でなければならぬ独特の世界を築かねばならぬ、ある程度進歩したら弟子をとることを勧めるなど派の発展にもっと勤める必要がある、などの意見があった。ただし先生は「私はこじんまりでもいい。」と主張する。私自身は詩吟はあくまで趣味ととらえている。
(後記)A氏は、私の音程が狂うのは、基準になるミがふらふらするからだ、という。ミはその人が普通に話す音の高さである。これは私に対する一番適切なアドバイスに見える。目下この線に従って練習中。
註 ご意見をお待ちしています。
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