1119「我が家のパーテイ」(1124日(土))

 

欧米では人を自宅に呼んで行うパーテイというのが盛んである。しかし日本では、自宅にそのようなスペースもないし、他人を呼ぶという習慣も少ない。夫婦そろっていても、亭主の友人を呼べばサービスするカミサンが不満だし、逆ならサービスするどころか、休日「お前が俺にサービスするのは当然だ。」くらい言われかねない。勢い人との付き合いは高くてうまくもないが外のレストランで・・・・。ましてこれが独り者ともなると・・・・・。そこをあえて挑戦?

高校同期のA君と南イタリアのパック旅行に参加した時、女性二人組、および母娘組と親しくなった。

前者のうちの一人はテニスが好きで、A君と話が合った。その二人と娘さんが我が家に来訪し、A君と共にパーテイをしようということになった。押し付けられた形だが、やるなら、自分の思う通りにやってみようと考え、折に触れ準備した。

先ず料理。彼女たちがイタリア旅行のようにスパゲッテイがいいだの、カルパッチョがいいだの言っていたことを思い出す。この二つは必ず入れよう。しかし前者は前もって茹でておくことができぬ。パーテイが始まってから、自分一人台所に行き茹でる・・・・簡単でしかも味がしゃれている物、と考えた末、いつかレストランで食べたことのあるブルーチーズパスタを考えた。麺は普通の者でなくペンネがあう。ペンネを茹でている間に、ソース作り。生クリームを熱し、そこにブルーチーズと若干のパルメザンチーズを溶かし込む。茹であがったらソースをからめて出来上がり。これならほぼペンネを茹でるだけの時間、買ってきたものなら7分でほぼ仕上がる。なおこの料理はゴルゴンゾーラチーズを使う手もあるらしい。

魚のカルバッチョはなかなか曲者である。お客には午後1時に来てもらうことにした。魚は新鮮なものに限る。しかしそれまでに魚屋に行って求めるのはきついから前日に買っておいた。1キロ程度のカンパチ。味のいい魚である。イナダや鯛などそのほかの白身魚も考えられる。三枚におろしてもらい、わが家でデイップを取りのぞいてきれいにした後、キッチンペーパーでていねいにくるみ、冷蔵庫に入れておいた。そして今朝切り分けた。うっかり最初にタマネギの薄切りを皿に敷くのを忘れて、そのまま魚の薄切りとプチトマトをならべた。すこし強めに塩をかけ、オリーブオイル、レモン汁をかけ、冷蔵庫に入れ、食べるまで待つことにした。

肉を使ったもの。最初はビーフシチュウを考えたが、あっさりしたものがいいとポトフを選んだ。レシペは野菜とソーセージを煮込むだけの簡単なもの。しかし煮込んでよい味が出るまでに1時間以上かかる。そこで朝から作ることにした。

是に何かソテイをつけようと考えた。一案はいつも作る烏賊のスペイン風、烏賊をはらわたも入れてぶつ切りにし、「塩からのもと」のようにしておく。フライパンにオリーブオイルにニンニク、唐辛子等を入れ、思い切り熱する。これに「塩からのもと」をぶち込み、さらりとソテイする。しかし今回はこれを作らず、牡蠣のバターソテイにした。これも食べる直前に料理した方がおいしいから、小麦粉をつけた状態で冷蔵庫に保存しておいた。

乾杯をした後、こちらは台所に立つから少し時間をつぶしてもらわねばならぬ。クラッカーにイワシやクリームチーズを載せたものを用意した。実はバーニャカウダというものも考えた。イタリアピエモンテ州の料理でアンチョビ、ニンニク、オリーブオイルを混ぜたものだが、市販品もある。ちょっと魚味のするペースト、これをパンや野菜に付けて食う。私にとってはニンニク、卵黄、オリーブオイルをまぜたアイオリソースに次いで知るあちゃらソース第二弾?。

ワインとお菓子は彼女たちが持ってきてくれると言うので、こちらはビールと果物くらい考えればいい。その他常識的だが、独身男一人生活のところに女性を含む客が来るとなればそれなりに気を使った。しかし掃除をしながら、お正月の準備をしていると考えることにした。部屋の片づけ、食器揃え、トイレの清掃、テーブルクロス、玄関の花瓶に花も用意したかったが忘れた。

1時過ぎに全員そろってパーテイ開始。イタリア旅行の思い出等に花が咲く。「パック旅行は旅先で知り合っても、成田を降りたらおしまい、というケースがほとんど。なかなかいい。」等話していた。事前に「話題提供にどこでもいいから、旅行に行った時の話を一つ用意しておいてください。」と連絡しておいた。ビルマに旅行した時の写真など持参したものもいて話が広がった。女性二人はこの次はフランスに行くのだ、A君はクロアチアに行きたい、と言っていた。またそれらの旅の話をする機会があればいい・・・・・・。

ほぼ予定通りの進行であった。5時ころ女性3人をバス停まで送って別れた。A君とコーヒーでも飲もうと再び我が家。彼は実に元気だ。今日も朝早く家を出てテニスをしていた、それが終わってこちらに回ったのだという。しかも自転車で。飲み食いして私は今日は夕食も抜きにして眠るつもりだが、彼は「今日は我が家には夕食はいらぬ、と言ってきた。これから高円寺のあのスナックに行き、ママに今日のことを話してこようか。」など言っていた。負けた・・・・。

追記 女性たちは配慮して酒や沢山おいしいものを沢山持参してくれた。おかげでどちらも随分余った。今それを独身ひとり男がゆっくりお腹に処分中。どうもメタボになりそうで心配・・・・。ごちそう様。

 

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