1126「ロシア料理店「スンガリー」」(1217日(月)曇り)

 

うすら寒い一日。ガールフレンドのAさんとクリスマスを、と考えたが、いろいろ都合がつかず、今日食事をしようということになった。先日高田馬場で昼飯を食べた際「チャイカ」というロシア料理店を見つけて入ったところ、悪くないものだ、と感じた。そこにしようと考えたが、あいにく今日はお休み、ネットで調べて評判のよさそうな西武新宿駅近くの「スンガリ―」を選んだ。

グルジアワインというのがあり、飲んでみた。グルジアはwikipedeiaによれば

「西アジア北端、南カフカース地方に位置する共和制国家。旧ソビエト連邦の構成国のひとつで、1991年に独立した。首都はトビリシ。東ヨーロッパに含められることもある。南オセチアとアブハシアが独立状態となっており、ロシアなど一部の国から承認を受けている。カフカース山脈の南麓、黒海の東岸にあたる。北側にロシア、南側にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと隣接する。古来より数多くの民族が行き交う交通の要衝であり、幾たびもの他民族支配にさらされる地にありながら、キリスト教信仰をはじめとする伝統文化を守り通してきた。また、温暖な気候を利用したワイン生産の盛んな国としても知られる。ソビエト連邦の独裁者、ヨシフ・スターリンの出身地でもある。」

そうだ、南オセチア問題のあった国だ、と調べて初めて知るノー天気な私。アブハジア、南オセアチアはグルジア領であったが民族運動から独立運動へ進展。これをロシアが支持し、軍事介入。2008年に和平が成立し、現在、両地はロシア軍の管理下にあるようだ。知識不足でちょっと恥ずかしい。ワインはごく普通の味のように感じた。

ところでスンガリ―はどういう意味?と辞書で調べたがわからなかった。しかしウイキペデイアに店の歴史と共に説明あり。

1957年に、加藤幸四郎が新橋に開業した。妻の加藤淑子が経営に参加する。名前の由来は、1945年の終戦直後まで加藤夫婦の家族が暮らしていたハルピン市に「松花江」の満州語起源のロシア語名"Сунгари" よりとられた。白系ロシア人が多かった当時の満州のハルピン市に暮らし、一時期、ロシア人の住居に間借りしていた加藤夫婦は、ロシア語が流暢に話せた。開業当時、料理長は白系ロシア人であり、ロシア人ウェートレスも働いていた。1958年には、京橋に移転する。

1960年には、新宿歌舞伎町に移転する。1965年、経営主体たる会社の『株式会社インターダイングループ』が設立となる。この頃、加藤夫婦の娘の登紀子が歌手としてデビューする。1967年には、スンガリー新宿西口店が、オープンする。1972年、姉妹店であるキエフ京都店がオープンする。1973年、新宿歌舞伎町のスンガリーが移転し、スンガリー新宿東口本店となる・・・・・。」

そうか、あの加藤登紀子のおやじさんがはじめたロシア料理屋か。

前菜にブリヌイという料理が出た。小型のクレープのような感じで、サワークリームを塗りつけ、その上にサーモン、スライストマトを載せたものをくるくるまき作ってくれた。

燻製らしい牡蠣のカナッペも出てきたが、なんという料理なのかわからぬ。味はよかった。ピロシキは揚げたものと焼いたものがあるそうで、後者を食べたことがないから取ってみた。ボルシチは煮込んだ牛肉が入っていた。メイン料理は選択できるが、私は子羊の串焼きを取った。なんだか遊牧民の料理のように感じたが、それなりにおいしかった。

そしてロシア紅茶。ジャムをお菓子代わりに、紅茶を飲むのがロシア流とは初めて知った。何も混ぜなくてもいいらしい。3種類もジャムがあり、なかなか楽しめた。

ロシア人らいい可愛いウエイトレスに「ブリヌイ・・・・・。」とつぶやくと、にこりと「ロシア語が分かるのか。」と聞いてきた。「ダ、ダ、ニェムノーガ」(はい、少し・・・)とでも答えればいいのだろうが、とっさに言葉が出ず、Aさんも話しかけてくるから黙っていた。もっとも答えていたら、彼女は機関銃みたいに話しかけてきたかもしれぬ。ロシア語は大学の時にほんの少しだけやった。ロシア人教師は、後から考えるとスパイのようにも見えた。いつも「当たり前の人間になってはだめですよ。」と言っていた。ロシア語をやってスぺシアリストになれ、といいたかったのだろうが、私はそうはならなかった。ロシア語はすっかり忘れ、最近NHKの講座を聞いているけれどさっぱりわからぬ。その上、3年くらい前にロシアにツアーしクレムリンやエカテリーナ宮殿など見たが、なんだか軍人ばかりが威張っている国のようで、好きになれなかった。それも影響して身が入らぬ。話を戻す。なかなか雰囲気はいいし、味もいい店。これからもチャンスがあれば使ってみたい、と感じながらいい気持ちで帰還・・・・・。

(追記)露―和、和―露の小さなロシア語の辞書を古本屋で買ってきた。やっと思い出した。娘さんはジェーブシカだった。カカーヤクラシーバヤジェーブシカ(なんてきれいな娘さん)、今度あの店に行って彼女が出てきたら、言ってみようか。

 

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