1129 「あけましておめでとう」(11日(火)晴れ)

 

除夜の鐘は煩悩を払ってくれましたか?私の場合はまだまだ無理です。

雑煮の餅は食えなくなった。切り方にもよるのだろうが、今回は一つ入れただけであった。

正月料理、自分自身は、大根のなます以外何もつくらなかった。ガールフレンドのAさんが気を使ってきんとん、黒豆、煮物それに今年は金柑の甘煮を分けてくれた。年末の伊豆旅行の帰り、小田原で買ったかまぼこ等買ったものばかり。しかしその程度でもお重に入れると3段になった。壜に詰めの黒豆、パックの豚の角煮、親戚のおばさんの作ったビーフは入らない。

食後、書初めをしようと食卓に用具を並べる。一、二度半紙に書いた後、色紙に草書体で蛇という字。五体字類で調べた格別ぐねぐねした蛇という文字で、これを半紙に書いて、紙になぞり、それに赤や青で色つけしたものを年賀状の裏に使った。色紙に書いた蛇は和室の床の間に飾ることが目的。去年は龍でそれと取り換えるのである。文字は同じであるが、先生に書いてもらった。先生は「一字書きはその中に強弱、かすれを混ぜるなどそれなりに難しい。」と出だしはたっぷり墨をつけておとなしく、中半はダイナミックに、最後は墨のかすれを見せるように書いてくれた。それをまねた。

終わって年賀状などチェックした。あれは何時頃まで続けるものなのだろう。「お世話になりました。年末年始のご挨拶は遠慮させていただきます。」というのは、案外本人は書けないものらしい。

しかし歳を取ってくれば、賀状を書くこと自体億劫になってくる。今年はそんなものはなかったが、皆面倒くさいのか出来合いの印刷賀状が多い。

その後荻窪に出たが、一服した後「今日は一人だし、天気もよいから少し歩いてみよう。」と考えた。新宿まで2時間足らず。元旦とてあいているのはコンビニ、そばや、パチンコ屋、新年会の創価学会支部くらい。街行く人々もすくなく、全体のんびりしている。

新宿ではビックカメラが開いていた。なんとなく入ったが、読売文化教室の中国語講座でよくできる女性が一人いる、彼女が中国語の電子辞書を持っており、いつも羨ましく感じている、それでも見てみようかと電子辞書売り場へ。

私が最近電子辞書を買ったのは多分3年か4年前だったと思う。その時は漢字検定に夢中だった。漢字のよくわかる辞書という観点から眺めたが、それにデイジタルカメラみたいにカードを差し込むスロットがついている。その中国語用スロットを買えばいいのだが、新しいものはずいぶん進歩している。カラーになったし、音声機能が充実し、中国語は一語一語ネイッテイブの発音が聞こえるようになっている。中国語専用のくせに英和や和英などの機能もついている。みているうちに、店員の勧めもあって、結局30000円もするex-wordを買う羽目になった。今年は、少しは中国語をモノにするぞ。ニーハオ、ウオーアイニー・・・・・。

財布がだいぶ軽くなったが、家に戻ると友人のF通信が来ていた。その中に「わが国ではお金のことを「お足」と呼ぶ。これは足が生えて自分で出て行ってしまうからか、英語でもモーネーという。無くなるのが早いのだ。然しフランス語では「アルジャン」というとのこと。これは景気が良くていいではないですか。」財布に金はあるかないかは、本人の考えようなのかもしれぬ。

F通信にはほかにも面白い話が合った。「日本人とアメリカ人が毒蛇の巣に落ちた。日本人は恐怖のためにショック死した。アメリカ人は勇敢にたたかったが咬まれて死んだ。中国人も咬まれたが・・・・死んだのは毒蛇だった。」

新しい年、中国問題が一番難しいように思う。暮に日本の国境問題を扱っている本を2冊読んだ。

孫崎亨「日本の国境問題」

保坂正康・東郷和彦「日本の領土問題」

ロシアと北方領土問題、韓国と竹島問題、中国と尖閣諸島問題、三つを抱える日本。このほかに沖ノ鳥島問題を指摘する声もあるが・・・・・。

この中でもっとも危険性をはらんでいるのは尖閣諸島問題であろう。孫崎氏の「話し合い」だけでは済まぬように見える。尖閣諸島は日本の論理によれば、日本領であることは疑い様がなく、中国の要求は地下資源が確認された後、強引に言い出したものである。しかし理論と膏薬は後から張り付ければいい。大衆は知らず知らずのうちに欲望のままに動かされる。大衆が集まったものが国家である。国家にはいろいろな人間がいる。平和主義者もいようが、戦争の好きな人間もいる。そんなことを考えれば、日本は、主張は通さねばならぬが、よほど慎重に行かねばならぬ。新政権ができてまずアメリカとの信頼関係を回復しようとしているのもうなづける。

平和な世界が続いてほしい。私の中国語は本当に役に立つ時が来るだろうか。夜、三食雑煮ではかなわぬと飯を炊いた。然しおかずの方はやっぱりお重。最後に本年もよろしく。

 

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