1137「相続、贈与の素人知識」(1月30日(水)晴れ)
「なんでこんなに可愛いのかよ、孫と言う名の宝物・・・・」これは大泉逸郎の「孫」の出だし。
「孫の力」という雑誌が出ているらしい。おじいさんおばあさんは孫が可愛くて仕方がないだろう。そのコミュニケーションを良くするための雑誌という。
私にも孫5人。可愛いことは可愛いが、皆両親と外に住んでおり、私のところに来るのは1年に数回どまり・・・・。どこまで可愛いか、といわれればわからぬ。ただ孫が来ると楽しくいろいろ気を使う。見返りもない代わりに義務もない、希望を与えてくれるからうれしいのだろうか?しかし孫が去るとどっと疲れを感じる・・・・。
さて教育資金を目的に孫への贈与が一人当たり1500万円まで非課税になるという。
相続税を支払う時にその分を余計に払う必要がある、というようなこともないらしい。
政策的には私は実にうまい方法であると思う。
政府は、景気を良くするために、お金の循環を良くしなければいけない、現在お金を主として持っているのはお年寄りである、それ故孫にお金を渡してもらって消費を高めようというのであろう。聞くところによればこれにより増える消費は兆を越えるとか・・・・。
もっともそれなら、子への贈与を非課税にすればいいではないか、それを相続税の基礎控除を少なくしたり、取り立てを厳しくするのは相反する行為ではないか、といいたくなるが、国家の苦しい?財政事情、許してくれないらしい。
しかしいくら贈与してもいいよ、とはいえ一人1500万円である。5人なら・・・・。
TVでこの制度が本当に実施されることになったらあなたならどうするという街角アンケートをやっていた。これを機会に贈与すると答えたのは50人の中で4人であった。あるおばさんは「もちろん利用します。一人500万円。」と威勢のいいことを言っていた。孫の方は大歓迎なのだが、「世界旅行をしたい。」「思い切り遊びたい。」「買いたいものを思い切り買いたい。」など様々。記者に「教育が目的なのだけれど・・・・。」といわれるとあっさり「じゃ、だめだ。」
50人のうち4人は、わかるような気がする。65歳以上の老人の平均貯蓄額は2千数百万、と聞いた。その中から1500万、複数いれば破産してしまう。自分の生活が成り立たなくなってしまう。老後の資金だって大切だ。リヤ王の話はわすれない。
先日確定申告の用紙をもらいに税務署に行った。その時にこの問題と合わせて、日頃疑問に思っていることを聞いてみた。
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相続税を安くするために養子を認めるのか。
相続税における基礎控除は現行では
1000万×法定相続人の数 + 5000万
今回の改正で、これが600万、3000万に減らされる方向のようだが、それでも法定相続人の数が多ければそれだけ基礎控除が大きくなる。そこで孫などを養子にし、数を増やしておこうという作戦。かってこれを利用して何人も養子にし、問題になったことがあった。そこで「一人だけ認めることになった。」と聞いている
この制度は今でも生きているそうだ、但し養子は原則として20%加算される増税されるとのことである。つまり子達5人(養子一人含む)で基礎控除を引いて計算した税額が1000万となり、一人200万だが、養子は240万になるという事の様だ。
A
贈与税の基礎控除が年間もらう側一人当たり110万まで認められている。
ただしこれは贈与したあと3年生きていなければならない。それ以前に死んだ場合は生前贈与とみなされるという。
「今でもお金を手渡しで行えば、そのままになるじゃない。」との指摘があるが、それはうまくいった場合のこと、税務署から目をつけられ、生前の預金の変化まで調べられればアウトという事になりかねない。
B
本題の孫への1500万非課税贈与については、まだ「私たちも報道で知るだけです。」
と話していた。
1500万円、500万円はとても無理としても、孫への贈与など一銭もできぬ、というわけでもない。そのような庶民の立場から言えば子の教育は一義的には親の責任、しかしたとえば医学部に行く、音楽を勉強しにヨーロッパに留学する、などといわれれば援助したい、というあたりか。遊びに使われるのはごめんだな・・・・・位に感じる。
皆さんの場合はいかがですか。
註 ご意見をお待ちしています。
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