1150「メタンハイドレード」(312日(火)晴)

 

世界で初めて海底100メートル以上にあるメタンハイドレートから取り出した天然ガスが燃えている。渥美半島〜志摩半島沖(第二渥美海丘)。日本周囲のメタンハイドレートは日本のエネルギー使用量の100年分もあるという。正直言ってびっくりした。

メタンハイドレートというのは氷の箱の中にメタン分子が閉じ込められたものである。シベリアであったり、海底であったりいろいろなところに分布している。しかしメタン1個に対してくっついている水分子の数が多いから、とても掘り出したり、海中から引き揚げたりすることなどできぬ。採算が合わぬことは目に見えているのである。

1か月くらい前に昔の会社の仲間で集まった。其の時これを担当してA君に聞いてみた。

「シェールガスも長い間取り出すことは不可能と考えられていた。それが技術開発の末可能になり世界にエネルギー革命を起こそうとしている。不可能に見える技術の開発も温かい目で見続ける必要があるのではないか。」

シェールガスは長い間取り出すことはできるが採算が合わぬ、と考えられていた。それはそうだ、油を含んだ砂や岩を掘り出し、加熱処理か何かして取り出していた日にはとんでもないコストになるだろう。それ故せいぜい地球上に石油がなくなった時に初めて仕方なく利用するものくらいに考えられていた。それがウイキペデイアによれば

2000年前半になり天然ガス価格が上昇し、水圧破砕や水平坑井といった技術が確立したことでシェールガス生産はより高い収益をあげるようになった。シェールガス生産は、在来型天然ガス生産と比較してより費用のかかる技術を必要とするが、シェールガス田の低リスク性がコストを相殺し開発が拡大した。」

お蔭で今やアメリカは、石油、天然ガスの輸出国に成るだろうとさえ言われている。「中東の石油の権益確保のために、イランイラク戦争などしばしば出兵したが、それも必要無くなるだろう。」ともささやかれている。

A君は「メタンハイドレートについては減圧して行う取り出す方法は検討されている。」

なるほど・・・・減圧という手があったか。

その彼の話を現実のものとして見せつけられた感じで嬉しい。

まだコストなどで多くの問題を抱えているらしい。現実問題として商用化するまでには幾多の困難を乗り越えねばならぬのだろう。

しかしパソコンだって、大型テレビだって、LED電球だって、あるいは最近はやりの太陽光パネルだって普及が進めば、安くする技術も開発され、普及が進み世界を大きく変えてしまう。メタンハイドレードだって同じことになるのかもしれぬ。そこまで行かなくても国産でエネルギーを必要な分作ることができるという事になれば、輸入原油やLNG価格の押さえになること必定。

私はどうも自分の殻の中でものを考えがちだ。

新しい技術に懐疑的になりがちだが、一般大衆は当たり前なのかもしれぬ。しかし一見荒唐無稽の者も次の世代では当たり前になっている可能性もある。

いつかサハラ砂漠で太陽光発電を行い、超電導が可能なように液体ヘリウムか液体窒素で冷やしたケーブルを使って世界各地、特に日本に運んでくるという技術が紹介されていた。

或いはサハラ砂漠の真ん中にビニールで巨大な山脈を作る、そうすればここに雨を降らせることができ、砂漠が肥沃な土地に替わると言ったものもいた。気候まで変えてしまうのか。それなら日本に来る台風を中国か韓国に追っ払えぬか、とひどいことを言う奴がいた。

技術の進歩はとんでもないことを可能にしてしまう。夜TV3Dプリンターの話をしていた。

今までコピーといえば紙の上の2次元のコピーであった。

それを3次元で行うという物で、例えば壺を与えると。壺の形状をコンピュータが認識し、与えられた素材で、リンゴの皮をむく行為の反対よろしく、ぐるぐると下から同じものを作り上げて行くのである。医療現場では失われた骨の再生に使われ、自動車工場ではボデイをいちいち金型を作ることなく一発で完成させていた。鉄だって粉末にしたものでそれらしきものを作り上げて行く。

まだ複数の素材の使いこなしたり、高温処理などいろいろ問題点もあると思うが、すごい技術で,オバマ大統領もアメリカの次世代を担う技術としてゲキをとばしているという。

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久しぶりにうれしいニュースを聞いた感じだ。相変わらず進んでいる円安、日本がLNGなどの支払う金額はうなぎのぼり、今では経常赤字にまで陥っているという。是非実用化してほしいものである。

 

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