1197「幸福度とその考え方」(911日(水)曇り)

 

ナショナルジェオグラフィックの記事を転載すると

2013年度の世界幸福度レポート(World Happiness Report)が、コロンビア大学地球研究所から発表された。これによると、世界で最も幸福度の高い国はデンマークで、続く25位は順にノルウェー、スイス、オランダ、スウェーデンとなっている。

国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」の支援を受けて行われたこの調査は、2010年から2012年にかけて実施され、世界156カ国に住む人々の幸福度を国別のランキングにまとめたものだ。評価基準としては、富裕度、健康度、人生の選択における自由度、困ったときに頼れる人の有無、汚職に関するクリーン度や同じ国に住む人々の寛大さなどの要素が考慮されている。 この総合ランキングで、アメリカは17位と、メキシコのすぐ下に位置している。その他の国々では、イギリスが22位、ロシアが68位に入ったほか、中国はかなり低位の93位、イラクは105位にランキン・・・」

幸福度と言うのはそう簡単に測れるものではないと思う。なにか幸せに感じる生き方にアドバイスを与えてくれるように記事はないか。デンマークがトップであるのは気になったので調べて行くと、面白い記事が見つかった

「幸福大国デンマークのデザイン思考」(http://diamond.jp/category/s-danmark

著者は大本 綾 [おおもと・あや]

1985年生まれ。立命館大学産業社会学部を卒業後、WPPグループの広告会社であるグレイワールドワイドに入社して活躍。現在はデンマークのビジネスデザインスクール、The KaosPilotsに初の日本人留学生として受け入れられ、20128月から留学中。

住んでみて、デンマークがいかに福祉政策が充実していることは分かったそうで記述されている。しかしそれよりも私が気になったのが、デンマーク人の信じているという考え方、The Jante Lawと言う考え方が存在するということあった。これもそのまま写すと

 「君がそういう風に感じたのは、Jante Law(ジャンテロウ)があるからだよ。北欧の人、特にデンマーク人はこれを気にしているんだ」。そう言って教えてくれたジャンテロウとは、1933年にデンマークのライターのアクセル・サンダモセ氏が考えたコンセプトです。デンマーク人なら誰もが一つや二つは覚えているそうです。

1.Don’t think that you are special.  (自らを特別であると思うな)
2.
Don’t think that you are of the same standing as us.  (私たちと同等の地位であると思うな)
3.
Don’t think that you are smarter than us.  (私たちより賢いと思うな)
4.
Don’t fancy yourself as being better than us.  (私たちよりも優れていると思い上がるな)
5.
Don’t think that you know more than us.  (私たちよりも多くを知っていると思うな)
6.
Don’t think that you are more important than us.(私たちよりも自らを重要であると思うな)
7.
Don’t think that you are good at anything.  (何かが得意であると思うな)
8.
Don’t laugh at us.  (私たちを笑うな)
9.
Don’t think that anyone of us cares about you.
(私たちの誰かがお前を気にかけていると思うな)
10.
Don’t think that you can teach us anything.
(私たちに何かを教えることができると思うな)
11.
Don’t think that there is something we don’t know about you.
 (私たちがお前について知らないことがあると思うな)

 このジャンテロウについて多くのデンマーク人に「これを初めて聞いたときのことを教えてくれない?」と聞いても、誰も答えられる人はいません。日本人が礼儀正しさを大切にしていて、それが国民性であるように、デンマーク人にとってもジャンテロウの平等に価値をおくのは国民性だと言うのです。」

・・・・・是がデンマーク人の国民性であり、それだから幸せ度が高いのか、などわからぬ。友人に披露すると「だからデンマークは活力がないんだ。こんなことでこの世は変わらぬし、生きて行けぬ。大体デンマーク人は何で生きているのだ。」などさんざんであった。

しかし読み返してみると現代はこの逆である人物ばかりが幅を利かせてすぎている世の中に見えないだろうか。謙虚、奥ゆかしさ、知らないふりをする、そんな少し引いた意見が低く見られ、口先だけが優先の世の中になっていないか、と感じる。

 

註 ご意見をお待ちしています。

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