1199「素朴な疑問は追及したい」(9月20日(金)晴れ)
昼間高校時代の友人A君と食事。
「歴史で教えられることは嘘ばっかりだ。」と言うA君に「歴史は一つの見方さ。あまたある事象の中からいくつかを抽出して都合のいいように説明するのさ。」とわかったような、わからぬような回答をする私。
その話から話頭が替わってA君がどこで聞いたか、面白いことを言いだした。
「人間が皮膚呼吸していると教えられたがあれは嘘だ。」
是にはびっくりした。金粉を全身に塗って踊ったダンサーが気分が悪くなり亡くなった、等の話を聞かされていたからだ。・・・・こういうふっとわいた疑問をウエブなど用いて掘り下げて行くのは中々の楽しみ。老後の趣味としてお薦めする。
わが家に戻ってウエブサイトで調べて、どうもA君の言うとおりらしい。一番強烈な答えは水の中にもぐっていても息苦しく感じないではないか、という物であった。
Yahoo知恵袋のベストアンサー
「人間は皮膚を透過するガス交換量は全ガス交換量の1%以下であり、皮膚呼吸は必ずしも生存に必須ではなく、「皮膚呼吸を妨げると命に関わる」というのは迷信です。
全身に金粉を塗ると皮膚呼吸できなくて死ぬというのは真実ではありません。金粉の質により、有害な物質を含む場合もあり、皮膚からの毒性物質の吸収により中毒に陥るケースもみられるようで、皮膚呼吸が原因ではありません。
また、 広範囲なやけどによる死については、皮膚呼吸の阻害によるものではなく、@高熱にさらされた事による熱中症A皮膚組織の損傷に伴う体液の損耗及びそれによって発生するショック状態B皮膚の持つ抗菌作用が損なわれる事による感染症が原因とのことです。」
ただし両生類や爬虫類は肺と併用する形で皮膚呼吸しているようだ。別のウエブサイトでは
「全呼吸に占める皮膚呼吸の割合(酸素摂取量の割合)は、生物の種類および温度条件などによって異なっており、例えば、ウナギの場合では、温度が低いほどその割合は高く、10℃以下では皮膚呼吸による酸素摂取量の割合は全呼吸に対して60%以上に達する。(これが、ウナギが夜間には陸にはい上がることができる理由と言われている)。カエルの場合は、冬眠中かそうでないかで異なり、普通は皮膚呼吸が30〜50%程度であるが、冬眠中は皮膚呼吸が70%になるという。鳥類や哺乳類では、皮膚呼吸の割合は低く、例えばハトやヒトでは、1%以下とされている。
A君の言い出した次の問題。
「飛行機が飛ぶ理由はベルヌーイの定理によって説明され、涙のような形をした断面の翼に揚力が生じるからだ、と言うがそれなら飛行機はさかさまでは絶対飛ばないか?」
昔ウデイアレンの映画では、変わったことをすることで知られる男が、ニューヨークに飛行機をさかさまにして飛んでくるシーンがあった。そんなことでなくても模型飛行機も紙の飛行機も断面が涙の形をしているわけではない。そこでこれもウエブサイト。
鈴木真二と言う人のサイトが専門的に良く説明している。
http://www.hitomix.com/taruta/paperplane/Bernoulli-1.html
ポイントを抜粋すると
「「ベルヌーイの定理」は、「流体の速度が増加すると圧力が下がる」と説明されている。翼は上に反っている。翼の上面の流れは下面の流れよりも速くなるから、上面の圧力は低くなる。この圧力の差によって翼は上に引き上げられる。・・・・」
「大気の圧力は静止している空気の圧力である。空気が運動すると「ベルヌーイの定理」によって圧力が変化する。・・・・」
「流れによってどの程度、圧力が変化するのか調べてみよう。静止している空気に 1 メートル四方の「ふた」をする。ふたの表面に秒速 50 メートルの風 (強い台風の風) が吹く場合、ふたは 150 キログラムもの力で持ち上げられてしまう。読者の方のメールにもあったが、台風で瓦が飛ぶのも無理はない。瓦はきちんと固定しなくてはいけない。」
詳しくは当該サイトを見ていただくとして、要するに平たい板であっても、前に早く飛ぼうとすれば その推進力が揚力、つまり空気の圧力に替わるという事か。飛行機はさかさまでも飛べないわけではない・・・・。
その他にも「さんまはなぜ太平洋にしかいないのか。」ヨーロッパでさんまの塩焼を言うのを聞いたことがない。どうやって調べたらいいのか、目下思案中。「こけしに該当する漢字はない。なぜであろうか。」これには貧しい東北地方の農村であった子消しに連なる話があるらしい。「我我のコケシは機能しなくなった」「今はただ小便をする道具なり」・・・・最後は会話がシモネタ行き!
註 ご意見をお待ちしています。
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