1200「とても幸せな時代の不幸」(922日(日)晴れ)

 

石巻市の日和幼稚園の送迎バスの悲劇。大地震の後、園児を親元に届けようとバスに載せて出かけたが最後の5人くらいになったところで園に戻る途中津波に遭遇。運転手は脱出に成功したものの園児が犠牲になった。

死亡した園児4人(当時5〜6歳)の遺族が、園側に対し「安全配慮を怠った」として約2億6680万円の賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は17日午前、約1億7660万円の支払いを命じた。斉木教朗裁判長は判決理由で「巨大地震発生後の津波に関する情報収集義務を園長が怠った結果、園児の津波被災を招いた」と指摘した。

早速ガールズチャンネルと言うサイトに

「津波幼稚園送迎の悲劇、両親勝訴。どう思います?」の呼びかけ・

「是ばかりは誰も責められない。」と言う意見がある一方、「バスの運転手が逃げ出した、救出に行った園長はないもしなかった。」などの意見があった。そこで事件の経緯を改めて調べてみたが、幼稚園側に結果としての落ち度は認められたものの、悪意はなかったようだ。

おなじような事件についてYAHOO知恵袋に質問があった。こちらは常磐山元自動車学校の話。津波に襲われ、教習生 や職員ら24人が死亡、14人が行方不明となった。「「自動車学校を遺族が提訴。19億円の賠償を求める。」とありました。亡くなった方々は18歳〜19歳の25人です。犠牲になった本人がいないのに遺った家族が賠償金を求めるのは何故なのでしょうか?交通事故・医療事故・放射能問題のように対人対物がはっきりしない地震での津波による自然災害。誰かが悪い訳じゃないと思うのですが…。皆さんのご意見を聞かせて下さい。」

この質問に「本当に失礼な質問」とし、訴訟が無ければだれが問題を解決する、同じ被災者なのにお金が目当てとしか考えてないであろうあなたの質問には怒りを覚える、と言う意見があった。しかしベストアンサーに選ばれた回答は次のようなものだった。

「思うに今回の被災地は貧しく国からの交付金なしでは生きて行けない地域でしたいかに国にタカるかという事にのみ頭を働かせてきた地域ですので何事も金に換算して請求せずにはいられないのでしょう。同じ日本人とは思えないです。」

YAHOO知恵袋には別の質問。東電賠償には不自然なものが多くあり、東電社員を悩ましている。

「福島県いわき市の旅館に勤務しています。会社で東京電力への賠償請求をかなり上積みしています。どこへ告発すればよいですか?会社で東電への風評被害の請求をかなり過大に請求しているそうです・・・。会社内で「正しく賠償すべき・・、火事場泥棒のように請求している」と噂になっています。詳しくは書けませんが、聞くところによると決算の中身とか、かなり操作して請求しているみたい。社長も「仕事するより賠償請求したほうが得」と言っています。原発事故に苦しむ私たち一般人が何の請求もできずに苦しんでいるのに、おかしいとおもいます。」

「福島市に住んでいます。私の周りには自主避難をしていないのに追加の二十万欲しさに避難をしていたと嘘をついて東電に請求書を出す方々が結構いると聞きました。本当なのでしょうか。」

等々。また福島県警が東電から賠償金詐取をしたとして、会津若松市の会社役員等7人を逮捕した。申請にあった飲食店、韓国エステ店などはいずれ経営の実態がなかったという。会計検査院は漁協幹部が国からの交付金の運用益で飲み食い、と指摘したとの新聞報道もあった。

どうも日本人の良さが失われてしまったような気がしてならない。ため息をつきながらTVをつけると世界に色々なところに住む日本人を訪ね歩く番組をやっていた。今回は内蒙古のある都市に住む老女の話。

2歳の時、親に連れられて満州に渡った。7歳の時終戦、ロシアが押し寄せてきたが、父が出張していたので、ぎりぎりまで待って母子で逃げ出す。葛根廟事件に会い、母、姉、妹を失い一人になる。雨水、死人の持っていた食料などで飢えをしのぎ、潜んでいたが23日後、静かになったころ外に出た。見知らぬ中国人に遭遇。ロシア人に送られるかと恐れたが、助けられた。育てられ、可愛がられ、大学まで出してもらい、教師になった。結婚し、子ももうけた。1972年の日中国交正常化以後、80年に四国にいる兄と連絡が取れ、81年に44歳で一時帰国。然し養母の「もう中国には帰ってこないのか。」の電話に、家族もいる中国に戻ることを決意。その後教師としては最高の模範教師賞?も受賞、現在に至る。娘一家や孫など家族といることが幸せ。私の周りの中国人は誰も私をいじめなかった。日中間の平和を切望し、軍国主義を憎む。」

葛根廟事件は、1945814日満州国興安総省の葛根廟において日本人避難民約千数百人(9割以上が婦女子)がソ連軍および中国人暴民によって攻撃され、1,000名以上が虐殺された事件。

そういえば太平洋戦争の時、こんなとんでもないことで裁判を起こしたり、不正を働くものは、あまりいなかったように記憶する。

 

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