1203「消費税増税決定」(101日(火)晴れ)

 

10月、ときどき思い出したように暑い昼もあるものの、総じて寒くなってきた。台風が来ているそうだ。あの台風と言う奴はどこで方向が定まるのであろうか。

前置きはこのくらいにして、来年4月から消費税がとうとう8%に上がることに成った。上げる必要がある、と言われながら、景気への影響、政府への信任の低下等を恐れて、どの内閣もできなかった。今回はある程度国民が納得したように見せかけて決断。安倍内閣の上手なところかもしれない。背景にはアベノミクスで景気が上向いているように感じられるところにある。逆に言えば一番上げやすい時期・・・・・。この期を逃したらいつあげる、との意見もある。

しかし実施は来年4月から・・・・・。その時期に景気がどうなっているかわからぬ。しかも日本の景気は世界の景気に大きな影響を受ける。それがどうなるかによって変わってくるのだから、自己の努力も限界があろうと言うもの。しかしそう言っていてはいつまでも踏み出せぬからみこみできめた、という事か。一種の賭けだが、逆に是を決定した民主党政権下であったらどうであったろうか。言い出した手前、踏み切らざるを得なかったかもしれぬが、景気対策が十分でないのだから暗いムードのみが漂った様に思う。

消費税が低所得者への影響が大きい、その対策を取るべきだ、と言う人がいる。事実今回もなにがしかの金をばらまくようなことを決定している。しかし個人的にはあまり賛成しない。消費税の良いところはとにかく使った分だけかかるというところだ。そこに公平性がある。税はおおむね消費税のように一律にかかるものと、所得税、財産税、法人税のように所得や収入に見合って払うものがある。後者はつまりは金持ちから金をとってそれを貧乏人に回すという機能を持っている。税は消費税とこれだけで良いのではないのか。さらに弥縫策を取ることは筋が通らぬように感じる。

首相会見のポイントが日経新聞に出ている。

「消費増税の税収増は社会保障費だけに充当」とする一方で「法人実効税率の引き下げを真剣に検討」「復興法人税は1年前倒しで13年度末の廃止を検討」としている。後者は「景気回復に伴う税収上のぶれや国債費の不用額を財源に充て、新規国債の追加発行は原則避ける方針」という。この通り行けば問題何のだが、期待通りに税収が増えるか・・・・・その辺はわからぬ。一つ気になるのは、この中に財政再建の意気込みがあまり感じられぬことだ。景気が良くなればそのうち財政も再建する?

この後さらに2015年に税率を10%にする予定だ。其の時は少しは考えてくれるのだろうか。私は日本は財政的にはかなり豊かであるから、国債に頼る比率が多くても、今すぐ騒ぐ必要はないと思う。しかし順送りでいつまでたっても対策を取らぬでは困る。

10%については「経済状況を総合的に勘案し、判断時期含め適切に判断」としている。今のところ景気が上向いているせいもあり経済界などではやむを得ぬ、との意見の様だが、情勢が替わればどうなるかわからぬ。すべては安倍首相のシナリオ通りに事が運ぶか否かにかかっている。

しかし消費税増税はやむを得ない、世界と比べても低いという意見が大勢。

有るサイトによれば1位ハンガリー27%2位アイスランド25.5%3位クロアチア、幸福度が一番高いと言うデンマーク、ノルウエー、スウエーデンが25%で5%の日本は145位。あまり縁のない国は別、又アメリカは州ごとに小売売上税を決めているから除くとしてイギリス、フランス、イタリアあたりは20%近くの様である。お隣、韓国は10%、中国には贅沢品に課税される奢侈税と言うのがある。贅沢なもの・・・化粧品、自動車、使い捨て割りばし?調べてみるといい。

しかし消費税は為政者にとっては麻薬のようなもの、始めたら今後さげるという事は絶対に起こらぬ、上げ一本道のように思う。行き着く先は問題の先送り、子孫に借金をたくさん残し、後は何とかしてくれ、と墓場に逃げ込んでしまうという事か・・・。

消費税が高い、低いは個人の感じ方。私は多分年間300万円くらい使っているように思う。すると9万円余計に出費するという事か。この額が大きいか小さいか?ただ意志の弱い私はこの9万円を抑えるべく、ランチの質をさげ、旅行を減らすか、と言われればできないように感じる。懐、豊かな皆さんの場合はどうですか?

(追記)消費税増税を決めた途端に、日本経済の行く手に黒雲。アメリカのオバマケア問題に発する政府公共機関のストップ。国民全員に健康保険をという提案らしいが、自主独立の国、生きるのも死ぬのも勝手とする国。政府は小さい方がいい、そんなことまでやる必要がるのか、と言うのが反対派の言い分。アメリカも上院、下院ねじれ状態。決まらぬ結果がこの状態。しかもこの先、ずっと予算が決まらなければ債務不履行問題まで起こりか兼ねない。そうなればドルの暴落・・・・。恐ろし、恐ろし。

 

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