1216「高等学校のクラス会」(11月16日(土)晴れ)
高等学校同クラスの集まり。市ヶ谷の私学会館7階。階下に中央線が走り、その向こうに神田川、天気も良く、なかなかいい眺めである。20人が集まった。21人集まる予定であった。しかしA君がとうとう現れなかった。忘れてしまったのか、それとも彼はいつも来る歌の会にも現れなくなったから体力が弱ってしまったのか。彼は四谷にマンションを持っているが普段は箱根に住んでいる。あそこからだと出てくるのは一仕事だ。
昭和16-17年生まれ、みな71歳が72歳。
私たちが**高校で3年「D」組時代を過ごしたのは昭和34-35年。美智子妃殿下と皇太子がご成婚したころ。安保闘争が活発であったのは35年。高度経済成長時代の入り口あたり。みな受験で忙しかった。私も卒業後1年浪人してから大学に入ったくらいで、他人を顧みる余裕などなかった。そんな青春時代の1年を過ごしただけと言うだけの仲間。それを愛しいか、どうという事はない、と思うかは個人の考え方。しかし歳と共に前者が増してくるのかもしれぬ。
私たちのクラスは50人余りであった。学年全体で400人余り、男子と女子の比率が3:1、それを8クラスに分けた。「D組」は女子が確か17人くらいおり、比較的女子の多いクラス、しかもなかなか美人がおおかった。物故者は分かっている範囲で3人。少ない方かもしれぬ。その中で20人であるから出席率がかなり高い。もっともへ返信用ハガキをつけて開催通知をだしているのに返事をよこさぬ者も7名いる。「そこまで再確認はしなかった。」とI幹事。
大体は引退しているが、まだ企業診断をやっているB君、保育園勤務のCさんなど数人は少し仕事をしている。その中でまだ元気であり、生活に余裕のある者だけが出席しているという事なのだろう。あのキョウヨウとキョウイクとやらを求めて・・・・。
遠くは沖縄、兵庫、岡山などに住んでいるが、その中で近江八幡に住んでいるD君がやってきた。たしか大学の先生になった東洋史の専門家であるけれども、どういう事情かそんな遠くに住んでいる。その彼の音頭で乾杯。和やかに始まった。長いテーブル、向こうの人とはなかなか話せぬのがちょっと問題。それぞれの近況報告。
みな寄る年波に勝てず、大したことをしているわけではない。「ダンスを熱心にやって体を鍛えている。」「合唱団に参加して老人ホームなどを慰問している」「家事はやらずにTVばかりみている。」「1年で100回近くゴルフに行っている。」E君だけはまだ映画作りに情熱を燃やしているとのことだから立派。私は書道やら詩吟やら、はたから見れば全然面白くないものをやっている。いくら積み上げても、私の死と共に雲散霧消してしまうに違いない。格別に聞いて回ったわけではないが、本やアルバムの整理など、終末準備を始めた者もいるようだ。「娘がうつ病で困っている」「遺産をどのように分けたらいいか。」「株でおお損」「体調があまりよくない。」人生には必ず影の部分がつくが、そういう話は、個人個人の内訳話で語られるのみ・・・・。
この私学会館はこういう集まりには最適の所の様だ。随分にぎわっている。F君の一本締めで終わって、二階の喫茶に行きまたひとしきりおしゃべりをしたけれども、席を確保するのに大変であった。それが終わって5時ころ、まだ飲みにゆくのだ、と言う者もいたが私を含め大半は「明日もあるから・・・・。」と帰路についた。スタミナもだいぶなくなってしまった。「一期一会」そんな言葉の意味が最近少しわかってきたような気がする。
この次の幹事をやることに成った。毎回幹事は男性1-2人、女性一人。できるだけ皆でやるようにしているけれども、もう一順してしまった。今日は女性が8人ほど出席したが、みな一度は幹事をお願いした人ばかり。男性もどうしても仕事でできぬ人、よほど遠方に住んでいる人をのぞけば大体お願いしている。
幹事は、なかなか気を使う。今回だって大変だったようだ。会場設定から、募集、会計処理まで皆やらねばならぬ。それを頑張って楽しい会にしてくれたわけだが、大体は幹事を避けて、楽しい会にだけは出席した人たち。次回は結局、男性はG君と私、女性はHさんが引き受けてくれた。G君もHさんも2回目。参加するだけの予定の者は気楽である。「たまには一泊旅行と言うのもいいなあ。みんなもうその程度の金と時間は何とかなる連中なのだろうから・・・・。」私の心づもりでは2年後に開きたいと考えている。その時まで皆一泊旅行に耐えられるくらいの元気さを維持してもらいたいと願う・・・・・。
家に戻って翌日、早くも幹事のI君からは改定した名簿が届いたし、G君からも宜しくとのメールが入っていた。「・・・・それまで東海大地震、富士山大噴火がありませんように。」そう、今の世の中、一寸先は闇、何が起こるか分からぬ。またB君からは写真が沢山届いていた。
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