1244「アメリカ東部大自然紀行」(37日(金)曇り)

 

バスの車窓には何もないない荒地あるいは砂漠が続き、道はどこまでもまっすぐのように見えた。ところが急に開けて、ネオンで輝く大都市ラスベガスに到着。

旅行前に勉強しなかったので今頃蘊蓄を書いている。友人と二人で8日間のアメリカ大自然紀行なるパックツアーに参加した。安い旅行であったから、ロスアンゼルスに飛び、そこからはひたすらバスの旅。ラスベガスについて、長いがウイキペデイアを写すと

1820年代後半、モルモン教徒によって発見された。ネバダ砂漠の中のオアシス。「ベガ」とはスペイン語で「肥沃な草原」を意味する。

1840年代末に現在のカリフォルニア州で金が発見され、ゴールドラッシュが起こると、カリフォルニアに向かう砂漠の中の貴重な中継地点として定住する者が現れた。1905年、ユニオンパシフィック鉄道の開通、金鉱ブームも去った頃、1929年の大恐慌が起り、さしたる産業のないネヴァダ州では、税収確保のため1931年に賭博を合法化した。1931年に近郊にフーバーダムが着工され、ルーズベルト大統領のニューデイール政策の時代1936年に完成した。労働者の流入と安価な電力の供給で、街は大きく発展した。1940年代に入るとダムから得られる豊富な電力を利用して、ネバダ砂漠に軍事基地や核実験場が続々と建設され、その関係者が町に住むようになった。」

ラスベガスで賭博をたのしんだ。掛け金が3倍半になった、と言うとすごいが、2ドルが7ドルになっただけのこと。儲けた金でペプシを買い友人が持参した焼酎をそれで割って飲んだ。

「第二次世界大戦終結後の1946年に、フラミンゴホテルを建設され、カジノが収益を上げることが判ると、マフィアが続々とホテルを建設するようになり、ホテルは同時に集客のために有名スターのショーを定期的に行うようになった。街の建設資金は大半をモルモン教徒が融資した。しかし1960年代後半頃から取締りが厳しくなるにつれ、マフィアに替わって、合法的な不動産会社やホテルチェーン、ハワード・ヒューズのような大富豪などがこれらのホテルやカジノの経営権を引き継いだ。人口 約60万人、この都市の人口の23.61%はヒスパニックまたはラテン系である。」

ラスベガスを基点にコロラド川あるいはその支流に広がる国立公園等を見て回る旅。ザイオン国立公園、ブライスキャニオン国立公園、アンテロープキャニオン、モニュメント・ヴァレー、さながら西部劇のシーンを見て歩くようでもあった。友人の勧めで帰りの飛行機で最新映画「ローンレンジャー」をみた。そこにも先住民、ナバホ族の男が登場し、モニュメントバレーなどで大活躍していた。理解にはご推薦の映画。再びウイキペデイア。

「コロラド河はロッキー山脈西部の乾燥地帯を流れ、カリフォルニア湾へ注ぐ。中流域での大量の水の使用により下流では過度に不足している。アリゾナ州のユタ州との境界付近にはグレンキャニオンダム、パウエル湖付近で西に向きをかえグランドキャニオンを流れる。ここを過ぎるとラスベガス附近にフーバーダム、南へ流れを転じデーヴィスダムへ注ぐ。下流では、ほとんど干上がった状態でカリフォルニア湾に注ぐ。」

一目だけであるが、どちらのダムも見ることができた。そのスケールの大きいこと!川の出口がメキシコ領であることは重要に見える。

「フーバーダムは、型式は重力式アーチダム、高さ221m、長さ379mで、ダム湖はミード湖と呼ばれ、貯水量は約400億トン。日本には約2,500基のダムがあるが、それらの貯水量の合計は250億トン程度である。フーバーダムで発電された電力は、カリフォルニア州、アリゾナ州、そしてラスベガス(ダムの北西48kmと近い)などに供給されている。」

電力と同時に水の供給も重要。ガイドは、ラスベガスはこの水のおかげで発展したと言っていた。

昔、別の友人に「今まで行ったところでどこが一番感動したか」と聞いたところ、グランドキャニオンと答えた。実際に行ってみてなるほどと思った。今回訪問した時、天候はあいにく雪、おかげでヘリコプターによる遊覧ツアーもできなかったが、そのスケールの大きさに圧倒された。

「アリゾナ州北部にある峡谷。コロラド川によって削り出された地形であり、先カンブリア紀からペルム紀までの地層の重なりを目の当たりにできるところでもある。今から7000万年前、この一帯の広い地域が地殻変動により、海であったところが隆起したことに始まる。約4000万年前、コロラド河による浸食が始まる。峡谷は500万年前にほぼその全容を現し、現在見られるような峡谷になったのは、約200万年前である。そして今もなお、浸食は続いており、最古でおよそ20億年前の原始生命誕生時の地層を浸食している。断崖は平均の深さ約1200m、長さ446km、幅6km29kmに及ぶ。最深地点は1800m。降雨量はサウスリム で年間380mm、最深部では年間200mmとなっている。」

ちなみに東京と大阪の間は鉄道で550キロ。雨だけはやっぱり少ないようだ。私の旅行は若い時にイギリスに2年ほど滞在したため、ヨーロッパ中心であった。今回の旅はなかなか良い経験になった。皆さんもいかが?

 

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