1247「STAP細胞論文騒ぎ」(3月15日(土)晴れ(木)雨)
STAP 細胞論文について小保方論文が袋叩きにあっている。然し何か間違っているように感じる。科学はいろいろな実験結果や提案があつまり、それを検証してゆくうちに真実が見つけられるもので少少の問題で否定したら進歩などあり得ない。以下、報道を引用しながら考えてみたい。そもそもSTAP細胞とは
「STAP細胞は簡単に言うと、何にでもなれる細胞の事。例えば、事故で手が無くなってしまった。そんな時にSTAP細胞を使えば、手が再生できるようになるということ。皮膚も血管も筋肉も神経も骨も、全てSTAP細胞が作り出して再生してしまう。STAP細胞は、ドラゴンボールのピッコロのように再生することができる細胞。」
「ips細胞とSTAP細胞は、どちらも同じ万能細胞。(何にでもなることが出来る細胞)しかし、作り方・時間・成功率が違う。」・・・・・もっとも山中教授は反論している。
「・・・・人間の体は、もともと精子と卵子がくっついて細胞が分裂しできてくる。これはすべての生物が同じ。その時に分裂する細胞は、最初何になるかは決まっていない。(骨・血液・血管・皮膚・筋肉・内蔵など・・・。)ひとつの細胞が分裂して、色々なものに変化して体を作り上げていく。ということは、最初の何になるか決まっていない細胞を作ることができれば、人体の再生が出来るのではないだろうか?この考えで万能細胞という研究がはじまった。」
理研中間報告(日本経済新聞報道)
「野依理事長は論文を作成する過程に「重大な過誤」があったと謝罪した。悪質な不正があったかは今後調査を続けるものの、論文は取り下げる方向だ。」とする一方
「論文に対する6つの疑問のうち「STAP細胞のゆがみ」「二つの胎盤の画像の酷似」は不正ではない、「画像の一部が博士論文の画像に酷似」「実験手法が実際の手順と異なる」など4つは調査継続。
STAP細胞存在の真偽:委員会は調査の対象としなう。内外の体験者による再現を待つ。」
このような内容で、論文を取り下げるのはおかしい、と感じる。
アゴラ編集部記事:この中で私がそうだと思う個所は
「今回の「STAP細胞」騒動についてはNATUREに掲載された、ということは無視できないでしょう。日本のマスメディアはなぜかNATUREを金科玉条のように扱っているんだが、同誌に掲載された論文の半分はのちのちの検証で間違いだったことが判明するそうです。もちろんNATUREでは専門家らに論文を査読させ、ある程度の裏付けを取ってから掲載します。しかし、それも完全ではあり得ない。・・・・・・」
この前に書かれている内訳話
「共同研究者で論文にも名を連ねる山梨大学の若山照彦教授は、小保方氏を含む2本の論文で合計14人いる共同執筆者らに論文の取り下げと再検証を呼びかけています・・・・・」
中部大学武田邦彦教授
「・・・・ここは難しいんだけど、科学は事実を書く。事実は誰が書いても同じなんですよ。・・・・彼女の論文の20ページが同じとかいうあれは、世界中の誰が書いても同じ文章になる。アメリカ人が書いたのを持ってきたほうが、下手な日英語でいくよりいいんです。それから、引用と書かなくてもいいの。何故かといったら、我々科学者ってのは、お金のためだけでもなく、利権のためでもないんです。自然現象を明らかにするためにやってる。・・・・・」
「理研が取り下げるとか冗談じゃないですよ。あれは著者がやるもんなんです。・・・・本人がどう判断するかで、圧力なんてかけちゃいけない。・・・・・・」
共著者であるハーバード大のチャールズ・バカンティ教授「示されたデータが間違いであるという有力な証拠がない以上、論文が撤回されるべきだとは考えない」
子供向け記事の最後の記述こそその通りと思う。
「・・・・・彼女は、「植物のほか、動物の中でもイモリは傷つけるなど外からの刺激を与えれば、万能細胞化して再生する。ヒトを含めた哺乳類でも同様のことが考えられないか」という、身近な疑問から研究をスタートさせた。柔軟な頭を持っていたのはもちろん、今までの常識にとらわれない考え方、また色々な批判に負けない強い心と探究心があったからこそ、このSTAP細胞が発見された。これからの彼女の活躍を期待する。」
ただ、彼女が書いた博士論文について「20ページにわたって海外の文献とほぼ同じ記述があったほか、論文の画像と同じものとみられる画像が、STAP細胞の論文にも使われています。」の記述は気になる。この世界は性善説、学者の良心を信じる。少少表現がおかしくても、昔の資料の使いまわしがあっても、まだ100%証明できないところがあっても構わないが、他人の文献の無断コピーは許されない。みなさんはどう思われますか。
註 ご意見をお待ちしています。
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