1257「五日市・城山を歩く」(417()晴れ)

 

高等学校同期の会で、五日市・城山に登る。その時は、そうも思わなかったが、2週間ほど前、夜、近くの工事中道路を歩いているときに転んだ。その影響か、一歩一歩踏み出すたびに足に痛みを感じる。今回の参加も迷ったが、12日に歩く会に参加し、どうにか10q近くを歩けたので、思い切って参加することにした。

最近せっかちになる一方、余裕を持ちたいという心境からか10時集合と言うのに850分くらいには武蔵五日市駅に着いた。駅前の喫茶店で時間を過ごし、所定時刻に集まる。

12名参加、女性は4人である。天気は雲一つない青空。風もなくぽかぽかとハイキング日和。

ルンルン気分で檜原街道を歩くと秋川にかかる沢渡橋。眼下の渓流と桜が美しい。アオサギが一羽。河の魚を狙っている様子。近くは釣り場になっており、管理者は光る紙など川に飾って魚を食われないようにするが、サギは悠然とし、どこ吹く風の様子。付近の日本料理屋は団体客も押し寄せる旅館とか。改めて訪れるのも一興か。

少し高みに登ると光厳寺。臨済宗建長寺派鷲峯山(じゅほうさん)光厳寺は建武年間(133438)に足利尊氏が創建したと伝えられる古刹である。

ひっそりとしている。いまどき禅寺の坊主は何を日常しているのだろう。時々山歩きなどで禅寺を訪れるが読経の声を聴くことは希である。

門前の斜面にある、推定樹齢400年の櫻が有名。東京都内三大巨樹の一つとか。他は、大島のサクラ株(特別天然記念物) 、神着(かみつき)の大サクラ(三宅島) だそうだ。巨樹で病虫害の痕跡が認められない(1994年時点)のは極めて稀だという。ただし、最近の大風でやられたとかで、周囲は大きく伐採され痛々しい。花は大分散ったがまだ見られる。

ここから山越えで城山を目指すルートもあるが、急斜面が多くかなり危険という事で少し引換し西戸倉バス停あたりにでて、いよいよ城山山登り。

といっても城山434m、もうこの辺は海抜200m以上はあろうから実質200mばかり。所要時間も町のパンフレットでは35分とあり、大したことのないはずである。元気よく先頭を歩きだした私だが、登りはなかなかきつい。落ち葉の道は気持ちが良いけれど、ほとんどまっすぐな登りで、休むところなどない。最近山歩きをしていないことも足の痛いことも響く。途中でアゴが上がり、皆に先を言ってもらう羽目になった。それでも12時半くらいには頂上。眼下に五日市の街。遠くに白く見えるのが西武所沢球場と誰かが指をさす。素晴らしい眺め。登山者はほとんど我我のみ。

ここは戸倉城と言うお城跡らしい。武州南一揆という在郷集団が15世紀に建てたものとか。武蔵守護代大石定久が一時占領したが、やがて武田氏に攻め落とされ廃城になった。現在はほとんど何も残っていない。

十里木方面に降りる。下りもなかなか急であった。A君が杖をトントンと着くようにして降りなければならぬ、と言うが、足が痛くなかなか思いに任せぬ。着地はかかとからする方がいいようだ。そうでないとつんのめって危険。それでも距離が短くやがて街道。

瀬音の湯。秋川沿いのレストランや宿泊等まであるなかなか豪華な温泉である。かっては町か村が経営していたが、今は民間に委託されているという。旅行客、市民、老人などの利用も多いようだ。一風呂浴び渓谷の新緑を眺めながらビールをごくり。至福の時。

誰かが言う。「5qという数字につられて、これなら私も歩けると、参加した人が多いのではないか。これだと歩く会と山の会の内容はかなり近づく。けれども多くの参加を期待しようとすれば、今後もこの程度にした方が良いのかもしれない。」物足りないという者もいたが、私にはそれなりにきつく、無事に達成できた喜びも大きかった山歩きであった。72歳・・・・このころは11年老いを感じる年ごろかもしれぬ。

幹事B君に感謝。彼は2月に一度下見に来たが、その時は雪が腰まであり、登れなかった、最近改めて登ったとのことであった。帰りは武蔵五日市に出てJRで拝島、そこから西武線で井荻。案外武蔵五日市が近いことに気付く。

追記1(翌日)C君が撮った写真を早速送ってきてくれた。見事な光厳寺の桜、早速パソコンの壁紙に設定。

追記2419日)この程度の山、1日、2日も経てば疲れは抜けて行く。しかし歩いた時の足の痛みは消えぬ様子。スムースに膝が曲がらず、着地しようとするとツンと膝に痛みが走る。走ることはほとんどできぬ。念のためと河北病院に行く。レントゲン写真を見た医者は「骨には全く異常がありません。炎症でしょうかね。このまましばらく様子を見ましょう。」とそれ以上取り合ってくれぬ。結局は「加齢による・・・」という事なのか。

 

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