1266「素人時局解説・・・・中国とヴェトナム」(517日(土)晴れ)

 

以下は同じ友人からもらったメールである。

1)新聞によると中国の横暴に怒ってベトナムで反中国デモが起き、一部の暴徒は、中国企業に放火とか打ちこわしを仕掛けた由。それに対して、中国外相は「厳重に抗議する。暴徒を放置しているのは政府がだらしないからだ」という意味のことを言った。

噴飯ものというのはまさにこれである。自分のところは政府がしっかりしているからそんなことは起きない。あるいは政府が指示してやらせているのだから、放置はしていないといっているのかよくわからないが、恥ずかしくもなく言えるものだ。要するにそんな国なんですね。でも650人の中国人が国外に逃げたというので、かなりの規模みたいですね・・・・・。

2)ベトナムの反中国暴動は拡大しそうですね。

ベトナム政府も初めは黙認のような形でしたが、反中国にとどまらず、普段の不平不満を政府にぶつける形に変形拡大しそうになり、いまあわてて抑え込みにはいっているとのこと。中国における反日デモも、おなじでしたね。最後は共産党政権に対する反乱になりそうになって鎮圧の形になったようですね。もっとも中国の場合は、政府が金を出してバスで人間を集めて日本大使館とか企業の周辺に、運んでいたとの話もありますね。

ベトナムの場合は、同じ共産主義ですから似たようなものですかね。

それにしても反日暴動の時には被害に対して賠償もろくにしなかった様子

ですが、いち早くベトナムに賠償を要求しているようですね。全くやくざ国家ですね。

南シナ海は水深が深く、潜水艦の行動に楽な地形ですね。あそこに潜水艦をひそませて、そこからミサイルをうてば、相手が探知反撃できにくいという理由もあるのでしょう。資源略奪だけでは済まない野蛮国家ですから。

・・・・・・・

その通りだね、と思いながら、中国のやりかたは戦前の日本を彷彿させる、と思った。

政府という者は国民の支持で成り立っている。しかしそれが世界に出て行くとき、関係国、世界の民の思想という異質のものと対峙する。その時、力があれば、つまり軍が強ければ最後にはことをごり押ししようとする。正義なんてものはない。それが通れば国民は支持し、政権は安定。果てしなく続き、より強い軍事力を持つ勢力と対峙し、戦争となり、滅ぼされた・・・・戦前の日本。

しかしこの図式は今の中国には当てはまらない、いや、当てはまらないことを期待している。国連が機能し、アメリカという警察国家が存在し、情報が瞬時に世界を飛び回り、ある程度他国の事情も広く理解される現在、元来は平和好きの中国は全面戦争まで起こす気はないのだと思う。その意味では野蛮国家というのは言い過ぎと感じる。

ただ国内にはハト派もタカ派もいる。後者の動きも無視できない。

ヴェトナムという国を考えてみる。共産主義国家である。それ故アメリカへ助けを求めるわけにはゆかぬ。しかし、かって中国の後押しするポト政権をおいだし崩壊させた政権、中國の共産党政権とも仲が悪い。歴史上、中国はヴェトナムを属国の一つくらいに考えていたように見える。ヴェトナムは、戦争で味方になってくれる大勢力はない国である。

アメリカは、民主主義を信奉し、それが一番いい制度で、世界にこれを広めなければならないと考えている。しかし中東での問題はイスラム社会との対峙と言う問題をかかえこみイラン、イラク、さらにはシリア対策などで動きが取れなくなってきている。加えて最近はウクライナである。また、国内にアメリカが何も世界の事件のすべてに絡まなくてもいいではないか、という考えが台頭している。モンロー主義という奴。其のため極東まで手がまわらぬ、平和でいてくれという事のようだ。別に同国が平和主義者というわけではないのだが・・・・。

警察国家というのは、その権力にコントロールされる方は嫌う。しかし警察が国内の安定を維持させるために不可欠なように、世界にとっても不可欠に見える。それがなくなった時に世界の英知を集めて平和を継続出来るか?世界で唯一の警察国家らしい様子を見せるアメリカ・・・・その他は、大体「我田引水国家」。しかしアメリカは、警察国家としての力を急速に失ってきている。

そこを中国は見ている。しかも中国とロシアが最近協調し始めているとか。いつも西欧と組んだアメリカにコントロールされ、悪者にされてしまっている両国、悪者どうし、仲よくしようという事なのか。もっともよく考えれば米国や西欧の考えも随分無理があると思われるこのごろ。

中国は、のメールの言うように自国の反日デモにはあいまいな態度をとっても、見くだしているヴェトナムが自分に向けて行い、死者も出たとなれば許せない。アメリカの様子をうかがいながらヴェトナムと小戦争くらい起こしかねない、とも感じる。第四次中越戦争?怖い、怖い。

 

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