1279「私の中国語」(7月3日(木)曇り)
読売文化センターで中国語を習い始めてから3年になる。中国語は一方でNHKの講座はレベルアップ講座まで聞いているが、ちっとも進歩せぬ。
資格試験でいえば、私のレベルはせいぜい3級か。しかし高校の同期の者が、2級を取り、スピーチコンテストにも出たという。負けず嫌いの私は「受けるなら2級だ。」と決めた。さすがに難しくて歯が立たぬ。特に聞き取りがひどく難しい。まだ受けていない!強情!
中国語のポイントは発音だと思う。ほかの言語に比べて格段に難しい。
あの巻き舌発音には泣かされる。四声に声の読み方の高低まで大切というからかなわぬ。
周囲に中国人はいない。蕎麦屋でアルバイトの中国人に話しかけてもほとんど通じぬ。
日高屋で私が良く食べるのは「ピリカラ豚骨ネギラーメン」で味付け卵をつけ、辛さを控えめにしてもらう。この前やっと辛さ控えめを「プータイラー」と言ってようやく理解された。方という名札をつけた女店員がニヤリとした。「ピリカラ豚骨ネギラーメン」はそのまま訳せば「タイラー・チュウクウ・ツオンラーミエン」となるのだろうが、まだ試していない。
現在講座の先生はマリ先生という、30代後半から40くらい?の女性である。
最初の先生は30前後の美人、しかし短い期間のうちに共同通信社に引き抜かれてしまった。
次の呉先生も背の高い美人であったが、日本人の男と結婚し、吉林省に住む父母にも報告したとうれしそうに話していた。そこまではよかったが、突然事務局ら「先生は妊娠され産休に入られるので変わります。」・・・・・びっくりした。4月からマリ先生がその後を受けたのである。
中国語を上達させるには、やはり中国人と接し、話すのが近道、と考えた。よく映画俳優など短期間で語学をマスターする話を聞く。金に物を言わせ、個人レッスンでしごいてもらうらしい。会社の先輩も特定のシャオジエに教えてもらっているらしい。彼はそのシャオジエに「会話がうまくなるにはキスするといいと聞きました。先生キスしてくれますか。」・・・・セクハラすれすれの質問。するとシャオジエは「効果的です。でもそのレッスンは、違う先生の担任で、お金もずっとかかります。」と言われたとか。
ウエブに個人レッスンはいかがと、色々な先生のプロファイルが紹介され、1時間3000円、最初のお試しはただ、など宣伝している。教える場所は喫茶店など利用するらしい。中国語の勉強になる上、1時間若い女性と過ごして3000円、悪くはない、と考える私は多分に助平?男は最初から外して、こっちの美人がいいか、あっちの美人がいいか品定め。
然し標準的な北京語がしゃべれる、自宅近くに住んでいる、日本人に教えた経験があるなど絞ってゆくとあまり候補は多くない。そのうちにマリ先生に直接頼んだらどうか、と考えた。読売文化センターで教える中国人はウエブで紹介されている人よりもレベルが高そうに見える。
メールでこちらの希望条件等を決めて頼むと、引き受けるとのこと。「これからはメールのやり取りを中国語でやりましょう。」ときた。
辞書とインターネットの変換サイトを使って書かねばなるまい。彼女は丸顔のそれなりの美人だが、授業を楽しそうにやるのがいい。大陸では中学校の英語の教師をしていた、日本に来て10年以上とのことだ。生まれは東北で、新京で暮らしたのち、日本に来たようなことを言うが詳しくは分からぬ。彼女のルーツをもう少し知りたいがそれは時間をかけて・・・・。
授業は雑談が3分の1くらい。残りで教科書。受動態の話は参考になった。
さらに「すみませんが」=不好意思を用いた作文で「遅いのですみませんが、送っていただけませんか。」という和文を訳せ、という。出来上がった後、会社の先輩風に「結構ですが「送り狼になるかもしれませんよ。」というのはどう訳せばいいか。」と聞いた。送り狼は文字通り送狼(ソウラン)では通じぬ。大色狼(ターサーラン)というのだそうだ。ただし好色は中国でもやっぱり好色というとか。
終わった後、公会堂の喫茶に行き、マリ先生の初めての頼んだ個人授業。道行みたいだ。ゆくゆく個人的な話も少し聞けた。彼女はなんと白金のマンショに住んでいると言う。月15万円とか、どうやってたたき出すのだろう。荻窪はレッスンに来ても、いつもすぐに帰るからわからぬと言っていた。足つぼマッサージの看板を見て「わあ、安い」とびっくりしていた。
公会堂の喫茶は広々として明るく気持ちがいい。私は自分の今までの歴史を簡単に中国語でまとめ、添削してもらった。最後に私の中国語学習の目的を話した。今更ビジネスでもあるまい。「墓に入るまでに多分10年、残念ながら日中関係が悪い。然し時期が来たら再び中国に行き、中国語を使って自由に旅してみたいと思う。」と書いたら、マリ先生は真顔で「そんな短くはないでしょう。せめて15年か20年は・・・・。」
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