1281「七夕再び」(7月7日(月)曇り)
今年の七夕もまた台風が接近しており、天の川は洪水?かもしれぬ。
七夕は本来は旧暦で行うもの、今年は8月2日だ。どこのどいつがこれを新暦に変えてしまったのだ。旧暦なら晴れて天の川もみられる可能性が高いというのに。蘊蓄は現代ではみなインターネットで調べる場合が多い。ここもその伝で・・・・・。一部冗長すぎるものは適当にアレンジ。御許しを。まずは七夕の一般的解説から。
http://www.tanabatank.co.jp/tanabata.php
七夕(しちせき、たなばた)は、日本、中国、朝鮮などにおける節供、節日の一つです。旧暦の7月7日の夜のことですが、日本では明治改暦以降は7月7日または月遅れの8月7日に多く七夕祭りが行われました。七夕は五節句の一つにも数えられております。・・・・・「棚機(たなばた)」とも表記し、今日に至り、一般的に「七夕」を「たなばた」と発音するのはその名残・・・・元来、中国での行事であったものが奈良時代に伝わり、もとからあった日本の棚織津女の伝説と合わさって生まれた言葉と拝察できます。
(同)むかし、天に織女という手芸にすぐれ、機織が巧みな娘がいました。ところが牽牛という婿を迎えてからは、手芸をおろそかにし、機織も怠けだしたため、天帝は怒って、牽牛を銀河の対岸に別居させ、年に一度、七月七日の夕べにだけ逢うことを許しました。
それ以来、牽牛はこの日が来ると天の川を渡って織女に会いに来るという伝説があって、中国では七月七日にこの牽牛と織女のニ星を祀って技芸の上達を祈る乞巧奠という行事がおこなわれてきたと伝えられていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kugel_149/22405234.htmlほか
中国では、旧暦7月7日「乞功奠(きこうでん)」の際、裁縫、機織、習字の上達を願い、菓子7品・針7本・5色の絹糸7筋を供えるが、日本では宮中行事として伝わり、ヒサギの葉に5色の糸を通した金銀7本の針を刺し、詩歌を書いた短冊や色紙を供えた。(「荊楚歳時記」)http://taizo3.net/hietaro/2008/07/post_336.php
日本の棚織津女(たなばたつめ)のお話は、村の災厄を除いてもらうため、棚織津女が機屋にこもって、天から降りてくる、神の一夜妻になるという話です。旧暦の七月十五日に水の神が天下ると言われ、川、海、池のほとりに棚の構えのある機(棚織=たなばた)を用意して、村で選ばれた穢れを知らない乙女が神聖な織物を織って捧げました。乙女は神に一夜仕えることで、災厄と疫霊をお祓いすると信仰されていました。
あの安直な竹飾りが気になる。あれを調べてみるとhttp://www.y2asmr.net/tanabata.html
江戸時代になって、無病息災や商売繁盛、技芸の上達などを願う飾りを笹竹につける風習が庶民に広まったとか。五色の短冊は中国の五行説から、赤、青、黄、白、黒だが、後に黒が抜け、紫が入るなどして現代では、青、赤、黄、白、浅黄、紫が一般的。
毎年ラジオ体操ではそばの妙正寺川にこれを飾る。そのために短冊に願い事を書けと言われる。何と書けばよいやら。願い・・・・そんなものがあるうちが花?
最後にたなばたにちなむ歌。「万葉集」には二星会合を詠んだ歌が数多く収められており、また正倉院にはこの行事に用いたと推測される針と色糸が現存するとか。
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/tanabata/home.html
1518: 天の川相向き立ちて我が恋ひし君来ますなり紐解き設けな
1686: 彦星のかざしの玉は妻恋ひに乱れにけらしこの川の瀬に
二つとも十分にエッチ、万葉時代の人々は恋にも難しく考えずストレートだったか・・・・。
時代は下って江戸時代、松尾芭蕉の俳句から
http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/haikusyu/tanabata.htm
七夕の逢はぬ心や雨中天 松尾芭蕉 24歳の時の作とか
今日は雨の七夕。せっかく天の二星は、逢引に来たというのに、この雨では天の川が増水して渡れまい。気の毒に、逢瀬を楽しめばこそ「有頂天」に行けるのに、会うことすらできないのだからこれは「雨中天」と言わなくちゃならない。「有頂天」と造語の「雨中天」を引っ掛けて面白がった貞門風俳諧。「有頂天」とは、・・・・仏教用語で9つの天のうちで、最上の至福の天を指す。
七夕や秋を定むる夜のはじめ 笈日記 京都の門人野童亭にて
野童は京都の蕉門。旧暦では七夕は夏と秋を分ける時期でもある。日中は未だ残暑厳しいが星を見る夜ともなると涼風が吹く。
最後に私も狂歌、芭蕉に真似てダジャレで
しっ責(七夕)は、きらいだけれど、タナボタ(七夕)は、大好きですと、織姫さん。
・・・・得意になったが七夕とタナボタをかけた話は他にも山ほどあるから調べて御覧。
註 ご意見をお待ちしています。
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