1285「組織というもの」(8月1日(金)晴れ)
カレー屋で隣のおばさんの話の盗み聞き
「私はまだ2級を受けろ、と言われているわけではないわ。でも言われても断ろうかと思っている。月に一回講習会に出なければならないでしょう。この前は何やらのパーテイに出なければならなかった。今度は夏休み子ども週間でみんなやったからご苦労さん会をやろう、ついては会費は**円。私は別にラジオ体操会の人たちとそんなに親しいわけではないわ。」聞きながら私はこのおばさんも私と同じことを考えているな、と思った。
妙正寺ラジオ体操会。
私は定年になった61歳から出席し始め、指導員にもなり最近やめた。級制度ができたのは7,8年前であったような気がする。指導員は1年月1回の講習会を受ければ成れる。その指導員にもっと熱心に学んでもらって*級指導員という者を作ろう、というのである。そのためにはテストをしたらいい。目的はラジオ体操をなかなか奥が深い、これを正しく指導し、普及させるため・・・・いかにも役人的発想と感じた。そして疑問に思ったのがラジオ体操なんてそんなに奥の深い物なのか。誰でもできるように作られたものがラジオ体操ではないか。
たかが朝ラジオ体操をやるだけの会であるが、すでにご立派な組織を作り上げている。私たちの上に杉並支部、その上に東京都支部、その上に全国支部。上に或る組織はなんらかの活動をするなどして下の組織から金を巻き上げる。そうしなければ活動を維持できない。級制度はこの体制を維持強化するために作った制度と言ってあら言い過ぎか。
昇級試験を受けるために地元組織での推薦がいる。耳打ちされるのである。現制度を維持強化するために役立ちそうなものだけが推薦される。
指導員になるといろいろ要求される。当番制ではあるが朝指導しなければならぬ。技術を維持向上させるためと称して、月に1回講習会に出なければならぬ。しかし一度行ったところ、盆踊りまで一緒にやらされているのに驚いた。夏休みに子達を集めて子ども週間が10日開かれる。その準備と称していろいろ借り出される。夏秋の旅行の準備や参加を要請される。もちろん費用が掛かる。この旅行も上部団体が主催するものと重なったりして大変である。そのほかにもスポーツレクリエーション大会、去年は国民体育大会。あまつさえ地元から立候補する区議会議員や都議会議員の応援。全部は私だってしらない。これが昇級試験に合格でもしたら・・・・。
私は、自分の健康のためにこれを続けたいのであって、それ以外の活動をやる気はない。ラジオ体操は私の生活の中のほんの一部に過ぎない。其れを中心に据えて私の人生を変えようなどという気はさらさらない。カレンダーに予定を入れる。何かの会合、仕事?関係、旅行、そんなものを次々埋めラジオ体操などその後で考える。
ラジオ体操と似たような組織、東京都の陸連のB級審判員の資格を持っている。こちらはもっと組織が大きくいろいろな大会に参加要請が来る。この組織の面白いところはなかばボランテイアの意識を持たせ、やすい金で人を動員することである。「日曜日、大の男がこんな金で貴重な一日をつぶせるか。」
審判員の仕事に惹かれないから「この日は御稽古があって・・・」「この日は旅行・・・」などいろいろ理由をつけて断りまくった。ある時、私を口説き、この資格を取らせた老人から言われた。「こういう物の資格を取ったら、まず第一に考えてもらわなければ困る。要請が来たら何をおいても対応するくらいでないと・・・・」ラジオ体操でみな消極的であった私が、昇級試験を受けることを要請されなかったのは当然と言えば当然。
私はそれどころか若返りには迷惑な存在であったのかもしれない。私と同じ年齢のある女性は人の面倒見が信頼されていたが、彼女から「私は家のことが忙しいし、年齢も年齢であるからやめる。あなたはどうされますか。」そう言われて少少疑問を持っていた私は、飛びついたのである。その時同時に彼女もラジオ体操仕事を鬱陶しく感じ始めているな、と感じた。
しかし世の中はあかの他人の集まりである。その他人を集めて何かの活動をさせ、発展させて行くためには、こういう事は必要なのかもしれない。私の周りの同窓会、宗教団体、何かの趣味の団体、この前は会社のOB会の会長に就任した男が「週に4回そのために出勤する。」と言っていたのでびっくりした・・・・。
みんな「それ命」みたいに活動し、なかには嫌がる会員をなだめすかして、どんどん活動の幅を広げていかなければ組織は持たないのかもしれない。ただ私はそういうことにいつも疑問を持ち、自分にとって何の意味があるか、自分を中心に考えてしまうのである。
註 ご意見をお待ちしています。
e-mail address agatha@ivory.plala.or.jp
ホームページ http://www4.plala.or.jp/agatha/
参考 友人から次のようなメールをもらった。私のような年寄りのために参考になるかもしれないとそのまま掲載する。
詐欺から電話がかかつてきました。新種のものです。
ご参考までにお知らせします。
本日我が家に楽天証券を名乗る男から電話がありました。
内容は「ゴールド○○」という会社からパンフレットを送ってきましたか。
というものだった。そんなのは知らないというと、「もしかして後日送ってきた場合は
わが社にその封筒をご回送いただけませんか。謝礼として商品券など差し上げます。」
といいます。そんな面倒なことはいっさいやりませんし、知らない会社のパンレットは
すぐに捨てるという習慣ですから、もうすてているかもしれませんねと答えると
「がしゃっ」と勢いよく電話を切りました。これがどういう種類の詐欺なのか知りたくて
インターネットで調べまくりました。すると結局似たようなのがありました。
要するにあなたの代わりにあなたの名前で有利な債権をかったからというところから
突破口を開いて詐欺の舞台に引きづり混むのですね。
いったん引きづり混まれるとなかなか脱出が難しいという日本人の人の好さを利用しての
さぎみたいですね。
具体的に最後まで行った人の体験談は無かったですが、かかり合いにならないことが肝要です。
それで「楽天証券です。------」という電話があった時はうちは興味ありませんので、電話しないでください。がしゃっ」が一番よいとおもいます。話術にたけた詐欺師と長い時間電話すると必ず引きづり混まれますから。