1290「久しぶりに中国語の授業」(821日(木)晴れ)

 

東京は残暑が厳しい。しかしこんな時期に突然の豪雨に襲われ、多くの死者を出している広島県の人々のことを想えばぜいたくは言えぬ。

久しぶりに中国語の授業。私より20-30歳若い美人先生。しかし個人レッスンまで決めたにもかかわらず日程が合わず出席できない時が多い。この前は東北三大祭りツアーに引っかかった。

授業は方向補語などだが、自由会話の雑談が面白い。私は料理が結構得意である。この前娘が来た時にコロッケと大学芋を作った、と言った。すると彼女はにやにやしだした。どうやら男が料理の自慢をするなどおかしい、という様子。コロッケは中国にはもともとそういう物はなかったが炸土豆泥と訳せばいいだろう、という。土豆はジャガイモの意味である。辞書には馬鈴薯と出ているが、これは学術的な話、普通は土豆地というとか。泥はペースト状にしたもの、炸は揚げるで、意味はとおる。大学芋は大学紅薯とか。

この時期梨が旬だが、人に送るなどするとき、これは注意せねばならぬ、という。梨はリと読むが離れるもリと読む。梨は離を連想させるのだそうだ。こんな話は他にもいくつか聞いたことがあるが忘れてしまった。

別人というのは他の人という意味だそうだ。その時カラオケでやっている歌を思い出し「それなら「別れた人」というのはどういうのだ。」と聞いた。分けるという意味で分という字を使うことを思い出し「分子か?」と聞いたら「なんて恐ろしいことを言う。」と言われてしまった。どうやらこういう風に使うと、人間をばらばらにしてしまうというような感じになるらしい。結論は「分手的人」ということだ。手を切る、という事か・・・・・。

馬は中国では高級な生き物とされる、というから「しかし馬鹿と言うではないか。」というと「馬鹿という言葉は中国では言わぬ。ただし指鹿為馬という言葉はある。」・・・・確か馬鹿は始皇帝の次の王様が、ひどく愚かであった。そのためある大臣が権力を得て、勝手に政治を動かした。この大臣は王様を馬鹿にして、鹿を指さし「あれは馬と申します。」と教えた。そこから来たのだ、というようなことを史記か何かで読んだように覚えている。

終って1時間の個人レッスン。いつものように公会堂の喫茶店に行く。

中国語の作文は東北三大旅行に行った時の話をまとめて事前に送っておいた。その添削。

東北三大旅行は作文より先生は内容に興味があったらし「私もそういう日本的なものをみてみたい。」と目を輝かせていた。「どっこいしょ」等の掛け声は訳せぬと言うと「日本人が無理に中国読みをするとかえって分からなくなる。普通の日本語で言ってください。」と先生。

もう一つは資料を用意した。共同通信の中国語版の一部をコピーし、それを音読し、テープに吹きこんでおいた。一応「理解できる。」とのことだが、先生が模範を吹き込んでくれた。内容は広島災害をゴルフ場で聞いた安倍首相が、あわてて戻ったが野党から非難された話、埼玉県の116歳の老人がギネスで世界最長老に認められた話など・・・・いづれも人名、新聞独特の言い回し等で苦労。

そのまま日本語でという事だったが、アンベイチンサンは先生もそのように読んでいた。安倍晋三のこと。111歳老人百井盛・・・・が辞書を調べても分からず困っていた。「百井盛は名前ですよ。面白い名前がありますね。」と言われてがっくり。

龍生龍、鳳生鳳、老鼠的儿子会打洞という諺を教えてくれた。

龍の子は龍、鳳の子は鳳、鼠の子は穴をあけることができる・・・・日本語でいえば蛙の子は蛙というところか。私の場合は龍生狗ですよ、と言っておいた。中国では狗は出来の悪い物の総称になるとか。狗腿子というのはおべっかばかりつかっている人、落水狗というのは昔偉かったが落ちぶれた人というような意味らしい。

関連で飛び出したが張三李四、昔漢字検定の勉強をしていた時に学んだ。張氏の三男と李氏の四なんという意味でごくありふれた人物の事。もっともこれを任じておれば平穏なのかもしれぬ

数日前に「ドレミファソラシド」を中国語でなんというのだろうと調べた。

当て字で「多、来、美、発、梭、拉、西、多」と言うようだ。しかし中国では子供の頃は初頭の頃は五線譜を使わず、ドレミに番号をつけて教えるのだそうだ。こうすると多民族が使うどのような名楽器の音も表せるとか。ただし「中国の教育は数学と英語は強い。一点集中型だが、日本のように幅広い知識を教えぬ。音楽は日本で教育を受けると差が大きく、苦しむものが多い。」というようなことを言う。母親的意見と言うべきか。

1時から個人レッスンを入れて4時まで、長いようだがあっという間に過ぎてしまった。

最後に9月の第1週は問題ないのですが、3週目は南米に旅行するので出席できません、と言ったら、先生、手帖を取り出して「実は9月の第1週は娘の対応があって授業ができないんです。」・・・・また1か月以上のおやすみ、中国語の進歩はなかなか大変!!

 

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