1326「右変形性膝関節症」(1月8日(木)晴れ)
「典型的な膝関節症です。二つの骨の間が右が小さく、左が大きいでしょう。O脚で歩いているために右に負担がかかりすぎているのです。変形したものは治りません。しかし装具を作りますから、それを用いれば負担が減るでしょう。後はリハビリをしてください。」
装具とは専用の靴の中敷の事である。1年半に1個の割合で保険の適用を受けられる。何年か前に左の膝が痛くなった。そのとき荻窪病院で見てもらったが、同じことを言われた。そして左足の中敷きを作った。今では前半分が無くなり、残りも随分汚れているが、まだ使っている。洗えないものだから、ガールフレンドのAさんがいつも「臭い、臭い」と言うが仕方がない。
「友達が効果があると言うので通信販売でヒアルロン酸、コラーゲンなどの入った粉末を注文しましたがどんなものでしょう。」
「注文したものは使ったらいいでしょう。別に体に悪い物ではありません。ただし口から飲んだものが膝に行くというエヴィデンスは得られていません。現在は商売の道具として使われている感じです。」ヒアルロン酸については荻窪病院の医者もおなじことを言っていた。
このクリニックでは入り口の案内にヒアルロン酸を直接患部に注射する、という治療もするそうだが、それについての言及はなかった。
「1日10000歩くらい歩くようにしていますが続けていいでしょうか。」「結構です。」
昨年の4月頃、夜道を歩いていて、工事現場で転んだ。その時は大したこともなくそのまま帰宅したが、しばらくすると歩くと右ひざが痛く感じるようになった。走ることが出来なくなった。足が痛くなると歩行に自信が無くなり、ザックの会の山歩きはほとんど参加しなくなってしまった。「もう一生こういう状態ですごさねばならぬのか。」とグルーミーにも感じた。
夏に河北病院整形科に行ったところ、レントゲンを撮ったのち「大きな異常はありませんから、このまま様子を見ましょう。」ということであった。
7月にイギリスに行ったがその時にスマホを買ったところ、それに万歩計がついていた。なにしろ歩いて足の筋肉が強くなれば問題ないだろうと、9月頃からこの機能を使って1日10000歩歩くようにし始めた。かなりの距離でたぶん6-7キロ、朝ラジオ体操に行き、昼間荻窪駅に歩いて往復してやっと近い数字が出るくらいである。10000歩に足りない時は、寝る前にスマホをポケットに突っこんで足踏みをする。するとそれなりの歩数がカウントされる。
歩くことは問題ないがどうも階段の下りが怖い。膝が十分に曲がらずつんのめるのではないか、と恐れてしまう。登りはまずまずだが・・・・・もう一つ、最近になってどうも寝る時に膝がジワリと痛く感じるのである。膝の下に毛布を入れるなど工夫するがうまくゆかぬ。友人の勧めもあって結局時々行くスポーツセンターに併設のような形になっている増本整形外科クリニックに行ってみることにしたのだ。
リハビリの担当は城という若い男であった。増本医師の診断書を見て膝周辺をもんだり、歩かせたりしたあと、自宅で毎日以下のような治療を自分でして欲しいとのことであった。
@ 膝の後ろをほぐす
A 足の(太ももの)ボールまたはクッションを挟んでゆっくりそのまま立つ、座る練習をする。1日10回。
B 足首を内側に向けたまま膝の曲げ伸ばしをする。この際膝が足の動きに応じて動かないように留意する。1日20回
「ここには1週間に1度か2度来てください。私も経過を知りたい。またどうしても痛い時には膝を冷水タオルで冷やすのもいいでしょう。」
以上のような結果で帰路についたが、少しもんでもらっただけであるが歩きやすく感じた。夜、昨日、おとといは寝られず、昼間の知人の葬式の時に居眠りが出るほどであったが、今日は比較的に良くねられた。
後記 ヒアルロン酸についてインターネットで調べたところ:「人体の水分維持に貢献しているヒアルロン酸だが、それを補うとして、健康食品・サプリメントとしてヒアルロン酸の経口摂取を謳った商品(いわゆる「飲むヒアルロン酸」)が存在する。変形性膝関節症に対するヒアルロン酸の経口摂取によるヒトでの有効性については、「飲むヒアルロン酸」が宣伝されているが、効果不十分のため特定保健用食品にも認定されていない。ヒアルロン酸は飲んでも分解されて全身に散らばり、関節液に有効量移行する量を飲むことは実際に不可能であり、医学的に効果を証明されていない。」
ただし「経口摂取による皮膚の水分量増加が報告されている。また、腸管のTLR4受容体に結合することで、自己免疫疾患を抑制する可能性が示唆されている。」ともあった。
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