1363「新幹線の自由席の利用」(6月6日(土)晴れ)
通信1316に私が受けている中国語の個人レッスンで小さなエッセイを書き、これを中国語に訳し先生に見てもらっているということを書いた。其の後も月に2回のペースで授業を受け続けている。
先生はその後の会話の中で47歳、離婚歴がある、娘さんが一人、上海が実家でお父さんは物理学を高校で?教えていたというからしっかりした家庭の出身のようである。日本語がかなり上手で、将来にわたって日本に住みたいと考えており、最近都心にマンションを購入した。
最近私の会社時代の友人aさんが中国人と日本人の比較で面白いメールを送ってきた。
彼もまた中国語を女性先生に習っているらしい。ご自分で漢詩を作るなど興味の入れ方も相当の物。もっとも彼の先生が何歳くらいで、私の先生ほど美人であるかどうかは知らない・・・・・・。
私はそれをもとにレッスン用のエッセイを作った。途中からであるがそれを紹介すると次の通り。つたない中国語訳等は省略。
5 面白い記事を見ました。中国人の作です。
6 ある大手ポータルサイトに掲載されたものです。
7 筆者は、日本を旅行したという。
8 新幹線では自由席を利用した。
9 隣の指定席車両を見ると、空席が多い。
10 中国ならば、「それっ」とばかりに、多くの人が指定席に座りこんでしまうはずだ。
11 筆者は空いた席に行かない日本人を「“馬鹿”と言えませんか」と論じた。
12 日本人は自分の荷物を席に置いたままトイレに立つ。
13 周囲の人を信じているとして、筆者は「まるで馬鹿」と論じた。
14 中国人は日本人と違って「利口」だ。
15 規則の制約を受けるのは「自分以外の人」と決めつける。
16 自分に都合がよいやり方があれば、そちらを優先する。
17 規則はたちまち「無力化」する。
18 したがって、社会全体に「信頼」が生まれることはない。
19 人々は永遠に、疲れ果てて暮らすことになる。
20 ・・・・以下私の考え
21 中国は広く多くの民族が住んでいるので、国家としてなかなか一つにまめにくい。
22 それ故に個人は天下の事はともかく自分のことを考えるようになるのかもしれない。
23 別の見方をすれば習近平政権もこの点に一番苦心しているのではないか。
24 日本は極東の海の果ての小さな島国、のんびりいている。
25 一般的には人を信じ、法律などオカミの支持に黙々と従う。
26 以上ですが先生はどう思われますか。
先生の話「これは習慣と教育の違いではないかしら。空いている席を予約席だから使っていいとは教えられていない。」
さらにこの話をガールフレンドのAさんにしたところ、彼女は
「指定席の空いている席に座っていれば検察が来るに決まっているじゃない。そして指定席料金を請求されるじゃない。日本人はそれを知っているから坐らないのよ。ただであれば座ろうと考えるのは日本人だろうと中国人だろうと同じだわ。あなたも若いころはキセルなんてやったでしょう。」
見事に逆襲されてしまった。確かに私だって只とわかれば坐ってしまう。
中国語の先生のおしゃべりはそれから発展して
「中国人の旅行客が、外国で時々非常識なことをするのは教えられてないからと思う。飛行機の中で暴れたり、列車の中でおかしなことをするのも同類。列は並んで順番を待つべきだ、などというのもある。中国ではおとなしく待っていたら、他人に取られてしまう。それでもマナーはだんだん良くなってゆくと思う。国家が教え、多数が海外に行くようになればわかってくるわ」
この話はその通りと思う。10億を越える民は今までほとんど外国になど行ったことが無かったはずだ。先生の話はさらに税金にまで及んだ。「所得税は最近は中国人もそれがもとで、国家が運営されているとわかってきたけれど、相続税なんて信じられない。親が子供に財産をあげるのになぜ国家が税金を要求するのかしら。」なるほど・・・・。私もそう思います!!
ただ中国国民は国際化にゆっくり慣れてもらえればいいけれど、国際社会での国家としての行動についてはあまり悠長なことも言っていられない。南シナ海問題などの動きに国際社会の一員としての常識的行動を望むのは我我だけではあるまい・・・・・。
註 ご意見をお待ちしています。
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