1376「鰻、鰻・・・・・。」(7月24日(金)晴れ)

 

あるサイトの蘊蓄を要約すれば・・・・。

土用丑の日。土用とは、五行で定められた暦で、 五行とは、木行・火行・土行・金行・水行。木行・火行・金行・水行が春夏秋冬に割り当てられ、土用はその境目。立秋の前の18日間。それらの日には子、丑、寅と12日周期で割り当てられる。以上により今年の場合は今日と85日。

この日に鰻を食べる様になったのは「江戸時代、うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを、平賀源内に相談しました。この時の、「本日丑の日という張り紙を店に貼る」 という平賀源内の発案が功を奏し、うなぎ屋は大繁盛になりました」・・・・もっとも別のサイトには太田蜀山人とあったから真偽のほどは分からぬ。

ウナギはもともとは安かった・・・・また、「本来ウナギの旬は冬のため、 以前は夏にウナギはあまり売れなかったそうです。売れないウナギの販促のため、 旬ではないという時期にウナギを食べる風習を根付かせたという説が有名です。」

宣伝に載せられ、この時期に鰻を食わないと時代遅れになったような感じがする。しかし高くなった今日、冬を含め普段はほとんど食わない、という妙な習慣・・・。

鰻がおいしいと感じるのはあの蒲焼という食べ方が定着しているからではないか、と私は考えている。蒲焼という味付けはどうも日本人好みのようだ。醤油文化が日本独特であるからその由来か。

昔外人を接待して蒲焼を食わせたことがある。

フランス人に食わせたところ、うな重に載っている鰻を別の皿に取出し、皮をむいて肉の方だけ恐る恐る食べていた。インドネシア人にうな丼を食わせたところ、「遠路はるばる来たのに、こんな安っぽい料理を食わせるのか」という様子で、飯の方だけ食ってウナギは半分くらい残した。また台湾に行ったときに鰻を注文したところ「蒲焼がいいか、スープがいいか。」と聞くから、たまにはとスープ仕立てを注文した。回鍋肉のあの真ん中にエントツのたった鍋にスープが入れられ、とぐろをまいて煮られた鰻が出てきた。ただし案外にうまかった。テレビによればロンドンブリッジのそばに鰻を食わせるレストランがあるそうだがどう料理するのだろう。

通信378に「アンギラ=アンギラ、チチンプイプイ!」なるエッセイを書いた。20058月の事である。また通信181には「ウナギとカバヤキの話」なるエッセイを書いた。「鰻にはアンギラ=ジャポニカとフランス種とも呼ばれ、ヨーロッパなどで食べられるアンギラ=アンギラがある。鰻はシラスを養殖場で育てる。ところが中国はもちろんだが、日本でもこのシラス鰻の多くをヨーロッパからの輸入に仰いでいる。近年はアメリカ,フィリピン、オーストラリア、インドネシアなどからも輸入されているとか。」などと書いている。最近フランス産のウナギは聞かぬが、あの話はどうなってしまったのだろう。

鰻についての今年のニュースはウナギのナマズが出始めたという事か。

今年のニュースはナマズの鰻。朝日新聞デイジタルを抜き書きすると「近畿大学の研究者と鹿児島の養鰻(ようまん)業者が協力し、養殖ナマズのエサを一工夫したところ、ウナギに似た風味になった。9日からウナギ料理店で試験販売し、顧客の声をアンケートで集める予定だ。」という。食べて見たいものだが、スーパーの店先に並ぶまでにはまだ時間がかかるか。

しかし昔からウナギの代用と言えばアナゴであったような気がする。なぜあちらを改良して鰻に似せないのだろう。またウエブを調べると「うなぎは、ウナギ目ウナギ科の魚、淡水魚だが、産卵のために海へでる。あなごは、ウナギ目アナゴ科の魚です。一生海で過ごす。栄養面ではうなぎの脂質はあなごの倍以上。またウナギはアナゴに比べ目に良いとされるビタミンAを大量に含む。」最近老眼がすすみ気味でおいしいものが食べたい私はやっぱり鰻か。ただし回転寿司はやっぱりあなごなんてつまらぬことを考える。

今年はウナギはシラスが沢山取れたのかどうかわからぬが少し安めとか。西友では大きめの国産ウナギの長焼きを一匹1470円で売っており、さらにこれより安く売っている店があればチラシをお持ちください、値引きします、としていたとか。ほかに中国産のものは1000円以下。あの「すき屋」のうな丼等は1000円以下だが、どんな鰻をつかっているやら・・・・。私は一昨日国産ものを二匹(ウナギの長焼きはなんと数えればいいのだろう。中国ならたぶんネクタイと同じで条だろうが・・・・)買ってきてガールフレンドのAさんと夕食。おいしく大分食べごたえがあった。今日はけちん坊をして一匹、ちょん切り千切りにして卵の千切りと一緒にご飯にのせたいわゆるヒツイマブシ。(ヒマツブシにあらず)、こちらも悪くない。

いづれにしろ、この時期にこうして鰻を食えるという事はまだ懐に余裕があるという事、胃袋は丈夫で食欲があること、大変幸せであると感じる。みなさんはいかがですか。

 

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