1380「息子一家と平和な日本」(8月9日(日)曇りのち晴れ)
6日が広島、9日が長崎に原子爆弾が投下された日。追悼式典には安倍首相も出席したとのこと。ウォルト・ディズニー・ジャパンの公式ツイッターが9日、「なんでもない日、おめでとう」との投稿を行い、批判が殺到する騒ぎがあったとか。9日は長崎に原爆が投下された日であったから、同社のアカウントには「不謹慎」だそうだ。大事な日ではあるが世界中がそう感じなければならないのか。それに確かにあの原爆で亡くなった方は大変だろうが、空襲で命を落とした人だってたくさんいる。そういう人たちの事はおいておき、ここだけみんなで悲しめと言うのか。
息子一家がやってきた。彼等は墓参りをした後、11時半ころにやってきた。「墓が草ぼうぼうであった。」と言っていた。私も誘われたが、息子の車がいっぱいそうであること、来週の日曜日に長女と墓参りを約束していることを考え、断った。
何しろ人数が多い。夫婦に高校生になった長女、中学生になった次女、それに小学校3年の男の子。しかし家族が多く幸せというのは嫁にとってはよいことなのか、また少し太ったように見える。私を入れて6人。勤めていた会社のクラブに電話をすると空いている、という事なのでそこで食事をしようと出かける。単品注文性であるから気が楽である。特にこういう雑多な趣味のものが集まっているときには好きなものを必要なだけ取ればいいと言っていた。
「でんでん虫はフランス語では「エスカルゴ」と言ってな。高級料理なんだぞ。」私が食べたいから次女をけしかける。おとなしく聞いていた次女だが、最後に「私は遠慮する。」ときっぱり。自我がだいぶ確立してきたように感じる。
小遣いをやった。軍資金はそれがあるだろうから「帰りに荻窪によろうか、新宿によろうか。」と聞いた。ところが、この次女が「いつか竹下通りに行きたいと思っている。行きたい店がある」というようなことを言った。それならこの際連れて行ってやることにする。もっとも彼女は竹下通りであって代々木公園の入口で見かけるゴスプレには興味はないようだ。
ものすごい混みようである。街の雰囲気も人ごみもとてもついてゆけない、と感じる。女三人が出かけ、私と息子、それに小学校3年の男の子の三人は喫茶店で待っていることにした。ところが星乃珈琲は地下に降りる階段にまで中に入る順番待ちの客であふれている。仕方なくドトールにしたが、ここも大いに混んでいた。ドトール発祥の地、狭い店でトイレがなく隣のビルの4階まで行かねばならぬ。1時間くらいで3人が戻ってきた。次女は洋服を買ったと嬉しそうであった、長女は「鏡がほしかったが、100円ショップの方が安いからやめた。」という。案外経済観念が発達しているのかもしれない。それぞれの考え方・・・・。
息子が「最近思うのだが僕も年を取ったと感じる。」まだ44歳、私から見れば十分若いではないか、と思うのだが本人の感じはそうなのだろう。
自宅に戻る。次女はピアノの練習を熱心にやっている。中学に進んでからも演奏部?に入り、ピアノを担当し毎日練習しているのだそうだ。お蔭で夏休みは海にすら行っていないとか。学校単位の対抗戦で浜松まで行ってきた、優勝した、と母親。次女は得意のピアノを聞かせたいらしく弾きはじめた。ずいぶんうまくなっている。私は、ピアノは分からぬが、うまくなっているのはすぐに分かった。力強くメリハリ付けて鍵盤をたたいている。
次女はまた買ってきた洋服を着て見せて「似合うでしょう。」と嬉しそう。タイガースのユニフォームみたいな洋服がどうして好きなのか分からぬ。
長女は絵が趣味らしく親父の遺品である筆がほしい様子。瓶ごと持って行った。もっとも長女ほどのめりこんでいるかどうかは疑問。ただし学校には楽しそうに言っている様子なので安心した。
孫息子は楽しそうだが、まだ自我はそれほど確立していないように見えた。
息子は、明日はゴルフである、と言っていた。嫁は「ゴルフに行っても私は待たされるだけで、何も買ってきてくれない。」とぼやいていた。私も若いころは行ったが、会社を辞めてほとんど行っていない。ゴルフバッグが玄関においたままで埃をかぶっている。息子は「親父も、もう腰がうまく回転しないのだろう。これもゴミだなあ。処分した方がいいよ。」彼等は4時過ぎに戻って行った。我が家から自宅の沼津までは2時間くらいかかるらしい。
彼等の将来にわたっての平和を願う。だからと言って原爆が投下された日を感情的にとらえ、すぐに戦争反対、核兵器反対と短絡的に唱える世論にも恐ろしさを感じる。その裏に世論をそのように誘導し、自己の主張を他人に押し付けたり、自己の利益を測ろうとする意志が透けて見える。本当に反対なら、原爆を所有し、実験しており、必ずしも平和を願っているとは見えぬ中国や北朝鮮に行って運動をすればいいではないか。日本として、どのような策を取るべきか、そこは冷静に考えなければならぬと思う。
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