バレンタインデーである。皆さんはいくつチョコレートをもらいましたか。気にしていないようで男は気にしているもの・・・・。
せっかくだからバレンタインデーのことを調べて見たいと思うのだが、その前に日ごろから私が疑問に思っているチョコレートに関する二つ。みなさん、答えられますか?
1チョコレートの原料はカカオ豆だが、カカオ豆とコーヒー豆は違うのか。
2スイスやその周辺国のチョコレートはなぜうまいのか。
さっそくインターネットで調べまくり、要点をまとめる。
カカオは梧桐科(アオギリ科)に属する高木で、赤道の南北20度以内の平均気温27度の高温多湿地域で栽培され、成長すると7-10メートルに達する。小さな白い花をつけ、その一部が開花後6ヶ月で実を結ぶ。実は長さ約20センチのラグビーボールのような形で、硬い殻の中に白い甘い果肉につつまれた30-40粒の種、つまりカカオ豆が入っている。BC2000年ころから古代メキシコなどで栽培されていた。豆をつぶして飲み物として飲んでいたようだ。16世紀スペイン人によってヨーロッパにもたらされ、17世紀にはフィリッピン諸島などに移植された。
一方コーヒーは、アカネ科の常緑潅木で、原産地はアラブ。通常高さは2メートルくらいだが、野生のものは4-7メートルまで伸びる。15-20度の気温と適度の湿度、日照、風、雨、土壌などの条件がそろって木が育つ。栽培地域は南北25度の地域に集中している。ルビーのように赤い硬い実の内側に青白い1-2粒の種子があり、これに熱を加えて焙煎すると焦げちゃ色の通常見かけるコーヒー豆になる。
さて、カカオ豆。チョコレートは苦い飲み物だったが、スペイン人はこれに砂糖を入れることを考え出した。やがてこれがヨーロッパ各国に普及し、イギリスではチョコレート殺人事件まで起こした。19世紀に入ってチョコレート製造会社が次々にできたがそこでようようの発明がなされた。そのうち4大発明と呼ばれるものをあげると
1ココアパウダー
カカオ豆は油脂分が多くお湯に溶かしても均一にならなかったが、ヴァンホーテンは豆を絞って半分ほど油脂分を除き20-30%程度にしたココアマスの粉を作ることに成功した。さらに彼はカカオ豆の有機酸を中和することも考案しココア製法の基礎を確立した。
2イーテイング・チョコレート
1の方法では油脂分ココアバターが残ってしまうが、イギリスでこれを固めて食べることを考えた人がいた。ココアのリサイクル利用である。
3ミルクチョコレート
2はほとんど油脂であったから、牛乳とは混ざらなかった。ところが1875年、スイスのダニエル・ベーターが、水力を利用した機械で2昼夜攪拌し、きれいに混ぜ合わせてしまった。
4コンチ
砂糖の粒子を細かくする機械でスイス人ダニエル・リンツが発明した。
どうやらこのような伝統とノウハウのおかげで、スイスとその周辺の国のチョコレートはうまいらしい。
それでは最後にバレンタインデーの薀蓄。
名前の由来の聖バレンテイヌスについては諸説あるようだから省略。14世紀頃ヨーロッパではこの日に恋人たちが贈り物やカードを交換する風習があったらしい。
日本では昭和35年にメリーチョコレートがはじめたのが普及の始まり。ただし定着するには昭和50年頃まで待たねばならなかった。
現在、バレンタインのチョコレートの国内総売上は600億円ほどだから、一人当たり1000円くらい使っている勘定になる。これを大体4-5人に配るのだそうだ。そうなると、その枚数以下の私はちょっと悔しい。でも一人身、そんなに沢山チョコレートなぞ食えぬ、と「手の届かぬ葡萄はすっぱい。」を決め込む。
3月14日がホワイトデー。これを仕掛けたのは博多の老舗のお菓子屋さんとか。もらったものの何倍返しとか言うのだそうだからしんどい。そういえば4月14日オレンジデー、5月14日グリーンデーなどというのもあるらしい。いづれも便乗商法、何をするかは皆さん、調べてください。
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