1406「高校同期で歩く会打ち上げ」(11月14日(土)曇り)
高校同期による歩く会の打ち上げ会が母校の会館で行われた。
私はa君と荻窪駅周辺で待ち合わせ、昼食を取った後タクシーで駆けつけた。
高校時代3年間自転車で通い続けた高等学校。懐かしい。
この会は「いちに歩こう会」と称し、毎年4月と11月の第二土曜日に、10キロから14キロくらい歩く会である。会はいつもb君が主導し、cさんがフォローする形で行われた。b君は高校時代から歌やフォークダンスの指導役であった。其の後大学、企業人となるにつれて進化し?、ユースホステルの指導役なども務めた。たぶんその延長で歩く会もこの会ばかりでなく、他の企業でも指導役を務めているらしい。いつかどうして始めたのかと聞くと「女の子と仲良く話したかったからさ。」と笑って答えた。
何しろ30人から40人が集まり、河川敷などねり歩き?、最後はどこかのレストランで打ち上げパーテイを行うのだ。コースを決め、2度くらい下見し、それだけの人数を収容できる打ち上げ会の会場を決めなければならない。そして当日ともなれば、事故や遅れる人間等に常に気を配らなければならぬ。一番気を使う仕事で立役者でもある。
cさんは一緒に下見する一方、インターネット等を通じて募集を行い、時にはその時に合った「お題」を決め、みんなに当日一言書くよう求める。そして当日ともなれば前回報告、集金、途中休憩時の御菓子用意、打ち上げ会が始まれば、参加者に「よく歩きました」のスタンプを押したカード、記念の西高校のバッジ、何回か行った者の表彰を行うなどする。
さらにその後の報告である。ここでやっと私とd君が登場する。d君は集合写真係りでいつもきれいな写真を用意する。私は会の報告やら、あの「お題」に従って皆から寄せられた文章のまとめなどを行った。
今日の報告によれば1995年11月というから20年前にはじまった。あのころは我我も50代、今から思えば若かった。毎年2回を繰り返し、死ぬまでに1000キロ歩こうと誓った。そして今日の報告によれば昨年の11月が第39回435キロを歩いたそうである。そうである、と書いたのは最後の会は、たまたま都合で出席できなかった。
b君は別の歩く会で何十人を率いてときどき歩く。そこでは80歳以上の人もいるが皆元気で早足、それに比べると我が母校の人たちは遅い、レストランに約束の時間に間に合わぬ、といつも先を急ぐ。しかしのんびり世間話や路傍の草花、名所に話をさかせてゆっくり歩きたい人も多い。そこで時々軋轢が生じた。しかし今日のb君の挨拶で彼がせかしすぎた反省のような物をのべていた。彼自身も考えているとみなおした。
しかしこの春b君は突然肺炎にかかった。入院し治療したが間質性肺疾患・・・ウイキペデイアによれば肺や気管支が炎症を起こすと肺炎、それを取り囲んでいる組織が間質でこれが炎症をおこすとこの病気になる。肺の機能が低下することは両者共通のようだ。なかなかの難病で治りにくい病、と記述してある。その結果「残念ながらいちに歩こう会を終わりにする。」と決めたのだそうだ。
のべ参加人員は1427名、1回あたり36.5人、それゆえお世話になった人、思い出のある人が多く今日も40人近くの出席となった。
ビュッフェランチを食べながら、飲みながら、b君の挨拶、各界の表彰などcさんのシナリオ通り会は進んだ。最近は母校関係の会が続く。クラス会に山の会、そしてこの後今夜は飲む会、それらと重複する人が多かったが、久しぶりの人も多い。思い出話等があちらでもこちらでも咲き楽しいひと時。元気で生きている喜びかもしれぬ。最後に幹事の表彰、なんと私まで「お世話になった役員」という事になり、b君、cさんとともに花束を受け取る光栄に浴した。そしてお定まりの学友歌・・・・いつ唄っても私たちの心には響く。b君は折り紙も得意で各地で教えている。楊枝入れになったネクタイ背広の折り紙が皆に用意されていた。大事にしたいと思う。
最後に個人的思い出。私が最後に参加したのは昨年4月の第38回、小江戸川越めぐりであった。新河岸川の川辺を歩き、12時に「時の鐘」をみんなで聞いた。お題は「小江戸川越を歩く」であったが、私は選者として下手くそな狂歌を載せている
「羅漢様は 結局おいらと 同じ風 悟ったつもりで悟っておらぬ。」
「痛い足 ひきずってでも 歩きたい ゴマメの歯ぎしり 咲かせてみたい」
喜ぶべきか悲しむべきか、私の場合は今でもこの気持ちが変わっていない。b君は非常に残念だけれども、誰か距離は短くてもいいからこの会を、もう少し続けてくれないか、と願っている。山歩きのザックの会と一緒にいないか、という意見もあった。それも一案かもしれない。
註 ご意見をお待ちしています。
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