1419「中国のことわざ」(12月25日(木)晴れ)
3か月のNHKのレベルアップ中国語講座が終った。
なかなか面白い講座であった。木下という若い女性実業家がビジネスのために北京に向かう。北京についた途端に掏りにあう。元京劇の俳優であったタクシードライバーに助けられる。百貨店を経営する実業家王大志と知り合うが、公金流用で捕まってしまう。彼女の恋人は小さな旅行会社を経営するがトラブル続きだ。そんなことを織り交ぜながら話が展開してゆくが、その過程で「つかみの一言」というのが次々紹介される。こんな言葉を中国人の会話の中で使えれば彼らの心を惹きつけられるというのだが・・・・なかなか覚えられぬ。しかしいい勉強になった。
今日は最後という事で司会で進行役の加藤氏がアシスタント中国人二人に好きなフレーズを聞いていた。彼自身は「活到老、学到老」が中国の好きな語句だ、と盛んに言う。人生一生勉強!この言葉は私は習字で書いたことがあり、親しみがあった。
アシスタントの中国人魯大鳴氏者は次の一句が好きだという。
「魔高一尺、道高一丈」
魔物が一尺高くなれば、道は一条高くなる。(最後は正義が勝つ)・・・・しかし本当かなあ。少なくともテロ行為などなくなりますように。おいそれと旅行にもゆけぬ。
また李洵さんは次の一句。
「柳暗花明又一村」
山の暗い道を通り抜けると、突然明るくなりまた新しい村が一つ。漢詩からとった一説のようだ。
頑張っているうちに新しい道が開ける、というような解釈か。
私が一番気にいったのは
「長江后浪推前浪(前浪死在沙灘上)」
長江の後ろの波が前の波を押し出す。(前の波は砂浜で消える)
我我はまさにこういう年齢にさしかかったというべきか。子や孫、若い人たちと話していると時代遅れになってしまった自分自身を感じる。
「踏破鉄鞋無覓処、得来全不費功夫」
鉄のわらじをはきつぶすほど探しても見つからないのに出てくるときは造作もない。朝晩、身を以て体験している。私もボケ進行中。
「天有不測風雲、人有旦夕禍福」
天に不測の風雲あり、人に旦夕(朝晩)の禍福あり。全く人生一寸先何が起こるか知れたものではない。これもその通りと実感する。
「家家有本難念的経」
それぞれの家に当事者しかわからぬ他人には難しいお経がある。家々でなくても個人個人でも当てはまる。よく朝ドラなどで人の一生を扱った者が演じられるが、考えようによっては、あれはどんな人物だってかまわない。人それぞれにドラマがあり、外からは推測できぬ。
「多一个朋友、多一条路」
友人が一人増えれば道が一本増える。その通り、人はそれぞれの能力、考え方、経験を有する。それを自分の人生の指針としたいものだ。
「鳥囚不忘飛、馬系常念馳」
鳥はとらわれても飛ぶことを忘れず、馬は繋がれてもかけることを思う。いつまでたっても人間商売をやめるわけにはゆかぬ。
「成功不是偶然的、努力却是必然的」
成功は偶然ではない、努力こそ必然だ。これを書いて見てまだ私には優等生志向が強いなんて感じたりする。
ところで、中国語をやっているお蔭で、ほかにも時々気に入った言葉に出会う。
一つは「也要活下去」・・・・それでも生きて行かねばならぬ。
これは日本の演歌を中国語で歌う試みをしていた時、出あったもの。梓みちよの「二人でお酒を」は中国語のカラオケでは「再来一杯」(さあ、もう一杯)というタイトルでテレサテンが歌っている。まだ中学生みたいな様子のテレサテンが兵士相手に歌っており、その中にこの「也要活下去」が出てくる。要はここでは義務を表す、活は生きる、下去は続けるの意味である。
もう一つは中国語の先生に習ったもの「比上不足、比下有余」・・・・上を見ればきりがない、下を見ればきりがない。我我庶民としてはボチボチ行きますか。
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