1434「老人ホーム男女3人転落死事件」(2月18日(木)晴れ)
川崎市幸区の老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、入所者の男女3人が相次いで転落死した事件、について、河合薫という健康学者が「90歳の入居者が激白!介護ホームの“悲惨なる日常”」なる評論を書いていた。(YAHOOブログ)彼女はその中で「現在、90歳。ご主人が要介護となり、ご夫婦で入所されている方から寄せられたメッセージを紹介」していた。非常に心を動かされたので、そっくり引用してみる
「Sアミューユ川崎幸町で起こったことは、他人事ではないような気がしています。殺害なんて絶対に許されることではないし、虐待も暴力もいかなる場合も許し難いことです。
でも、入所者の中には大声で喚き散らす人、たえずヘルパーを呼びつける人、自分が判らなくなってしまった人、思うようにならないとヘルパーの手をかみつく人など、さまざまです。
そんな人達の家族に限って 面会に来ることがなく、ホームに預けっぱなしなのです。・・・・・
先週、またヘルパーが二人辞めてしまいました。理由は「給料が少なくて結婚できないから」ということでした。離職者があとを絶たず、その補充もなかなか見つからないので、残ったヘルパー達が、過重労働を強いられているのが現状です。
ホームには各部屋にインターホーンが設置してありますが、認知症の進んだ入所者がひっきりなしに夜間押すこともしばしばです。
夜勤ヘルパーは、その度に対応しなくてはならない。就寝前に投薬が必要な人もいるので、夜勤の仕事はかなり重労働です。
ヘルパーの中には夜勤はしない、という条件で勤務している人がかなりいるので、限られたヘルパー達が順番でやっているのです。
すぐに順番がやってくるので、真面目なヘルパーは体重は減るわ、顏はやつれるわ、で見ていて可哀想になります。私はいつもそんな彼等に感謝と激励の言葉を送っていますが、そんな感謝の言葉だけでは、彼女・彼らが報われません。・・・・・
政府は施設を作る、と言っていますが、その前にヘルパーの待遇を改善すべきだと思います。ヘルパー不足は入所者へ深刻な影響をもたらしているのです。オムツ交換が4回だったのが3回になり、夜間見回りもなくなり、適性があろうとなかろうと採用するしかない。悪循環です。
高齢者へ3万円支給する余裕があるなら、介護関係に回すべき、だと思います。
ここはまさしく姥捨山です。・・・・・・・
」
(・・・・は省略)
ヘルパーのような仕事に就く必要が無い自分が幸運であった、と思う。正直言えば、私は他人に「あなたが、その立場であったらどうなのよ。」と言われればそれまでだが、弱者や障碍者は苦手だ。なるべくなら避けたい。家族の一人がそのような状況になれば「そんな人達の家族に限って 面会に来ることがなく、ホームに預けっぱなし・・・・」の一員になるのかもしれぬ、と感ずる。ただ一方でこうも考える。世の中のたいていの人の本音はそうではないかな?
自分は夜間勤務などつかぬ、と主張する人たちも納得する。契約であれば当然だが、一般的にみなにかかわる仕事であっても自分の負担になる者は出来るだけ逃げる、そして権利だけは主張する、皆に迷惑がかかろうが知ったことではない、そういう手合いは多い。職業だって定時に確実に帰れる公務員が好まれたりする。こういううまく立ち回る術は誰が教えるのであろうか。親か、日教組か、それとも自分自身の経験か?
「高齢者へ3万円支給する余裕があるなら、介護関係に回す・・・・」そうかもしれないが、今の給与を1割2割あげただけで、この職業が本当に魅力ある職業に替わるか。「まさしく姥捨山」という一言が非常に印象に残った。
私もそのうちこのような施設に入らなければならぬのかもしれぬ。子達3人はそれぞれに世態を持ちそれなりの生活をしている。何となくある日本の古い習慣・・・・嫁に行った娘が亭主の親をさしおいてこちらの面倒を見てくれることは考えにくい。となれば男の子だが、それもなかなか・・・・・。
私の所有するアパートのaさんは、確か90歳を超えている。数年前に亭主を亡くし、一人住まい。1年くらい前「夜、家に知らない人が入ってきて酒盛りをしていた。」と言い出し騒ぎになった。妄想であったが親類筋が集まり、施設に入れることも考えたが。お手伝いに来てもらうなどして居続けることになった。もしものことがあればそのアパートの評判が落ちる、火災も心配。しかし私としては古くからの客、おいだす気にならぬ。施設など、世話してくれるのはどこまで行っても他人、商売、親類筋も引き取りは迷惑、となれば結局は一人で生きて行かね場ならぬ。私は毎日彼女の部屋の明かりをチェックし「まだ生きているか。」と喜ぶ・・・・・。
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