1449「モロッコツアーに参加して」(419日(火)曇り)

 

パック旅行に参加してモロッコに行ってきた。モロッコについて日本人はどのくらい知っているだろう。ある女性は「あのカジノのある国?」と言った。それはモナコ!

人口3300万人、面積44万平方キロ、というから日本の4分の1ほどの人口が、日本より2割も広い土地に住んでいる国。北アフリカの有力国、タンジールより向こうは大西洋に面している。

イスラム教スンニ派、王様が支配する立憲君主制の国。

緯度は日本とほぼ同じ位置、気候も雨が少ないが日本とあまり変わらない。

同行することになっていた高校同期のa君から、2日前に電話「急に行けなくなってすまん。病院にきているのだが胸が痛くてとても旅行どころではない。」

自分はどうすべきか考えた。しかしもうすぐ75歳、この機会を逃したらもうモロッコに行く機会などないだろう、と考え行くことにした。

しかし天候に恵まれたこともああって素晴らしい旅行になった、本当に良い経験をした。

カタール航空ドーハ乗り継ぎで、カサブランカ。

昔はヨーロッパ経由と決まっていたものだが、時代は変わった。ドーハ経由は地図で結べば、決して遠くない。ドーハ空港は、カタールが石油で潤っているのか、とんでもなく立派な空港。しかもこのルート、帰りにはヒマラヤ山脈は避けたものの、中国本土の上を通過している!

旅行のタイトルに「憧れのモロッコ七つの世界遺産感動物語」とある。ほかにラバト、フェズ、テイトウアン、マラケシュ、メクネス、ヴォルビリスの遺跡、アイト・ベンハッドウの七つをさすらしい。都市がなぜ世界遺産になるのかどうも理解できぬ。

この国の一番大きな都市は首都ラバトではなく、カサブランカである。そのカサブランカに、昼過ぎにおりたち、すぐにバスで、ラバト経由で青の街シャウエンに向かった。

ラバト・・・・フランス領であったモロッコは1930年ころから独立運動が盛んになった。1956年にスルタン・ムハンマド5世が国王となり独立、その死去に伴い1961年息子のハッサン2世、1999年に現在のムハンマド6世が即位している。ムハンマド5世廟を見た

シャウエン、都市を観光客に見せるといって名所を覗けばどこを見せればいいのか。東京ならどこか?やはり人々の生活が息づくマーケット当たりなのかもしれぬ。

テイトウアンのスークは、細い路地、人々が多き行き交いし、魚、肉、野菜、香辛料等が売られている。オレンジを2DHというので買う。安物の衣服なども売っている。花嫁が結婚式の準備をするらしいところもあった。ハマムというアカスリ風呂があった。昼は女性、夜は男性用らしい。夕方は混浴ではないか、という者がいたがそういうことはないようだ。

現地ガイドはカサブランカの大学で学んだという父にアラブ人、母にベルベルベル人を持つハミドという男。40歳くらいか。モロッコは基本的には男性社会だが、家庭では結構女性が決定権を持っている。ハミドの花嫁は最終的には母親が決めたといっている。昔は男は4人も妻を持って優雅であったが、今は一人、その一人の指示のもと、私は働かさせられているとか。

内陸のフェズではヴォルビリスの遺跡を観光した。古代ローマ都市。小麦やオリーブオイル、さらには剣闘士用のライオンをローマに輸出して栄えた。バッカス神、その恋人アドリアネを描いたタイル等が美しい。温泉、居間、洗濯場などの生活空間も広がっている。凱旋門は、217年に帝国内の全自由民にローマ市民権を与えるアントニヌス勅令を発してくれたカラカラ帝への感謝を込めて建造された。日差しがなかなか強く、アイスクリームを食った。

砂漠の街エルフードでは、朝早くラクダ観光をした。ラクダに乗る。立ち上がるとき、上下に大きく動くので、握り棒をしっかりつかんでおかないと落ちそうになる。砂丘を進むが同様、ラクダは前のラクダが歩く通りに歩くだけだが、輿の上は激しく上下動。怖かったが、砂丘に到着し朝日が昇るのを見たときには乗ってみて良かったと思った。しかしこの辺の旅で、日本の若い参加者は「月の砂漠」も「カスバの女」も知らないことに驚いた。・・・時代は変わってゆく。

そしてしめはマラケシュ。夕やみ迫るヘナ広場へ。ガイドはとにかく盗難に気をつけろという。派手な衣装を着け水を売っている様子の男たち、一緒に写真を撮るとすぐにチップを要求するから注意。大道芸人たちやへびつかいも同様。その辺の店だってめったにカメラを向けられぬ。雑踏、喧噪。広場の入り口には馬車がずらりと並んでいる。広場の中央にあるカフェグラシア、その二階でミントテイーを飲みながら、雑踏を見学した。

ツアーの参加者は22人、おひとりさまの参加者が男4人、女性4人、男4人で食事などよく一緒にした。みなそれなりの歳、元気なうちでなければこんなツアーにはこれぬとお互いの健康を喜ぶ。みなさんも元気を出してモロッコツアー、いかが?旅行会社はアフリカではかってはケニア、エジプトがご推薦であったが、安全問題もあり今は南アフリカ、モロッコだそうである。

 

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