1455「トランプ氏が勝つかもしれない」(5月10日(火)晴れ)
少しばかり投資信託などで外貨建ての債券を銀行を通じて運用している。
この円高・・・・その資産価値はどんどん減っている。
もっともそれは円ベースで考える話だからだ。ドルベースで考えれば変わらぬのだが・・・。
大手銀行や証券会社の担当員は一人でどのくらいのお客を抱えているのだろう。そしてどのくらいの預金残高を持つお客を重視しているのか。手の内を明かしてくれぬからわからぬ。
しかしいくら何でも放置しておくのはまずいと考えたが、「客はいま不安になっている、この際新しい商品を売り込もう。」と考えたか・・・。銀行の方から時間を作ってくれないかと言ってきた。
とても投資を増やす余裕などないが、お話は聞いてやろうと出かける。
最初に銀行員氏、30分くらい遅れて証券会社の男が現れた。
銀行員氏との会話。円とドルの関係について。私はいつかは円安になるのではないか、と考えている。少子高齢化に歯止めがかかりそうに見えないからだ。しかし思った以上に日本がしぶとく、しかも保有資産が大きいから今は一時的な円高に振れている。この考え方は一致した。
証券マンとの会話。円高はまだ進む可能性があり、98円くらいまで行くかもしれないと予測していた。そして更なる不安要因はアメリカの大統領選挙であるという。今のままで行くとトランプ氏が勝つという可能性が高い。クリントン氏は経験は豊かだが今一つ人気が出ない。最もこれが個人的意見か会社としての見方かは聞きそびれたが・・・。
そうなった場合、彼はアメリカの景気を第一に考える。イエレンと意見が合わぬ。
利上げをしないであろう。そうすればさらなる円高・・・・。
彼は話好きなのかいろいろ教えてくれた。いわくブラジルはルセフ大統領の退任を求める声が多いなどで混乱、格付け会社スタンダードプアーズも国債の信用格付けを引き下げたが、外貨準備高は大きく(3500億ドル)それほど危機になるとは思えない。オーストラリアは景気が良いのに最近金利を下げる政策を打ち出したので対ドルで下がった。インドネシアも金利引き下げを行っているが経済は悪くない。日本の銀行はやはりあのマイナス金利が聞いて株価が下がっている。コンピュータを利用した高速取引が盛んだが、あれは上がるか下がるか市場が動いてくれなければ困る、凪のような状態では費用ばかりかかるとも言っていた。
銀行員氏も証券マンも個人向け資料まで用意し、大切な時間を割いて対応しているのだから商品を売らねば商売にならぬ。前者はオーストラリアのリート関係債権、後者は金鉱の会社のファンドを勧めていた。もっともこちらにそんな余裕はないから丁重にお断り。
さて我が家に戻って考える。あの泡まつ候補みたいなトランプ氏がアメリカ大統領?
2,3日前の日経新聞が報じていた。
過去の経験があてはまらぬ、「予測不能」がトランプ流・・・・。
何が起こるかわからぬが、考えてみれば国家の元首など一面ではだれでもなれるものなのかもしれぬ。王様はだれが選んだものでもない。資質的にはどんな人間がいるかわからぬ。それでも歴史は動いてきたし、大衆はそれに対応してきたのだけれど・・・・。
トランプ氏の人気・・・・私は一般的なアメリカ人の考えを代弁しているのではあるまいか、と思う。一般大衆は、理想主義に燃えた一部の若者を覗けば、天下国家のことなど考えぬ。自分が良ければいい。周囲が平和で懐が潤えばいい。するとアメリカ人はTPPには反対だ。自動車の関税を安くしてほしいなら、米や牛肉の関税を安くしろというのは当然かもしれぬ。同様に私の税金を使って世界の警察なんかやってもらう必要はない。
日本が攻撃されたらアメリカが守らねばならぬのに、アメリカが攻撃されても守ってくれない、そのうえ、アメリカ軍に出ていけなどというのはおかしいではないか。そして我々の軍隊が駐留してやっているのだから、その経費を払うのは当たり前だ、という論理。日本は自分で自分を、守ればいいのだ。そのため日本は核を持つことだって考えていいだろう。アメリカの知ったことではない。中東は確かにアメリカ人が血を流している。あれはアメリカの発展のために必要な石油を確保するという目標があった。しかし最近はシェールオイルの製造が軌道に乗っており、あれも引き時かもしれない。・・・・1920年代のあのモンロー主義への逆戻りである。君がもし平凡なアメリカ人であったならどう考えるか。
しかしそうなると日本はどうすべきだろう。日本の防衛については選択肢は三つあるように思う。
非武装中立、アメリカに頼る、自国で守る。日本は今まで二番目のやり方でやってきたのだが・・・・・。
尖閣列島やさらに論を広げれば沖縄あたりはどういうことになるのであろうか?この際翁知事あたりに日本代表になってもらってアメリカと交渉してもらうというのはどうかな・・・・。
そして最後に一つ、あと90歳まで生きるとして5400日の私はどうしたらいい?
註 ご意見をお待ちしています。
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