1461「舛添たたき」(6月1日(水)晴れ)

 

舛添都知事が袋叩きに合っている。

都議会で釈明演説を2分ほどしたものの、その間もヤジ等が飛び交っていたという。

この事件の発端は確か彼が湯河原の別荘に行くのに公用車を使っていると、週刊文春が取り上げたことがきっかけであったように思う。私はその記事を見て「ずいぶん、つまらないことを取り上げるものだ。」と感じた。その後不要と思われる美術品の購入、私費と思われるものへの流用、海外出張がこんなに多い、行く際はいつもファーストクラスで向こうでは最高級のスイートルームに泊まっているなど話が広がっている。

そして彼が「自分の財布を出したことがない。」など、どうでもいいことにまで広がっている。それ等に波がいつの間にか「やめろ!」になったり「とにかくケチは困る」となったりしている。

一方でこんな記事もあった。「実は石原さんはもっとたくさん使った。しかし彼はマスコミに対してコワオモテであった。「何をバカなことを言う」など相手にしない。そのうえ自民党が強く支持していた。舛添さんは自民党が一応支持するものの悪口も言い、嫌われていた。後ろ盾がないからマスコミは思い切りたたけるのだ。」

しかし三文週刊誌の記者や一都議会議員程度はそれでもいいだろうが、東京都の知事ともあろうものが外国に出張するのに飛行機はエコノミーやビジネス、ホテルは一般の部屋をとれとでも言いたいのだろうか。人間は自分のおかれている状況を基準に考える。自分はこうだからあいつはぜいたくだ、というのはやっかみというものだ。ケチ論にいたってはそのような人間はヤマといる。非難している彼らだってそんなに鷹揚なものか。

そしてお姉さんか誰かの「要一(舛添氏)はいつかこうなるかと思っていた。」など言う話まで取り上げ記事にしている。・・・・記事にしているということはマスコミが飯の種にしているということだ。

一方で「しかし舛添さんはやめないだろう。なぜなら自民党にこれに代わるタマが当面いない。」などともささやかれる。

私はこの事件はマスコミによる「舛添いじめ」のような気がしてならない。

確かに派手にやりすぎたし、ケチでもあったのであろう。

しかし法に触れるかというとそういうことではないらしい。なぜなら政治活動に必要な範囲がはっきり定められていないからとか。

結局人間は「自分のことは棚に上げて」騒ぎ立てるものだ、と感じている。

都議会でヤジを飛ばす都議会議員、彼らだって議員として活動のわりに民間では考えられぬ報酬と特権を得ている。マスコミだって同じだ。一般人をしり目に悠遊と取材に動く。傑作だったのは都議会ではネット記者は議長裁量でマスコミとして扱ってもらえない、一般と同じ扱いになるのだそうだ。それを石器時代並みの扱いなど怒っている記事であった。一つの基準であり当たり前ではないか、努力しろ、と一般人の私は言いたくなるのだ。

こんな記事もあった。安倍首相のこれまでの出張を調べたところ、40回について80億円以上とか。しかしこの記事は安倍さん個人に掛かったものか。ゆくにはたくさんのお供を連れてゆく、そちらも一緒に入れているのではないか、など数字だけが独り歩きしているようで同調できぬ。しかしまたこう書きたてることでマスコミは飯を食っているのであろうか。・・・・新聞記者などならなくてよかった!!

我々は一般人である。そんな非難をする前にまずは議員の給料を下げろ、調査費なんてわけのわからない支払いはやめろ、と言いたくなる。議員が数々の特権と報酬を得られるものだから、一般人を選挙の時だけだまして、私利私欲だけで議員になろうとするものがいかに多いことか。マスコミだって報道をするというだけでなんと多くの特権を得ていることか。記者クラブなんて一般人にも開放しろ、と言いたくなるのは私だけだろうか。

私は舛添さんは好きではない。ずいぶん女性にだらしないように感じるし、冷たい。人間性を疑いたくなる。しかしだからと言ってこうした一つ一つを見れば大したことはないことを積み上げて、ある人間を袋叩きにするやり方は気に入らない。ある記事に合った言葉・・・・100%正しく覚えているわけではないが「アメリカ人は法と金で世の中を動かす。中国人はお上の権力で動かす。日本人は気で動かす。」信条として気で動かしたくなる気分はわからなくないが危険である、ともいえる。「村八分思想」の延長ともいえようか。

「タマがいないからやめない論」は別にして舛添さんはやめるべきではない。むしろ「法のどこに触れるのだ!」と居直るくらいでもいいような気がする。パラリンピックなどに彼がどれだけ貢献できるかわからぬが、そちらに勢力を注いでもらいたい、と思うのはおかしいか。

 

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