1479「東京都知事に小池ゆりこ氏」(731()晴れ)

 

東京都知事に小池ゆりこ氏。

他候補に大差をつけての当選であった。無党派層の支持は予想されたとおりだが、自民党支持者の中でも小池氏が増田氏より支持が多かったとは驚きであった。

「美人は得だなあ。」

彼女のようなタイプは私自身好きだ。整った顔、理知的で頭がいい、それでいて態度では人をたてることを知っている様子。だらしなさを一切感じさせない。

自民党の推薦を得られなかった。しかし報道から推察する限り、自民党に分が悪い

「立候補に名乗りを上げるときに根回しをしなかった。つまり挨拶に来なかったことが気に入らぬ。そこはまだいいとしても「結局、女にトップを奪われるなんて気に入らぬ、というオジンの感情論ではないか、と書いた記事があった。ところがこれが案外本質かもしれないと思うような選挙中の石原親子等の発言「大年増の厚化粧女」・・・・鳥越氏は「病み上がり」と言われて「差別発言、訴える。」と怒ったそうだが、それに比べてずっとひどいように思う。

初めての女性知事の誕生である。日本は女性の社会進出が遅れているという。そこで国家も会社も女性を登用して格好をつけようとしている。しかし今まで多くはお飾り的な役職があてられたように思う。知事もそうだ。所が小池氏の場合、知事としては全国で7人目だそうだが、東京都ともなれば格が違う。奇しくも安倍内閣が次の改造で稲田氏を重要ポストで処遇したいという報道と呼応するようにも感じる。女性が総大将、悪くないではないか。女性は基本的には平和主義者。全体が丸く収まるようにも思う。メルケル首相に朴大統領・・・・・・。

Wikipediaをまとめると、小池氏はアラビア語が国際連合の公用語に加わることを知り、関西学院大学を中退、エジプトカイロ大学でアラビア語をマスター、通訳にまでなった。ピラミッドの上でお茶をたてたこともある。そして日本に戻りニュースキャスター。・・・・経歴を見れば非常に好奇心旺盛な人に見える。

92年政界入り。日本新党、小沢一郎の自由党等をへて自由民主党に入党。環境大臣や防衛大臣を務める。2008年の自民党総裁選挙に「霞が関をぶっ壊す」のスローガンを掲げて立候補したが敗れる。そして2009年の総裁選挙では谷垣氏支持に回る。この辺から主流から少し距離を置くようになったのかもしれぬ。・・・・しかし東京都知事として考えれば、あまり主義主張に固執することのないリベラリストの方が向いているように思う。

今度の都知事選挙、振り返れば鳥越氏は最初から墓穴を掘ってしまった、と言えないか。

基礎的な数字の誤りなど、勉強不足を露呈し、しかも自身の過去を顧みることなく週刊誌に書かれた記事に選挙妨害と怒る。友人の一人は「あの人は人柄が悪い」と言ったが、私も当たっているように感じる。争点の一つに憲法問題や原発問題を持ち出すセンスもおかしい。やはり喫緊の課題である子育て問題、少子化対策、東京オリンピックなどであるべきだった。

さらに年齢。彼は76歳、アメリカではクリントン氏68歳、トランプ氏70歳だがサンダース氏は74歳とも聞いた。それに比べればいけなくはない?しかし鳥越氏は癌手術4度ということといろいろな仕草が年を感じさせた。

結局、小池氏と増田氏の争いになる。増田氏は岩手県知事時代の行動、総務大臣のころの発言等考えれば問題はあるが、行政経験はあり、悪い人ではないように見えた。しかし小池氏との比較で考えれば、東京オリンピックへの対応等を考えれば華やかさにおいて劣るのかもしれない。東京都議会との対応で考えればうまくはやるだろう。しかしそれは決して問題の多い都議会のやり方の改善にはつながらないだろう。小池氏のようにできぬかもしれぬが「冒頭解散!」と対決する方が何かが進むとも感じる。それらのごく常識的な見方が上述の結果につながったのではないか。

民主主義が浸透し、個人個人が自分の立場で考えて投票する時代。

これは逆に言えば、政党が動員をかけても、マスコミが騒いでも個人個人は自分の思いで判断することを意味する。海の向こうではBREXITが成立してしまったし、アメリカではトランプ氏が人気を得てしまった。いづれも権力者の思い通りにはゆかぬ典型。

しかしそういう自分たちの考えと異なる民意が示された場合、柔軟に対応して行ける・・・・ここが重要なところなのだが、自民党にはそれがあると感じる。自民党は選挙中は除名だ、除名だと騒いでいたがまさしく小池氏が当選あいさつで指摘したように「都民第一で考え」て、小池都政を円滑に進めてもらいものと思う。期待したい。

追記(85) もう一度美人は得だなあ、と思う。自民党とあんなに対立したのに、新都知事が下手に出て挨拶に行けば首相も鼻の下を長くしたかどうかは知らないけれど、政治的背景もあり「一本取られましたね。」と笑顔。新任の二階堂自民党幹事長も「撃ち方、やめ!」の指令。これが法的には正しくても舛添さんだったら大変だった・・・・。

 

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