1483「戦争をなくすには・・・・。」(8月15日(月)晴れ)
終戦記念日。尖閣諸島に公船とともに中国漁船が現れた。国際司法で南シナ海で中国の主権が認められないことになった、韓国にサードが配備されることになったなど、はたから見れば中国の外交面における敗北が目につく。そのうえ国内景気がさえない。権力争いが激しい中で、習近平の立場も危うくなりかねない。そのはけ口として東シナ海に目を向けたのだろうか。
ところが民兵を乗せて派遣した漁船の一隻が航行中のギリシャ船とぶつかってひっくり返ってしまった。それを日本の海上保安庁が助け、中国側に通知した。私の友人の一人は助ける場合ではなかったと思うが君はどう思う、とメールを送ってきた。私は助けるのが当然だ、と打ち返したところ、
友人は普通で考えればそうだが、逆だったらどうか、日本人は助けてもらえるかと言ってきた。実際のところどうなるだろう。
当初、中国政府は反応しなかった。自国民にも伝えなかった。しかし現代はインターネットが普及し、日本の情報も入るから、中国国内のネットでおかしいと騒がれた様子。ようやく謝意を表した。それから漁船出没は少し下火になったようだ。
CCTVを聞いている。国家の方針に沿って運営されているTVだからこちらから見ると嫌になる番組も多い。日本を徹底的に悪者に仕立てた戦争映画、最近では上述の問題等の一方的な主張の繰り返はその典型だ。しかし一方で歌も娯楽番組、日常を扱ったTVドラマも多い。医術の進展や国宝の由来の歴史紹介、などもある。彼らにしてみれば、中国の活躍も見せたいし、人々が気が付かぬ良い点も紹介したい。視聴者としてもそんなところにも目を向けていると、中国が少しづつ身近なものになってくる。発想の仕方は日本人と似ているとも感じる。
アフリカタンザニア。黒人労働者が「中国人が来ると資源を収奪し、利益は自国でとってしまうだけでろくなことはない。」と語る様子が映し出されていてびっくりした。しかしすぐにCCTVであるから「しかしこれは昔の話。中国人が指導して鉱山が開発され、雇用が確保された、都市も近代化されている、そして今では現地の人は感謝している。」とする。確かに映像では中国人の指導のもとアフリカ人が鉱山で懸命に働いている。さらに「中国人は宗教等を押し付けない、これこそが真のパートナーシップだ、」など言うアフリカ人の様子を映し出している。
「遠方の家」という放送が好きだ。中国は広い。そしてアメリカと違うところは人が多いから、どこに行っても人々の生活がある。モンゴルなど辺境の地を訪ねて人々とふれあい、その実態を報告している。道路なども整備されているが、まだ田舎の良さが残されている。最近中国側の記事に「中国は日本ほどではないが、まだ世界の中では安全な国だ。」と主張する記事が出ていた。そういう側面も多いとのかもしれない。
長い歴史を考えれば、日本は中国の影響下にあり、学び続けてきたことを否定する気にはならぬ。明治になって英語が入ってきて、日本語をどうしようか、という議論がったとき日本は結局漢字表記を選択した。言い換えれば日本の伝統は捨てられぬというところか。戦後日本流は嫌いだと、文字に意味のないハングルを採用した韓国とは大違いだ。これから世界の日本を目指すが一方で漢字文化圏の国というところは忘れたくない。
「終戦記念日」・・・・戦争をなくしたいから、率先して軍隊を放棄してよいか。本当はそう考えたい。しかし世界の情勢を眺めればそうもゆかない。
日本は極東の小国である、という思いは忘れてはいけない、と思う。なくしたい戦争とはどこの国との戦争なのか。地球の裏側に近い国の戦争もなくなってほしいけれど、まずは近くの国。
北朝鮮は論外である。とても平和を愛する国とは信じがたい。有事に対して供えるのは当然だ。しかし失礼ながら小国。
日本の真の問題は中国、と主張する者がいる。軍事論においてはその通りであると思う。中國と戦争になればおそらく負けるであろう。それゆえにあの国を怒らせないことが大切だ、と主張している記事もあった。中国は平和を本当に愛しているのか・・・・基本的にはそうであろう。少なくとも国民ベースでは・・・・。しかし現実をよく見る国である。しかし国家としては自国の軍隊を強くして、二度と他国に侵略させないようにすると同時にそれを武器に他国に自分の主張を押し付ける国のように映る。南シナ海では九段線を持ち出し、東シナ海では大陸棚理論を持ち出す。両方合わせれば要するに相手国近傍まで中国の海だ、と主張しているではないか。
ただそんな中国に日本はこびへつらう必要はない。日本は日本だと主張するために自衛隊も米軍も必要だ。しかし中国の良い点も評価するべきで、日本は日本としての王道を行くべきだ。
アフリカの開発は日本は中国とは対決することになるが、一方で協力してアフリカの良いように取り計らうことも大切ではないか。いつの日か中国と日本が共同でどこやらの国の鉄道事業や原子力発電所の設置を行うときが来るかもしれぬ。
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