1489「敬老会で歌を聞きに行く」(96()晴れ)

 

ガールフレンドのAさんは私が「杉並区の招待でクラシックを聞きにゆく。」と言ったらびっくりした顔。このド演歌も歌えぬあなたが何なのよ。事情を知ると「私のところには招待状がこない。」と不満顔。大丈夫、再来年になれば君にもゆきますよ。年齢ですから。

平成28年度杉並区敬老会が開かれ、5月で後期高齢者入りした私も参加できた。

敬老会は昭和25年にスタートしたそうで今年で67回。

人口56万人の杉並区、後期高齢者は何人いるのだろう。招待状は全員に配るらしい。とにかく数が多いことは確か。ちなみに女性の方が男性より10000人以上多いとのこと。

杉並公会堂のホールはせいぜい500人も入ればいっぱい。

ただできれいな音楽が聴けるとなれば行きたいのは人情。何回に分けているのか知らぬが満員。座れるが席の選択はできぬほどのこみようであった。知っている人が来ていないかと探した。ラジオ体操で一緒のbさんがいたから声だけかけた。

式典と称し、杉並区長の少し長い演説があったあと、早速第二部の演奏会。

名寄市文化交流ゲストのピアノ演奏。

音楽全然だめの私は「エリーゼのために」のメロデイを思い出したくらい・・・・。

名寄市は旭川から北へ70キロのところにあり、平成18年、旧風連町が隣町の名寄市と合併してできた。人口26000人余り。農業を基幹産業とし、米・もち米のほか、アスパラ・じゃがいも・かぼちゃなどの農産物が特産とか。杉並区は旧風連町、今の名寄市と平成元年以来交流自治体協定を結んでいるという。

次いで日本フィルハーモニー交響楽団の演奏。

田中麻里さんというこちらもきれいな女性のソプラノ独唱。

「この道」「夜明けの歌」「ある晴れた日に」

体全体を歌っており、高音がきれいだ。

東京音楽大を出た後、パリなどで活躍、多くの賞など取っているらしい。

次いで弦楽演奏

「アイネクライネナハトムジーク」、ヴィヴァルデイの「四季」より、昼下がりの情事の主題歌「魅惑のワルツ」、モンテイの「チャルデイッシュ」

最後にあの田中麻里が出てきて皆さんと一緒に。

「ふるさと」「赤とんぼ」

我々世代のものが集まって、みんなが知っている歌となると、どうもこの2曲になるらしい。会社のOB会でもよく歌われる。さすがにこの歌は私も知っているから声を出してうたったら隣のばあさんがびっくりした様子、そのうち合わせてきた。そして最後に

「楽しかった。今日は命の洗濯ができました。」とつぶやく。

2部は1時間で終了、階下に降りると次の時間の入場者がもう列を作っていた。

渡されたパンフレットには杉並区の行う老人向けサービスや注意事項などが満載。

振り込め詐欺対策、訪問販売対策、自転車など交通事故対策

地域包括支援センターとしてケア24というのがあるそうだ。杉並区の保護福祉、介護予防、生活支援などいろいろアドバイスしてくれるらしい。

さらに高齢者在宅サービスの案内。いっときお助けサービス、訪問理美容サービス、寝具洗濯乾燥サービス、俳諧高齢者探索システム、認知症高齢者安らぎサービス、見守り配食サービス、緊急ショートステイ、緊急通報システム・・・・・・。

いろいろあること。もうこういうものに関心を持たなければならなくなったかと嘆息する。

夜、冒頭のAさんといつものように食事、そのあとカラオケ。

田中麻里さんみたいに歌えないかと「夜明けの歌」に挑戦。

結構いい点が出たがAさんは「やっぱり何か違う。」どうも気に入らぬ!

しかしこれだけ楽しめるうちは幸せというべきか。

追記 7日。荻窪に出て昼飯を食べようとしてびっくりした。どこも満席。しかたなく高校時代の友人a君と時々往く中華そばやに行くと、隣のおばさん連れから声を掛けられた。こちらもラジオ体操界のおばさんたち。敬老会は今日も延々と続いているらしい。

 

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