1494「後期高齢者南アフリカを行く」(10月3日(月)曇り時々雨)
旅行会社はアフリカ大陸の観光は、かってはケニア、エジプトを勧め、今はモロッコ、南アフリカを勧めるそうである。安全性、客の満足度など考慮した上の話であろう。
私はすでに南アフリカを除いてみな行っている。南アフリカ・・・・あの喜望峰をぜひ見てみたいと思っていた。同行のa君は高校同期、彼は「世界三大瀑布のヴィクトリアの滝をみてみたい。これで三つ征服だ。」と言っていた。利害が一致し、男二人の弥次喜多道中。9月22日から10月1日までクラブツーリズムの団体旅行に参加して南アフリカ、ジンバブエ。ボツアナ、ザンビアなどを旅行してきた。
ザンベジ川はアフリカ南部を流れ、インド洋にそそぐ全長2750kmの河川、アフリカではナイル川、コンゴ川、ニジェール川に続く第4番目の河。途中にヴィクトリア滝などを含む。ヴィクトリア滝の少し手前でチョベ川が合流する。
今は乾季中の乾季なのだそうである。そのため動物は水を求めて動きを活発化しているとガイド。最初にザンベジ川クルーズ。川風に吹かれながらゆっくりと船が進む。アフリカ鴨、鷺らしい鳥の一種、更にワニなど見えたがそのうち「カバが見える」続いて「象だ」の声。カバは頭上半分だけだし、ときどき大きく口を開けるが、すぐに水の中にもぐるから写真が撮りにくい。象は最初は草むらに一頭、わずかばかり見えたがそのうち全身が見え、さらに1頭、2頭増え、みな大満足。そして真っ赤な夕日が沈むころ再び「象だ、象が泳ぎだした!」の声。象は全部で七頭。ゆっくりと水につかりはじめ、対岸に泳ぎだす様子。象は川の中州にいたらしい。象の泳ぎ方はやっぱり犬かき(象かき?)で泳ぐらしい。「象が泳ぐのを見られるのは珍しい!」とガイド。
翌日チョベ国立公園。この公園の北側をチョベ川が流れており、ゲームサファリは川沿いのでこぼこ道を9人乗りジープで行く。川の中州に象や鹿の類、野鳥類、イボイノシシ、時にキリンなどが次々に現れる。そんな時であった。山側から象が数頭、どんどん近づいてくる。恐怖を感じる。鼻と耳をぶらぶらさせながら悠然と・・・・。しかし運転手は動かぬ。象たちは車の前、後ろを通過して川の方へ向かっていった。
その更に翌日ヴィクトリア滝の朝日観賞。喫茶店のテラスの目の前に深い峡谷が広がっている。「滝はどこですか。」とガイドに聞くと何をいまさら聞くのか、という表情。滝は水が流れていなければ単なる崖であることに気が付く。しかし滝を見られぬなら今回は旅行会社に騙されたか、というとそうでもない。
滝見物。滝はジンバブエ側から3分の2、ザンビア川から3分の1くらい見ることができる。
ジンバブエ側:現地ガイドの男リズウエは、この国で初めての日本語ガイドを目指しているということで結構上手であった。13番以降のポイントは水が全然ないということで、そこから手前を1番に逆回り。旅行に来る前にガイドに電話で「雨合羽はいるか。靴は濡れてしまうから替えがいるか。」など聞いたが「その必要はない」との答えで会ったことを思い出す。ピクニック気分でルンルン。それでも9番前後は遊歩道を水しぶきが多い、カメラをバッグに隠す。滝もその辺では幅広く、大きくなっていた。「見物するにはこの方がよいかもしれぬ。」との声も。木陰の散策、滝見物を繰り返し、1時半くらいにようやく1番のリヴィングストン像前。写真に次々収めた。
ザンビア側:参加者の一人がザンビア人から「みな、ザンビアに入国してもすぐにジンバブエに抜けてしまう。残念だ。」と聞いたと言っていた。しかし事情は分かる気がする。大きな滝が2か所にジンバブエとは別のリヴィングストン像。彼は人々に宗教という生きる目的を与えたこと、奴隷貿易に反対したこと、それまで無名であったこの滝を世界に広めたことで称えられていると言う。バブーンがずいぶん多い、一人が飴を取られたらしい。滝に水が少なくちょっと物足りないが、目を閉じて向こうの滝が水でおおわれていることを想起せよ!…無理かなア。釣り橋を渡って、向こうに出ると間もなく国境の谷。
喜望峰を我々は子供のころからの教育でアフリカ最南端の地と考えていないだろうか。
「1488
年ポルトガルのバーソロミュー=ディアスが発見、嵐の岬と命名したが、のち喜望峰と 改称。1497年バスコ=ダ=ガマが初めてここを回って、インドに達した。」しかし正確には一番西南端にあるということで、一番南にあり、大西洋とインド洋が同時に見られるのはここからさらに東南東へ約150km離れているアガラス岬。それはともかく、海辺に「Cape of Good Hope」とある看板。私も含めた観光客はここで写真を撮ってヴァスコダガマ気分。
しかし、香港経由でヨハネスブルグまで20時間、それにそこからケープタウンとリヴィングストンに往復、結構きつい旅である。これが最後の長旅になるかもしれないと思った。参加者は老夫婦や独り住まいの老人が多いが、その中で今年で後期高齢者の我々は最年長・・・・。みなさんも冥土の土産にいかが・・・・・・。
註 ご意見をお待ちしています。
e-mail address agatha@ivory.plala.or.jp
ホームページ http://www4.plala.or.jp/agatha/